東京マルイ ガスガン ハイキャパ(Hi-CAPA) 4.3 レビュー

東京マルイ ガスガン ハイキャパ(Hi-CAPA) 4.3 【エアガン レビュー】

このところ、ハンドガンで悶々としている。なぜかというとまず、今年の初めのグアムの実弾射撃でハンドガンに対する考え方が変わった。ゲームではほとんどサイドアームを使用していなかったが、メキメキとハンドガン熱が高まってきたのだ。
時おりしも、春。電動ハンドガンもいいが、ガスブローバックのほうが撃っていてリアルで楽しい。しかもコンパクトキャリーガンが好きになってきた。リボルバーではあまりにも性能が低すぎてゲームでは使えない。PPK/Sなどのレトロでシルバーな銃はコレクションにはいいが、ゲームの雰囲気とは違う。
で、グロック。グロックは以前から好きな銃で、サブコンパクトのグロック26を買った。マルイ製で性能も良い。だが、ゲームに使ってみると連射に弱い。マガジン容量が少なく気化効率が悪いのだ。BWCのグロック32CかKSCのグロック19も考えたが、性能面で不安がよぎる。
そんなとき、久々に撃ってみたハイキャパ5.1が非常にパワフルでキレがいい。この性能は段違いだと実感した。そこでハイキャパ4.3にたどり着く。タクティカルな雰囲気が漂う東京マルイのガスブローバックガン、ハイキャパ4.3をレビューする。

東京マルイ ガスガン Hi-CAPA 4.3 スペック
全長 199mm
重量 850g (マガジン含む)
銃身長 94.5mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 28+1発
定価 14,800円(税別)
発売日 2005年11月11日

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東京マルイ ガスガン Hi-CAPA 4.3 弾速データ
最高 78.10m/s
平均 75.85m/s
最低 73.98m/s
ジュール 0.575J
※エクセルバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、10発での測定、気温22.8度

パーツリスト



マルイのハイキャパのデザインは米STI社やINFINITY社などのハイキャパシティ・ガバメントの形状に影響を受けている。スライドはハイキャパ5.1同様に角型断面。バレルは先が太くなるコーンドブルバレル。5.1はバレルがシルバーメッキだったが、4.3はプラの黒そのまま。5.1ではアンビセフティだったが、4.3では右面にはセフティはない。トリガーは5.1同様プラ製だが、デザインが変わっている。グリップスクリューも5.1のシルバーメッキからブラックメッキに変わっている。

アンダーレールシャーシと呼ばれるフレームと一体になったアンダーレール部分は亜鉛ダイキャスト製。

トリガーガードとグリップ部分はプラ製だ。
スライド前方にもセレーションが刻まれてタクティカルな雰囲気を醸し出している。

Hi-CAPA 4.3射撃ムービー
Hi-CAPA 4.3射撃ムービー

プロライトを装着
同社のプロライトを装着してみた。ガッチリと取り付けられる。

フロントサイトフロントサイトの形状も5.1とは異なる。先端が斜めにカットされラウンドしている。素材は亜鉛ダイキャスト。
リアサイト5.1のリアサイトはフルアジャスタブルのボーマータイプだったが、4.3は固定のノバックタイプ。素材は亜鉛ダイキャスト。
チャンバー上面の刻印チャンバー上面の刻印は.45ACP。
ちなみに5.1は M.R.P .45ACPだった。

その下のスライド側面にはTactical.45と刻印されている。

ちなみにMRPはマルイ・レスポンス・ピストルの略で、5.1の発売当時ユーザーから相当嫌がられた。4.3ではこの点でMRPという刻印をスライド、シャーシ、チャンバーからすべて削除したのだろう。
4.3と5.1のハンマー回り形状比較
4.3と5.1のハンマー回り形状比較。スライド刻印、セフティレバー形状、ハンマー形状、グリップセフティのセレーション有無、ビーバーテールの長さ、リアサイト形状、マガジンキャッチの形状も異なる。

ハンマーコックハンマーコックするとファイアリングピン代わりの六角ネジ頭が見えるのはマルイのガバシリーズの特徴。
マガジンバンパーマガジンバンパーもショート化された。

グリップ下にランヤードリングが装備された。
5.1にはないものだ。
マガジンの装弾数は28発マガジンの装弾数は28発。
材質は亜鉛ダイキャスト。リップ部分はプラ製。

5.1のロングマガジンも使用できる。
ホップアップダイアル
スライドを外すとホップアップダイヤルにアクセスできる。

亜鉛ダイキャスト製のレイルドシャーシ。エアソフトガンとしての強度は十分だ。

上面から4.3と5.1を比較。

4.3のバレルは2cmほど短くなっている。



やはり4.3くらいの全長が構えたときにしっくりくる。逆に4.3を撃ったあとに、5.1を構えるとずいぶんと長く感じる。
スライドがコマンダーサイズになったことで、全長が200mmを割り、グロック17とほぼ同等のサイズになった。
マガジンを装着しての総重量は854g。
ガスが少々入っているので、ほぼスペックどおりの重量。5.1よりも43g軽量化されている。

総評だが、やはり少々寒くてもガンガン撃てて、28発のハイキャパシティ。コンパクトなタクティカルキャリーピストルは頼もしい。射撃性能も電動ガンのようなフラットな弾道で初速もそこそこ高い。ゲーマーにもシューターにもオススメできるモデルだ。また、カスタムパーツも2004年7月の5.1登場から時間がたっているので多くのカスタムパーツやコンバージョンキットも出回っている。レースガンやタクティカルモデルなどさまざまなカスタムベースとしても使える。そして値段も安い。デメリットとしてはフィットするホルスターがあまりないことと、ちょっと重いかなといったところ。

2008/05/10

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