ホビーショップいずも

ショットショーJAPAN 2017 春 ぶらり一人歩き

レポート:伊部 好乃輔

春と冬、年に二度開催される西日本最大のミリタリーイベント、SHOT SHOW JAPAN。今回も春の部が5月27(土)~28日(日)に大阪・心斎橋サンボウルで開催されました。そのSHOT SHOT JAPANをぶらりと散策してきましたのでレビューします。

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な、なんと驚きの新製品がショットショージャパンで初公開されました。
まず一つは、香港のOctagon Airsoftというメーカーから架空設定で航宙自衛隊制式小銃 SPACE BLASTER T2189という名称のGBB。二つ目はCAからM132マイクロガンです。

Octagon Airsoft 航宙自衛隊制式小銃 SPACE BLASTER T2189
Octagon Airsoft 航宙自衛隊制式小銃 SPACE BLASTER T2189
ご覧の通り89式小銃のGBBです。今回はサンプルで折曲銃床ですが、製品は固定銃床になるそうです。
価格は予価78,000円+税で9月発売予定とのこと。

ボルト
SPACE BLASTER T2189
ボルトもリアルな形状で再現されています。

トリガー周り
SPACE BLASTER T2189
トリガー周りも実物同様にトリガーブロックになっているようです。もちろん3バーストもできるそうです。

SPACE BLASTER T2189
SPACE BLASTER T2189
SPACE BLASTER T2189
SPACE BLASTER T2189
マガジンはオリジナルで他社と互換性はないとのこと。しかし、ここまで構造がリアルなのはGBBならでは。期待しちゃいますよね。

Classic Army M132マイクロガン
Classic Army M132マイクロガン
4銃身のガトリングガンで、バレルはアルミ製ですが、本体の大部分は樹脂製で重量は約4.5kgとかなり軽量です。価格は80,000円(税抜)で6月にはもう発売とのことです。

電動とガスのハイブリッド
このM132マイクロガンは電動とガスのハイブリッドです。向かって左側にフロンガスを缶ごと装填します。マルイの400gがジャストフィットだそうです。右にバッテリーを入れます。リポの11.1Vのミニタイプが推奨だそうです。モーターでバレルを回転させ、発射はガスだそうです。

バレルの中心部がマガジン
バレルの中心部がマガジンとなっています。装弾数は約2,200発になります。

M132のデモンストレーションを動画でどうぞ。


LayLax
LayLax
発売が延びていたKRISS VECTORが6月下旬から7月上旬あたりにようやく発売になるようです。

KEYMODレイルハンドガード
VECTOR用のアルミ削り出し
早くもLayLaxからVECTOR用のアルミ削り出しのKEYMODレイルハンドガードが参考展示されていました。VECTORに装着されているのが、Sで、さらにM、Lサイズを用意していました。全てが発売されるかはまだわからないとのことです。

アームド マガジン クリップ
P-90のマガジン用の連結クリップであるアームド マガジン クリップが3,800円(税抜)で間もなく発売予定です。

9本連結
通常はマガジン2本連結でタクティカルロードをするものですが、悪ノリで9本連結して1周させてみました(笑)。重いし、握りにくいです。

SOMETHING TACTICAL
SOMETHING TACTICAL
電磁ガンで以前紹介したイタリアのBOというメーカーからタクティカルショットガンのFABARM STF12のエアコッキングガンが会場で発表されました。
上が11インチコンパクト、下がショートです。他に18インチモデルがあります。
レシーバーはABSでシェル型マガジンによる3発同時発射メカとなっています。
カラーもブラックとFDEの2色で展開、価格は19,000円(税抜)前後で今年の夏〜秋に発売予定とのことです。


フランスのB-Fabから、この秋発売予定のトリガーガードとトリガーをロックするホルスターです(まだ名称はないそうです)。
3Dプリンターで整形し、MK23、FN 5-7、FNX用が展示されていました。価格は未定です。


MOLLEなどに装着し、トリガーガード内をしっかりロックします。ロック解除はレバーを前に押しますが、素早く抜くためというより、ハンドガンを携帯するためのものです。


