
ショットショー2017 in ラスベガス パート10
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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2017に行ってきた。
サンズエキスポコンベンションセンターで開催された実銃メーカーのブース展示を紹介しよう。
SFA | Kimber | X PRODUCTS | ZEV | Walther | MEGA Arms | PRIME Manufacturing | SilenserCo | Kriss USA | Daniel Defense | RADETEC | Accuracy International | Volquartsen Firearms | FALKOR DEFENSE | Kel-Tec | McMillan | Rock River Arms | UTG | BLACKHAWK! | DS Arms | LANTAC USA | UTAH Auto Ordnance | BRIGAND ARMS | Cobalt Kinetics | Barrett | ノーベルアームズ
Springfield Armory
アメリカの銃器メーカー Springfield Armory(SFA)。

1911 EMP。口径は9mm、.40S&W。

1911 EMP4 CONCEALED CARRY
CONTOUR。口径は9mm。

1911 TRP Operator。口径は.45ACP。

SFAのAR-15、SAINT。
ストックはBCM製。

グリップにCrimson Traceのワイヤレスコントロールライトグリップ、LinQが装着されていたものもあった。

レシーバー左面。

こちらにはOption ZeroのSurvivor Systemが装着されている。カリフォルニア銃規制仕様。グリップ底部のネジ1本抜けばストックが取り外せ、バッファチューブが現れる。カリフォルニア州内、あるいは州をまたいで銃を利用する場合はこのようなシステムが必要になる。
Kimber
アメリカの銃器メーカー、Kimber。

MICRO 9 BEL AIR。口径9mm。

MICRO AMETHYST。口径.380ACP。

ROSE GOLD ULTRA II。口径は.45ACP、9mm。

PRO COVERT。口径.45ACP。

CUSTOM CDP。口径.45ACP。

SUPER JAGARE。口径10mm。
X PRODUCTS
ドラムマガジンやカンキャノンで知られるカスタムパーツメーカー、X PRODUCTS。

X PRODUCTS創設者のNATHAN AKERS氏にド変態銃図鑑のハンコノヒトさんのイラストとCan Cannonを手にしてもらって記念撮影。感無量。ブーススタッフみんなも集まってきてイラストを見てウケていた。

X-15 Skeletonized 50 Round Drum Magazine。

X-9 50 Round Drum Magazine for 9MM。
ZEV
グロックのカスタムパーツメーカー、ZEV。

新しいデザインのカスタムスライド、SPARTAN。

スライド上部にドットサイトが搭載できる。

スライド上面。ZEV製のカスタムバレル。

マグウェルはPRO PLUS MAGWELLが装着されている。
Walther
ドイツの銃器メーカー、Walther。

CREED。口径9mm。装弾数16発、4インチバレル。

オーソドックスなスライド形状とフロント&リアサイト。価格が$399とリーズナブル。

Q5 MATCH。マッチガンの9mm拳銃。装弾数15発、5.6ポンドのトリガープル。

フロントサイトにはファイバーオプティクスが採用され、肉抜きされたスライド、スライド上にミニドットが搭載できるマウント有り。

PPQ 45。口径.45ACP、装弾数12発、4.25インチバレル。
MEGA Arms
AR系のカスタムパーツメーカー、MEGA Arms。

この人去年と比べると髭伸びたなぁ。308のコンプリートライフルを手に。

M-LOKに対応したWedge Lock Handguard .308用。

ボルトアクションライフル用のシャシシステム、ORIAS。こちらもM-LOKに対応した。
PRIME Manufacturing / SALIENT ARMS
PRIME Manufacturing傘下のSALIENT ARMS(SAI)。

SAI GRY - SBR。口径は5.56mmと.300BLK。

SAI GLOCK - 17 TIER ONE。グロック17のカスタムピストル。口径9mm。

Rose Gold Box Fluted Match Barrelが装着される。

SAI GLOCK - 19 TIER ONE。グロック19のカスタムピストル。口径9mm。

セレーションが手に食いつく。この色のバレル流行っているのかな?

