近未来軍事アクション漫画「日米中激突! 南沙戦争」並木書房

著者の経歴は、本書にあるように、元陸自1佐で、化学防護隊長も務めた化学戦のエキスパートです。退官後もその知見を活かした仕事に就く傍ら、大学時代に専念した漫画を再び描き始めて完成したのが本書です。これまでに『ブラックプリンセス魔鬼』『日の丸父さん』という電子書籍は出していますが、書籍として刊行するのは本書が初めてです。

舞台は今から数年後の2023年の南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島にあるマールボーロ礁。日米共同開発の無人攻撃型潜水艦を試験していたアメリカのミサイル駆逐艦が、中国人民解放軍の新型対艦ミサイルによって撃沈され、一部の者は解放軍に救助され本国に戻されますが、潜水艦関係者たちは、スパイ容疑でアメリカに身柄を拘束されている解放軍大佐との交換を条件にされます。

しかし、この要求に激怒したアメリカ大統領は特殊部隊を使って彼らを奪還することを決断。日本軍の特殊部隊所属中尉をはじめとする米軍特殊部隊の精鋭は、彼らが捉えられている島に潜入しますが、解放軍の思わぬ反撃にあい絶体絶命となります。

彼らを救出せんとする米軍とそれを阻止しようとする解放軍との間で、最新の軍事技術を駆使して南沙諸島で激烈な攻防戦を繰り広げます。実在するあるいは現在開発中の最新兵器(AI技術、ロボット技術、高速精密誘導技術、電子戦技術、サイバー戦技術、レールガン、レーザーガン、EMP/HMP爆弾)が、陸海空に展開する近未来軍事アクションです。

 


日米中激突! 南沙戦争

単行本: 263ページ
作者:石原ヒロアキ
出版社: 並木書房 (2018/9/10)
言語: 日本語

 

石原ヒロアキはペンネーム。

(作者経歴)
自衛隊の主な経歴
職種:化学
昭和57年3月陸上自衛隊幹部候補生学校
第4師団化学防護小隊長
第12師団司令部化学幹部
平成5~6年幹部学校技術高級課程
平成6~8年陸上自衛隊化学学校教官
平成8~11年陸幕化学室
平成11~14年内閣府遺棄化学兵器処理担当室
平成14~17年第7化学防護隊長
平成17~18年第101化学防護隊長
平成20~23年装備実験隊第1実験科長
平成24~26年補給統制本部化学部長
・地下鉄サリン事件、福島第1原発で災害派遣に出動。
・内閣府出向当時、中国へ遺棄化学兵器の調査等で20回以上出張。ロシア国境、北朝鮮国境含む中国各地を回る。
・化学剤検知器等の化学器材の調査、化学部隊の研修、研究機関の研修等で、アメリカ、イギリス、ドイツ、ベルギー、オランダ、オーストラリアなどの部隊、研究機関、軍事産業を訪問。10回以上海外出張を経験。
その他
昭和56年第14回赤塚賞準入選。
第1種放射線取扱主任者の資格を有する。