東京マルイフェスティバル4 東京マルイ新商品

東京マルイフェスティバル4 東京マルイ新商品

[パート1] [パート2]

2017年11月11日から11月12日まで東京都のベルサール秋葉原にて開催された「東京マルイフェスティバル4」の東京マルイ新製品をレビュー。

ベルサール秋葉原
今回の東京マルイフェスティバルの会場も東京秋葉原の電気街ど真ん中にあるベルサール秋葉原。
すでに開場前から長蛇の列。先頭の人は8時過ぎから並んでいたそう。

89式 5.56mm小銃 ガスブローバック

89式小銃のガスブローバック
なんといっても今回の目玉は89式 5.56mm小銃のガスブローバック!! 発売日は2018年の春予定で、価格はMWSの59,800円(税別)とそう変わらないとのこと。
全長916mm、重量 4,000g予定、インナーバレル長250mm予定。

レシーバー
実銃のレシーバーはスチールプレス製だが、電動ガン同様に亜鉛ダイキャスト製で作られている。アルミダイキャストも検討したそうだが、より実銃に近い重量にするために亜鉛素材をチョイスしたそう。
MADE IN JAPANとマルイの刻印は最終的にMWSと同様に打刻によりロアレシーバーに入るとのこと。

現行タイプの89Rの刻印
左側には現行タイプの89Rの刻印。もちろん3点バースト射撃も再現。なお、セレクターレバーの操作感は89式電動ガンに比べてかなり軽い。チャカチャカっと指で操作できるのは嬉しい。担当スタッフによるともう少し重くするかも、とのことだった。

実銃のレシーバー刻印
ちなみに実銃のレシーバー刻印。上が現行89R刻印、下が初期の89式5.56mm小銃刻印。

右面にもセレクターレバー
右面にもセレクターレバーがある。電動ガンではモールドだった留めピンはライブになった。この欠落を避けるために実銃ではゴムチューブなどを輪切りにしたものをハメてあるものをよく見かける。
またボルトキャッチもライブで機能し、ホールドオープン後、下側にスライドするとボルトリリースとなる。また、槓桿を引くことでボルトリリースすることも可能。

取付用の出っ張り
レシーバートップのマウントベース取付用の出っ張りは、電動ガンでは別パーツのネジ止めだったが、ガスブロではアッパーと一体成形されている。また形状は電動ガンとは異なり実銃と同じ形状になったとのことで、実銃用のカートキャッチャーなどのオプションが装着可能だそう。

マウントベース
したがってマウントベースは電動ガンとは互換性がなく、左右二分割式の専用オプションが同時発売予定。

ダストカバー
ダストカバーも実銃同様に稼働。このカバーはとくにリターンスプリングがあるわけではなく、手動で前後させる。

二脚
二脚(バイポッド)も付属。これは電動ガンと同じものだそう。

規整子
規整子はくるくる回せる。フロントサイトベースは亜鉛ダイキャスト製。

フラッシュサプレッサー
フラッシュサプレッサーはアルミ削り出し。ダブルナット方式での固定となっている。


リアサイトのダイヤルには白入れがされた。右のダイヤルで左右、左のダイヤルで上下を調整できる。


被筒(ハンドガード)は強度のあるスチールプレス製で、手に触れる部分は樹脂製の組み合わせ。


非常に高精度な作り。実銃同様、被筒止め軸を抜き、左右に分割して取り外せる。

ハンドガード
金属部分は塗装による仕上げ。


ハンドガードの裏側。まだ変わるかもとのことだったが、リベットとネジによる固定。

アウターバレル
アウターバレルはアルミ切削。実物内部は見たことがないが、ロングストローク・ガスピストン方式の89式のガスチューブをリアルに再現しているそう。

可変ホップの調節ダイヤル
アウターバレル根元の左側に可変ホップの調節ダイヤルがある。ボルトを取り出さないと調整できないM4 MWSに比べたらかなりホップ調整は楽だろう。

テイクダウン
分解手順も実銃通り。テイクダウンしてボルトキャリアを取り外す。槓桿(ボルトレバー)を分解時に引き抜く手順も実銃同様。

複座ばね軸を取り外す
複座ばね軸を取り外す。

保持金具、複座ばね軸、複座ばね
保持金具、複座ばね軸、複座ばね。

テイクダウン
テイクダウンして分解した状態。

内部パーツ類
内部パーツ類。ボルトキャリア形状もかなりリアルなのだとか。

ボルトキャリア
ボルトキャリアのロッキングラグも再現。

ボルトキャリア後方
ボルトキャリア後方。

ロッキングラグ
ボルトキャリア底部

ボルトの後退ストローク
ボルトの後退ストローク、ホールド位置は実銃より1cmほど前寄り。

ロッキングリセス
ロッキングリセスもリアルに再現されている。

ロアレシーバーの内部
ロアレシーバーの内部。丸いのがハンマー。その後の突起はメカニカル3点バーストのカム。

グリップ
グリップは電動ガンに比べると細身になっていて、ほぼ実銃と同じとのこと。わずかにレシーバー側が厚くなっているだけとのことだった。レシーバー厚はほんのわずか実銃よりは厚いだけという。

コンパートメントスペース
実銃同様にグリップ内にコンパートメントスペースがある。

ストック
ストックは電動ガンと共通パーツ。したがって今回のデモ機ではバットプレートが回転させられた。実銃は完全固定で、電動ガンではハンドリング時に引っかかってバットプレートがズレるのが嫌だという意見もあり、発売時には固定するかもしれないとのこと。