SAI GLOCK 43 - TIER ONE。ぐはぁ、カッコいい!!。これはガスブロでほしいぞ。

9mm口径のグロック43がベース。ちなみにMSRPは$2,625。

ブラックカラーのマッチグレードバレル。ゴールドバレルもあるけど、これも渋い。

Arsenal Firearms USAのSTRYK B。

イタリアのArsenal Firearmsが作ったSTRIKE ONE PISTOLがベースになっているが、ほとんどは米国で刷新された新型ピストルと言える。

口径9mmのポリマーフレームオート。

リコイルスプリングには3つのバネを組み合わせている。その後の銀色の四角いパーツでバレルを固定して、バレルがティルトせずにショートリコイルする仕組みになっている。

Arsenalのロゴが入ったライフルの展示もあった。
SilenserCo
米国のサイレンサーメーカーSilenserCo。

そのSilenserCoが昨年発表して話題となったMAXIM 9。9mm口径のサイレンサー付オートマチック。

銃前方に大きなサイレンサーが標準装備される。エジェクションポートから後がスライドとなっていて、簡単にテイクダウンできる仕組み。

チャンバー上部にはTrijicon RMRドットサイトが搭載されていた。

フロントセクションとグリップフレームはポリマー製。サイレンサー底部にはキーモッドがあり、このモデルには対応レールが装着されている。

BLACKHAWK!のMAXIM 9専用ホルスター。

少し大きめだが、サイドアームにしてみたい。

1911に装着されたOsplayサイレンサー。独特の八角断面がカッコいい。
Kriss USA

独自のベクターVシステムを内蔵するサブマシンガンをリリースするKriss USA。

DMK22C-LVOA。DEFIANCEブランドの.22口径スポーツライフル。

VECTOR GEN II SDP ALPINE。ピストルタイプのVECTOR。口径は10mm。各種口径を発売している。

DMK22C ALPINE。口径.22LRのスポーツライフル。白い銃は冬山用? バイアスロン用?
それとも極地戦闘用?
Daniel Defense

米国の銃器メーカー、Daniel Defense。

DDM4 V7。MFR XS 15.0 (M-LOK) RAIL、16インチバレル。

マズルデバイスにはSUPERIOR SUPPRESSION DEVICE(1.875")が装着されている。
RADETEC

RADETEC USAのLRC(Lock Remort Control)という無線ガンロックシステム。左のリモコンで銃を物理的にロックし射撃訓練などでのアクシデントを防ぐ。

AR-15用も展示されていた。パソコンのソフトからでもコントロールできる。
Accuracy International

AX50 (上)。口径.50BMGのボルトアクションライフル。
Volquartsen Firearms
米国の銃器メーカー、Volquartsen Firearms。

SCORPION。口径.22LR、1911スタイルのグリップフレームにHOGUEのラバーグリップが付く。

カラーバリエーションがいくつかあってデザインもカッコいい。RugerのMark IVもそうだが、こういった.22ピストルはもっとトイガン化されてほしいな。
FALKOR DEFENSE

ひときわブースが派手だったのが、カスタムパーツメーカーのFALKOR DEFENSE。ドラゴンが吠えてる。

オリジナルのバレルブランド、DRACOSを組み込んだAR。

レシーバーはFALKORブランドでリリースしている。

OPTIMUS PDW STOCK。

バット部をくるりんと回転させて、根元のレバーでリリースすれば、このように小さく折り畳める。
Kel-Tec
アメリカの銃器メーカー、Kel-Tec。

RDB Survivor System。カリフォルニアの銃規制に対応したストック。口径5.56mm×45。

KSG-25。KSGショットガンの25発装填可能なコンペモデル。30インチバレル。

構えても長~い!!
McMillan

ライフルストックで有名なMcMillan。King of 2 Milesというロングレンジシューティングコンペ用の超特大ボルトアクションライフルが展示されていた。弾薬は.375 lethal magを使用する。
Rock River Arms

Rock River Arms LAR-15 Fred Eichler Series。ベントホールが動物の足型になっていて可愛い。

カーボンタイプもあった。これをまねて猫の肉球にニャといれたアルミハンドガードを和室さんが作っていたのを思い出した。
LEAPERS / UTG

実銃用光学照準器やハンドガード、ストックなどのアクセサリーパーツメーカーのLEAPERS。UTGブランドとしても知られる米国の企業。

実銃用のスコープが多くラインアップ。東京マルイのNEWイルミネーテッド・ショートズームスコープもUTG製だ。
BLACKHAWK!

