第52回 静岡ホビーショー 2013 東京マルイ新商品 パート1

第52回 静岡ホビーショー 2013 東京マルイ新商品 パート1

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2013年5月16日から19日まで静岡市のツインメッセ静岡にて開催された「2013 第52回 静岡ホビーショー」の東京マルイ新製品をレビュー。

GUN SOUND VSR-10 PRO HUNTER G
まず気になる新次元システムはGUN SOUND VSR-10 PRO HUNTER G
「史上初! 爆音」と銘打って登場した新次元システムの第1弾。
2.4Ghz帯の無線通信で射撃と同時に付属のイヤホンから迫力の実銃サンプリング音が楽しめるというもの。
発射音は4バリエーションでひとつはサイレンサー効果音となっている。 エアガン本体側にはLR44ボタン電池3つをセットし3万発の送信が可能。

トランシーバー型の受信機
トランシーバー型の受信機で音のバリエーションとボリュームを調節できる。写真は大型のヘッドフォンがコネクトされているがパッケージに同梱されるのはイヤホン。サウンドの送信距離は約4メートルで、単四電池三本で連続24時間受信可能。999台まで混信しないようになっている。


受信機がエアガン本体から信号を受信するとPLランプが点灯する。SELECTボタンで4つの音色を変更できる。右はパッケージに付属するイヤホンを受信機に接続した状態。

VSR-10 Gスペックがベース
本体はVSR-10 Gスペックがベース。レシーバーはダイキャストにシルバーメッキ、アウターバレルはシルバーアルマイト仕上げ。VSR-10リアルショックバージョンのユニットを内蔵。3-9倍×40のシルバーメッキされたプロズームスコープ、サイレンサーが付属。

3-9倍×40のシルバーメッキされたプロズームスコープ
全長950/1,135mm(サイレンサー付)、2,900g、装弾数30発。
カラーはブラックとウッドタイプの2種類。近日発売予定で予価49,800円(税別)。

サイドレール付ハリスタイプのバイポッドが付属。ハリスタイプってマルイ初だったりする。
オプションパーツとしての発売も予定しているとのこと。


またVSR-10以外にもM4カービンでの試作フルオートサウンドも体験できた。いずれ次世代電動ガンにも搭載を検討しているのかもしれない。コムタックあたりにつないで戦場のバーチャル体験なども雰囲気でそうだ。



ガスショットガンのM870タクティカル
続いてはガスショットガンのM870タクティカル。3発と6発の同時発射を切り替えられる。
全長954mm、重量2,680g、インナーバレル長260mm、装弾数は30発。

レシーバーは亜鉛ダイキャスト製
価格は34,800円(税別)。2013年夏発売。ガスブローバックではない。レシーバーは亜鉛ダイキャスト製、アウターバレルとチューブストック部分はアルミ製で剛性も高い。

マウントレール XSサイトのゴーストリングタイプのサイト
レシーバー上部にはマウントレールを装備。XSサイトのゴーストリングタイプのサイトシステム。リアサイトは回転させることで上下に調節でき、側面のネジで左右の調節ができる。実際にのぞいてみたが、とても狙いやすかった。

3発と6発の同時発射を切り替え可能
チャンバー部分で3発と6発の同時発射を切り替え可能。固定ホップアップでダブルパッキン構造になっており、6発同時発射時は3本のインナーバレルから2発づつ発射される仕組み。
ただちょっと残念なのがフォアエンドのストロークが実銃より少し短いこと。目いっぱい引いても写真の位置までしかフォアエンドが後退しない。

30発装填のショットシェル互換
弾は従来の30発装填のショットシェル互換。トリガーガード前のレバーを押すとカバーが開きそこへショットシェルを1つセットする。実銃はここへ複数のシェルを挿入していくのだが、マルイのショットガンは従来からこの1シェル方式を採用している。

ショットシェルの中このショットシェルの中には30発の6mmBB弾が装填される。よくこの小さい中に30発も弾が入るように設計したものだ。
1シェル30発なので3発同時発射ならば10回、6発ならば5回の射撃ができることになる。


ショットシェルのカラーは従来の赤に加え、今回ホワイトとグリーンの2色が発売となる。


ストック内に専用のダイキャスト製大型ガスタンクを装填する。1チャージで100回程度の発射が可能。今後ピストルグリップのカスタムが出た場合はグリップ内にタンクを仕込むとのこと。
このガスタンクも予価3,980円(税別)で発売予定。