コンパクトで人気があるHOGWARDS G42用の3Dプリンターで製作したスライドを参考展示。夏発売予定で、価格未定です。

AR 9mm SMG
今回、G&Gが合同でブースを出しており、最新作のARP 9が展示されていました。ロアフレームのハウジングを9mm×19弾サイズにし、ロングマガジンを装備したコンパクトモデルです。ETU & MOSFETを搭載し、フルと3連バーストの切り替えが可能な他、レスポンスも向上しています。
7月発売予定で価格未定です。


東京マルイ
先日の静岡ホビーショーで展示されていました新製品を大阪に持って来ていました。しかし残念ながら価格、発売日など新情報はありませんでした。


東京マルイオリジナル電動ショットガンSGR-12。大阪では初の展示で、来場者が手にとって、空撃ちも体験できました。



SGR-12のバイオハザード限定商品のトールハンマー、M4A1カービンGBBとも価格、発売日などの新情報はありませんでした。


デトニクス.45シルバーモデルは5月26日(金)に発売されました。


東京マルイのオリジナルグッズとして、フロンガスの缶に貼る「俺缶ステッカー」が900円で会場先行発売です。スモークグレネード柄、カモフラ柄、マルイ製品柄他、バイオハザードモデルもありました。缶に貼るだけでなく、シート状態でマウスパッドにもなるとのことです。


東京マルイとニパ子のコラボ企画として「P-285」が特別展示されていました。
残念ながら発売されることはないようです。


FOURSTAR
WEからプラスチックフレームのモーゼルが次期発売モデルとして展示されていました。木ストはフェイクウッドで実同様、ホルスターにもなります。


こちらもプラ製スライドを搭載したARMORER WORKSのHi-Capa 5.1 Bazor Cat Typeが展示されていました。


KING ARMSからMDT TAC21とMDT LSSのガスボルトアクションが販売されていました。MDT社がREMINNTONN M700系のメカとM4系のグリップ、ストックを採用した使い勝手、精度ともに優れたスナイパーライフルです。



タニオ・コバ
「GWのブラックホールでGM-7のカスタムが全部売れちゃってねー。今回はモデルガンのM4-MGがメインです」とコバ社長。
M4-MGの発火デモも行い、希望者には体験試射も行なっていました。

 


ハートフォード
1860年~73年の間約20万丁以上製造されたパーカッションリボルバーのコルトM1860アーミー。これをカートリッジ方式に改めたコンバージョンのモデルガンが近日発売予定です。


昨年発売されたモデルガンのスタール・アーミーリボルバー。このバリエーションとして壬申刻印モデルが発売されていました。


壬申刻印は何かというと明治7年に幕末から氾濫していた銃器を全て登録制にしたそうです。これは現存するモデルを参照にして製作したそうで、一部例外がありますが、この刻印のあるものは現在でも古式銃として所持が可能なのだそうです。


SATマガジン
東京マルイ グロック用のTire1 FLAMEが販売されていました。ガーダー製のフレームに手作業でステッピングを施してあります。そのグリッピングは痛気持ちよかったです。


DRESS & GUN
並んでいる大型バッグ各種が、なーんとすべて1,000円でした! 



PDIが合同でブースを出しており、東京マルイVSR-10をベースにPDIのカスタムパーツでMcRees Precisionライフルを再現しています。もうVSR-10の面影がありません。バレル長などもオーダーメイドでカスタムできます。価格は要問い合わせとのこと。


SIG SAUERのグリップライトが超特価で3,500円でした。単三電池4本で200ルーメンの明るさがあります。


グレネード&エルフィン
世界的にも有名な高木氏に原型によるTAKAGI Type M2019 WaterBlaster。
M2019ブラスターの水鉄砲です。しかも価格は驚きの1,296円(税込)! 間もなく発売です。
※写真は塗装したサンプルになります。商品はクリアブラック、クリアーシルバーの予定です。


NOVEL ARMS
AIMPOINT M4sにT-2の実物がイベント特価で販売されていました。


左上:NOVEL ARMSの大ヒットシリーズのSURE HIT M4s、左下:TAC ONE 12424 IR、右:COMBAT T-1が“ビッグ マイナーチェンジ”と銘打って大リニューアルされます。COMBAT T-1以外は週明け発売だそうです。


PKウエーブ
サイトロン・ジャパンで生産終了したミニミルドットのデッドストック品が大量に販売されていました。価格は21,000円。ハンドガン用のマウント付きなので、これは買いでしょう。