BLACKHAWK!の新しいホルスター、OMNIVORE。

SHERPAでは人差し指でロックを解除していたが、誤射するシューターが多かったので、OMNIVOREでは親指でのロック解除になっている。
DS Arms

DS Arms SA58 OSW。FALをベースとしたカスタムガンで、口径7.62mm×51、13インチバレルと11インチバレルがある。DSA Fully Adjustable
Enhanced PARA Folding Stockが装着されている。
LANTAC USA

米カスタムパーツメーカー、LANTACのカスタムAR。ハンドガードはM-LOKに対応したSPADA-ML 6.75。マズルブレーキにBMDマズルブラストガードが装着されている。

Gemtechのサプレッサーが装着されたものがあった。
UTAH Auto Ordnance

UTAH Auto Ordnanceのハンドルドライブガトリングガン。AR15を並列に連結し、レシーバー部のハンドルを回せば毎分1000発ほどで2つの銃身から5.56mm弾を連射できる。マガジンはSurefireの100連が2本。
BRIGAND ARMS

BRIGAND ARMSのカーボンワイヤーを使用したハンドガード。レシーバーはMKP ARMS、グリップはNaroh ArmsのSkeletonized Billet Aluminum Grip。
Cobalt Kinetics Firearms

STEALTH。9インチバレルにCobalt linear muzzle deviceを装着。PDWストックとMid-Evil industriesのバーティカルフォアグリップ、360° VFGを装着。このフォアグリップ自由に角度が変えられる優れもの。

クリス・カイルのサイン入りモデル、Chris Kyle Tribute Signature Series。
Barrett

M240LWS。重量9.1kg、口径7.62 x 51mmのマシンガン。
LKCI / ノーベルアームズ

LKCIのブースにスコープやドットサイトを展示していたノーベルアームズ。日本の企業が世界市場に進出しているのをみると嬉しくなる。
まとめ
今年のショットショーはなんとなく、コルトやTroyなど、クラシックなモデルをリメイクする傾向があったような気がする。また昨年同様にM-LOK対応製品、9mmを撃てるARが増えている印象。ポリマーフレームオートやAR-15への参入はまだまだ続いているが、米陸軍制式採用がSIG P320に決定したこともあり、拳銃は少し流れが変わってくるかもしれない。
California Compliant対応のアサルトライフルストックが多く見られたのも今年の特徴。カリフォルニアの銃規制は捩れに捩れて無茶苦茶だ、という話も聞かれた。

SHOT SHOW会期中にワシントンDCでトランプ大統領の就任式があり、その模様は会場でも生中継された。共和党保守派ともつながりが強いNRAだけに今後の動向が気になる部分でもある。
トイガンとしてモデルアップしてほしいなと思ったのは、SilenserCoのMAXIM 9。海外製でリリースされているがVP9やグロック43なども国内メーカーでモデルアップしてほしい。VFCではすでにHK416A5もリリース予定だとか。進んでるなぁ。
セルフディフェンスピストルはコンパクトがゆえにガスブロで再現しづらいが、ハイクオリティなエアコッキングガンで発売されたらいくつか買っちゃうかも。
X-22や、Ruger MARK IVなどの.22ライフルやピストルも面白いと思う。B&TのUSWや、War SportのWS-9 PDW、Battle ArmsのBAD-PDWといった軽量&コンパクトな銃もサバゲー向きで人気が出そう。もちろんSIG P320(M17)は今後注目のガスブロになるだろう。
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