『青の翼 ブルーインパルス』 東京の空に五輪を描いた男たち──


「翼」シリーズ最新刊!
『青の翼 ブルーインパルス』
東京の空に五輪を描いた男たち──

小峯隆生[著]柿谷哲也・今村義幸[撮影]
四六判316ページ(内カラー口絵8ページ)定価1870円税込

「五輪がつながるよう何百回もぐるぐる回って練習しました」(3番機・鬼塚1尉)。「バックミラーで黄色のスモークを確認して、『よし!』と思いました」(6番機・眞鍋1尉)──2021年夏、6機のブルーインパルスがカラースモークで五輪を描き、新型コロナとの戦いに疲れた日本人の心に大きな希望を与えてくれた。オリンピック史上、二度も大空に五輪を描いて見せたのは世界でブルーインパルスだけである。だが、そこに至る道のりは平坦ではなかった……。OB隊員、整備員、現役パイロットらの証言をもとに、その苦難と栄光の歴史を再現する!

 

 

目 次

第1章 ブルーインパルスの基礎知識
第2章 青の軌跡
第3章「シン」さんのブルーインパルス
第4章〝9年ジンクス〟を打ち破れ
第5章 試練を乗り越えて
第6章〝オールラウンドプレーヤー〟
第7章〝五輪飛行〟2021年夏
第8章 整備小隊の東京五輪
第9章 B編隊の〝五輪飛行〟

小峯隆生(こみね・たかお)
1959年神戸市生まれ。2001年9月から週刊「プレイボーイ」の軍事班記者として活動。軍事技術、軍事史に精通し、各国特殊部隊の徹底的な研究をしている。著書は『新軍事学入門』(飛鳥新社)『蘇る翼 F-2B─津波被災からの復活』『永遠の翼F-4ファントム』『鷲の翼F-15戦闘機』(並木書房)ほか多数。日本映画監督協会会員。日本推理作家協会会員。元同志社大学嘱託講師、筑波大学非常勤講師。

柿谷哲也(かきたに・てつや)
1966年横浜市生まれ。1990年から航空機使用事業で航空写真担当。1997年から各国軍を取材するフリーランスの写真記者・航空写真家。撮影飛行時間約3000時間。著書は『知られざる空母の秘密』(SBクリエイティブ)ほか多数。日本航空写真家協会会員。日本航空ジャーナリスト協会会員。

今村義幸(いまむら・よしゆき)
1964年東京都生まれ。2003年小松基地航空祭でブルーインパルスと出会う。2006年に応援サイト「ブルーインパルスファンネット」を開設、2013年より活動主体をSNSに移行し、主にFacebook(フォロワー数約43000人)で応援活動と情報発信を続ける。元第11飛行隊飛行班長吉田信也氏による非定期投稿【説明しよう!】が人気。2009年幻冬舎より小説『スカイクリア』を発表。航空自衛隊幹部学校後援会理事。防衛日報デジタル・コラボ記事ライター。