GUN SHOP GURKA
中古品中心のGURKA。目玉は中央に見えるMGC M16A1CPの未組み立てモデルです。未組み立てで今も残っているとは貴重です。


マグナムショップ むげん
実銃用からエアソフトガン用の廉価版まで中古ホルスターが山盛りでした。


ビアンキのリボルバー用(上) /6,800円、ビアンキのパイソン6インチ用(下) /5,800円というのは安すぎでしょう。


アングス
MGC トンプソンのモデルガンに昔、中田商店で売っていた実銃用のウッドストックを装着したバージョンです。レシーバーも年季が入っており、最初は無可動実銃かと思いました。


ハンマーズ
GHKのGBBをベースにフルカスタムしたMIカスタムウルトラショート。他にカスタムでトラビスモデルのAKもありましたが、完売だそうです。


アーマード フォース
今回、初出店のアーマード フォースはアメリカから直輸入した旧日本軍の三八式、九九式小銃の無可動銃が圧巻です。九九式小銃は前、中、後期と揃っております。ここまで程度のよいものはそうはないでしょう。価格は程度により20〜40万円です。


一番上に二式小銃の無可動実銃もありました。


この二式小銃は分離も可能です。こちらの価格は150万円です!


田村装備開発
元特殊部隊という経歴を活かして、各種装備を開発しています。
新製品のUCR-Rは簡易のチェストリグですが、各モジュールが分離、組み合わせが可能です。その他、各モジュールごとに販売もされているので、破損したらその部分だけ交換するなどすれば、一生使えるそうです。


ウィリーピート
興味を引いたのは、KleenBore GUN SOC。銃の持ち運び、保管時に被せる簡易緩衝材、つまり銃用の靴下みたいなものです。これはライフル、ショットガン用で1m近い長さがありました。価格は1,900円とリーズナブルでした。


L.A.ガンショップ
BLACK HAWKの実物新品のレザーヒップホルスターが大特価でした。13,800円が4,000円! 写真はグロッグ用ですが、他にSIGなどもありました。



サージェンツハート
単なるダミーカートかと思いきや、実はピンバッチなのです。価格は1,000円ととってもリーズナブルでした。


GALAPANIA
左、ユーティリティポーチなどで小物を整理するためのメディックプレート。穴の空いたプレートにバンジーコードを任意に配して固定します。右、MOLLEポーチをベルトに装着するためのベルトループアダプターです。どちらもどちらも便利なアイディアに商品ですね。


OPTION No.1
Maple Leaf製VSR-10用のホップアップチャンバーキットとスペアマガジンが発売間近とのこと。チェンバーはアルミ製アジャストレバー、BBストッパー、チェンバークリックピンが内蔵、マガジンは取り出しやすいよう窪みあります。


九龍商店街区
台湾のBB弾メーカーBLSから樹木成分を配合した環境に優しいバイオBB弾。緑と茶色のBB弾配合で、緑茶だそうです(笑)。0.12g1,000発で350円です。



インターマーケット
米アルミフレームのサングラスを扱っています。
中でもLiquid EyewearのGASKETサングラスを度付きにもできるそうです。しかも日光の紫外線により、レンズがスモークになる調光レンズを搭載しています。


小林源文
源文マガジンだけでなく、オリジナルカードゲームも作っています。今回はガルパンとコラボした「俺のケツをなめろ!X ガールズ&パンツァー 〜ボコ争奪戦です!〜」が新発売でした!


舞装乙女
コスプレ乙女による武装メイド写真集を販売していました。


開場30分前にはすでに200人以上の列ができていました。列の一番先頭の方は始発できて、朝の5時40分から並んだそうです。
今回も大盛況で、特に午前中は身動きができないくらいでした。主催者によると入場者数は27日(土)のみで1,300名にも登ったそうです。
次回は9月2日(土)〜3日(日)開催になり、今年は初めて年3回の開催になります。
9月のSHOT SHOW JAPANではホビーショップいずもで形になった89式GBBを展示予定とも聞いたので、いち早く見たいこともあり、なんとか行けるよう調整しようと思います。

とにかく今回は会場発表の意表をつく新製品がいくつもあり、とても有意義な1日でした。

2017/05/29


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