マガジン
マガジンはアルミダイキャスト製で装弾数は35発。M4 MWSと互換性がある。左面にのみ残弾確認孔のモールドがある。メタリックグレーの塗装仕上げ。M4同様に1チャージで2マガジン分は撃てるとのこと。またガスの燃費自体もMWSと変わらないとのことだ。

マガジン
マガジンリップは樹脂製。マガジンボトムにはガス注入バルブとマルイの刻印あり。

本イベント開催直前にネットで流布された官公庁向けカタログ写真があったが、あれはオクタゴンエアソフトの89式のものだろうとのことだった。なお、マルイは89式のガスブロをMWSの企画がスタートした頃、つまり2014年頃から次期長物候補として、開発をスタートさせていたとのことだった。

MTR16 ガスブローバック


ガスブロのオリジナルデザインAR、MTR16。MTRはMULTI TACTICAL RIFLE 16 INCHの略。
2018年発売予定、価格未定。


スリムで今どきの民間ARスタイル。

サイド2ポートコンプ
フラッシュハイダーはサイド2ポートコンプ。


まだ試作品ということで固定されていたが、左側はイラストで展示されていた。アンビのセレクター、ボルトキャッチ、マグリリース。


独特な形状のアンビのチャージングハンドル。またストック上面は穴抜き加工が施されている。

トリガー
ボルトフォアードアシストノブはオミットされており、実銃でもそうする場合があるそう。
トリガーはストレートタイプ、トリガーガードもカスタムパーツで、最新の流行を取り入れたAR。


ポートカバーは樹脂製のオリジナルデザイン。

ボルトリリースレバー
上がボルトキャッチレバー、下が大型のカスタムマグリリースボタン。

グリップ
グリップはより垂直に近いアングルのCQBグリップ。マガジンは20連タイプの新バージョンが装備されていた。

アルミ切削のM-LOK対応ハンドガード
アルミ切削のM-LOK対応ハンドガード。


ハンドガードは左右と下面の6か所のネジを取れば取り外すことができるとのことだった。

アウターバレルはシルバーカラー
アウターバレルはシルバーカラーとなっている。

スパイラルのフルート
ツイスト状のフルートが切られたアルミ切削のライトウェイトアウターバレル。バレルレングスは16インチ。いわゆる民間ARの長さ。

ガスブロック
小型のガスブロック、ガスチューブも再現。

ストックのボトムパーツ
ストックのボトムパーツは取り外しができ、前後を反対向きに装着するとバットプレートが反りの無い形状に変更できる"トランスフォーム・ストック"。

スコーピオン MOD.M

スコーピオン MOD.M
スコーピオン Vz61をモダナイズドカスタムした現代的なスタイルのコンパクト電動ガン、スコーピオン MOD.M。
Vz61のコンパクト電動ガンは2007年発売なので、なんと10年目のバリエーション展開。
全長337/565mm、重量1,300g予定(バッテリー無し)、インナーバレル長182mm。価格は未定、発売は2018年の1月か2月を予定している。

ストックは折り畳み式
ストックは折り畳み式で、折り畳んだ状態でも射撃可能。バット部はフォアグリップとして使える。また、ロングなストレートマガジンは装弾数260発予定。


レシーバートップ。レール内に溝があり、フロントサイトとリアサイトの照準ラインとなっている。

イジェクションポートからホップ調整
従来通りボルトハンドルを引いてレシーバートップのイジェクションポートからホップ調整。

グリップ底部
グリップ底部のふたを開けて内部にバッテリーをセットするのは従来通り。

EX変換アダプター
電ハン用の7.2V 500mAhニッケル水素バッテリーをEX変換アダプターに入れて使用する。

トリガーはゴールドカラー
トリガーはゴールドカラーのエッジの効いたデザイン。セレクターレバーのデザインも変更されている。
なお、ロアレシーバーは亜鉛ダイキャスト、アッパーは樹脂製となっている。

フラッシュハイダー
フラッシュハイダーはスパイクタイプ。インドアなどで使用する場合は逆向きに装着することもできるリバーシブルハイダー。またアウターバレルも窒化チタンをイメージしたゴールドカラーになっている。
ハンドガードの側面はM-LOK対応で各面にレールマウントを装着できる。

ハイダーをリバーシブルにした状態
ハイダーを反対向きにした状態(左)。アウターバレルはいつものM14逆ネジ仕様。

上下左右にレール
上下左右にレールが装備できるので様々なオプションが装着できる拡張性。そのコンパクトなボディと相まってCQBやインドアではかなり使い勝手良いウエポンとなるだろう。


フォールディングストックは折り畳み時にも確実に固定されるよう、ロック機構を有している。矢印はストックリリースボタン。


ストック側とハンドガード側の爪が噛み合ってロックする。バット部をフォアグリップとして握ってもグラつかない機構となっている。

基部上のリリースボタン
ストックを伸ばした状態から折りたたむ際は基部上のリリースボタンを押して折り畳む。

ゼンマイ給弾仕様
マガジンは260発(予定)のゼンマイ給弾仕様。

マガジンのフタ
マガジンのフタを開けてBB弾を流し込み、装填する。

パート2へ続く
[パート1] [パート2]

2017/11/11

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