

模擬戦とは別に隊員の日常的な訓練の模様をデモンストレーションしていた。

こちらは突入訓練。ボディアーマーに身を包んだ隊員が89式小銃でCQB。ひとりだけハンドガードにサイドマウントレールを付けている隊員がいた。これは官給品ではなく、おそらくトイガン用の私物だと思われる。

9mm拳銃にランヤードを使う陸曹隊員。サファリランドのホルスター、オークリーのグローブ、ワイリーXのゴーグル、エルボーパットに4連マグポーチ、A-TACSのダンプポーチと最近は普通科でもゴージャスな装備だったりする。もちろんこれらすべてが官給品とは思えないので私物も混じっているのだろう。

91式携帯地対空誘導弾の訓練。

化学防護服に身を包んだ対BC兵器訓練も披露された。
武器展示ももちろんあった。小火器を中心に紹介。

89式小銃。5.56mm×45口径、30発。

64小銃。7.62mm×51口径、20発。

5.56mm機関銃MINIMI。

62式7.62mm機関銃。

110mm個人携帯対戦車弾。通称ラム。主として至近距離の対戦車火力として普通科部隊に配備される。重量10.6kg。

12.7mm重機関銃。

84mm無反動砲。主として対戦車火器として使用。地域目標の制圧、照明および発煙能力をも有する。

明治29年(1889年)、日本陸軍の近代化に伴い、6個師団が増設。歩兵34連隊は第3師団歩兵第17旅団隷下として編成された。翌年、静岡駿府城址に駐留を開始する。





1971年当時の板妻駐屯地記念式典の模様。実家に大量に眠っていた写真をスキャンした。
この当時から私は両親に連れられて模擬戦を観覧していた。0歳から模擬戦で戦車砲の音を聞き、火薬の匂いを嗅いでいたわけだから、なにかこのときから目覚めたんでしょう。まさにハイパー道楽のルーツがここにあるわけだ。

当時の模擬戦で登場した戦車はなんとM41ウォーカーブルドック!! 米軍から141両が自衛隊に有償供与されたもの。1961年導入。60口径の76.2mm砲を搭載する。その後ろには60式装甲車の姿がある。

当時は火炎放射器のデモンストレーションも行われていた。観覧席でも熱風が感じられた。小屋を燃やしたり、ワイルドだぜぇ。

これは1970年代後半の模擬戦。この頃になると初の国産戦車61式戦車と60式装甲車の組み合わせがメジャーとなる。
こちらもおそらく70年代後半。
当時最新鋭の74式戦車が展示されていた。
12.7mm重機関銃で遊ぶ筆者。
まさか30年後にグアムで撃つことになるとは知る由もない...。

80年代前半の板妻駐屯地の武器展示。64式小銃に交戦訓練用発射機が付いている。後には107mm迫撃砲や、60式自走106mm無反動砲も展示されている。

これもおそらく80年代前半。リーフパターンの迷彩服で89mmロケット発射筒 M20改4型を構える筆者(^_^;。
そのとなりには62式7.62mm機関銃、さらにその後ろには64式対戦車誘導弾も展示。