バットストックの両側側面でロックされており、これを左右から押し込んでバット部を取り外す。
そこへガスタンクをガコッとセットする。

バットプレートはラバー製。
アウターバレルの肉厚はこれくらい。
ここからずいぶん奥まったところに3本のアルミ製のインナーバレルが見える。



フォアエンドとストックは実銃から採寸したとのことで細身なグリップの握り心地は最高だった。
できることならばストックを短く切り落としたタイプも欲しい。ピストルグリップタイプのバリエーションももちろん検討しているとのことだが、グリップとレシーバー接合部の強度やガス流路の関係もあって単純にパーツ単位での変更はできないとのことだった。しかしながらM870は様々なバリエーション、社外パーツも期待できるので今後の展開が楽しみだ。



このM870タクティカルは実際に試射もできた。フォアエンドの操作はエアコキよりはるかに軽く、メカニカルなジャキコンッという金属音が楽しめる。これぞショットガンの醍醐味。チャンバー部分のスイッチで簡単に3発と6発の同時発射を切り替えられる。ガスガンなのでリコイルはほとんどないが一度に複数のBB弾が発射されることでなかなかの迫力がある。
そしてショットガンの憧れ、トリガーを引きっぱなしにしてフォアエンドをポンプすることで素早い連射ができるラピッドファイア機能も備える。ただ6発時にラピッドファイアをしたところ給弾が追いつかないのか、6、4、3といった感じで発射されることがあった。スタッフに聞いたらこの辺は調整中だそうだ。

気になる初速は何人かのスタッフによって微妙に表現が異なったが、3発時で80m/s前後、6発時で60m/s台という感じだった。夏場なら3発時80m/s後半は出るかも、とも。

2013年夏発売ということだが、マルイの夏は涼しげな秋のことが多い。このあたりを聞いてみたら、ほぼ完成はしているのでホビーショーで問題が出なければ夏には無事発売できそうとのことだった。




続いてはガスグレネードランチャーのM320A1。27,800円(税別)で8月発売予定。


サイドスイング式のグレネードランチャー。


グリップ内にガスをリキッドチャージする。1回のチャージで25~35回発射可能。
トリガー前にあるリリースボタンを押すと40mmの太いアウターバレルが左サイドにゴキンとスイングする。これがまた金属音でいい音なのだ。
トリガーストロークはバルブを叩くためのノッカーを引くことになるので少々長くて重い。


スイングアウトしたアウターバレル内を除くと6本のアルミ製のインナーバレルがある。ここへ40mmカートをカションと放り込むのだ。うーん、たまらん。

カートリッジの装填アングル
カートリッジを装填すると自動的にバレルの角度が位置調整されて収まる。


グレネードカートリッジに18発のBB弾を装填し全弾同時発射する。ホップアップ機構はついておらず、山なりに飛び、20m先で2平方メートルに拡散するとのこと。最大飛距離は35mくらいだそう。カートリッジはプラ製で110gと軽いのでたくさんもっても装備が重くならないのが良い。

M433 HEDPグレネード弾を模したカートリッジ対軽装甲&対人効果のあるM433 HEDPグレネード弾を模したカートリッジ。モスカートのようにカート内にガスをチャージするのではなく、グリップ内からガスを導いて発射する仕組み。
この構造ならば暴発もなく安全に運用でき軽くて低価格。
カート内に52mm、本体側に80mmのアルミ製インナーバレルがあり、約130mmのバレル長ということになる。
ストックリリースレバー アンビタイプのセフティレシーバー上部のストックリリースレバーでストック長を5段階に伸縮可能。セフティは両側から操作できるアンビタイプ。

HK416DやSCARシリーズにも取り付けることができる
M320A1は単体でも使用できるが、ストックを取り外せばHK416DSCARシリーズにも取り付けることができる。

グレネードサイトシステム折り畳み式のグレネードサイトシステム。素材はガラス繊維入りの樹脂。
一番下のサイトで合わせれば10m、一番上で合わせると約40mを狙えるとのこと。



このM320A1もブース内のレンジで試射できた。バコッ!という結構大きめの音とともに18発のBB弾が発射されるのはかなりの迫力。これで30m飛ばせるんだったらサバイバルゲームでもかなり使えるウエポンになりそう。CQBで出合い頭にこれ食らったら凹むだろうなぁ...。
M870タクティカル、M320A1ともにぜひ会場で試射してもらいたい。パート2へ続く。

[パート1] [パート2]


2013/05/16

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2012 第52回 全日本模型ホビーショー 東京マルイ 新商品情報
2012 第51回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
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2011 第50回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
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2010 第49回 静岡ホビーショー 東京マルイ新商品情報
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