BWC ガスガン ハイキャパ(Hi-CAPA) 3.8 ウルトラコンパクト

BWC ガスガン Hi-CAPA 3.8 ウルトラコンパクト【エアガン レビュー】

前回、東京マルイのハイキャパ4.3を購入してから、すぐにこのコンバージョンキットを購入した。
4.3のノーマル性能も非常に良く、捨てがたいものがあるのだが、角ばったスライドとレイルドシャーシはあまり好みではない。4.3のコマンダーサイズよりさらに携帯性の良いディフェンダーサイズであるハイキャパ3.8のコンバージョンキットがBWCから発売されているので欲しくなった。BWCのこのコンバージョンシリーズは刻印やグリップデザインなどの違いでいくつかのバリエーションがある。今回は2007年4月発売の限定販売100セットのウルトラコンパクト スーパーチューンドモデルをチョイス。このモデルはハイキャパ4.3専用のコンバージョンキットだ。エチゴヤ東京にて31,576円で購入。

BWC ガスガン Hi-CAPA 3.8 スペック
全長 183mm
重量 827g (マガジン含む)
銃身長 82mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 24+1発
発売日 2007年4月

BWC ガスガン Hi-CAPA 3.8 弾速データ
最高 76.25m/s
平均 74.11m/s
最低 73.08m/s
ジュール 0.549J
※エクセルバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、10発での測定、気温24.7度、154a

パーツリスト

パッケージ内容非常に小さいパッケージ。
内容物は、
・3.8 タニオコバH.W.スライド
・アルミ削りだしアウターバレル
・専用シャーシフレームAssy
・3.8インナーバレル
・リコイルプラグ
・リコイルスプリング
・リコイルSPガイド
・スライドストップ
・ノバックサイトtype
・3ホールトリガー
・グリップスクリュー(4pcs)
・S.T.グリップセフティ
・リングハンマー
・専用Mg.キャッチAssy
・ハウジング&M.スプリング
・3.8専用グリップ
・マガジンケースAssy
・タニオコバ製注入バルブ

となっている。

ほとんどのパーツが入れ替わるので純正の姿はまったくといっていいほどとどめない。
外観上のノーマルパーツはセフティレバーとリアサイトスクリューくらいだ。
ホールドオープン状態
ホールドオープン状態。スライド右側面にはSPRINGFIELD ARMORYの刻印がある。スライドはHW素材で表面は艶消し。手触りはサラリとしている。シャーシは金属製で艶消し黒の塗装仕上げ。スライドとの違和感がなくてよい。
金属製のスリーホールトリガーとコーンドブルバレルのアルミ製アウターバレルがアクセント。アウターには改造防止のためかに穴が二箇所に開いているのがちょっと興醒め。82mmの真鍮製インナーバレルが付属する。

チャンバー上部 フロントサイトチャンバー上部には
BARSTO .45 ACPと実銃のカスタムバレルメーカーの刻印がある。
ノバックタイプのリアサイトリアサイトはコンバットサイトの雄、ノバックタイプ。金属製で質感も良く、狙いやすい。

シルバーメッキのリングハンマーやショートカットのビーバーテールグリップセフティがアクセントで効いている。

セフティレバーは4.3からの流用。
レイルドシャーシスライド右側面には
SuperTuned
ULTRA COMPACT
CAL.45 とある。

独特な形状のレイルドシャーシ。
左右に出っ張りのあるぶん、ブラックホークのCQCホルスターに入らないとのこと。
むむむ、残念。
グリップグリップはノーマルよりも前面がわずかに丸く、握りやすく感じる。

グリップ底部にランヤードリングはない。
マズル比較3.8はアウターバレルのマズル径がちょっと小さい。測ってみると10mmくらいしかない。また、ライフリングもないので迫力に乏しい。
ちなみに、東京マルイのハイキャパ5.1は内径10.1mm、WAのウィルソンCQBは内径11.1mm程度。.45だと計算上は11.4mmとなる。
シャーシ分解写真
組み込みに関しては、それなりの分解組み立て知識は必要だが、それほど問題になることなく組み込めた。
躓いた箇所としてはスライドにブローバックユニットを収めるときにちょっときつかったがスライド両側から軽く押し込むとぱちりと収まった。シャーシカバーはノッカーやノッカーロック付で純正をそのまま使用。セフティプランジャーが飛び出さないようにセフティレバーを収めるのもコツを必要とする。

グリッププラ製グリップは4.3よりも短く、握りもちょうど良い。
ハンマーSPハウジング、トリガー、マガジンキャッチは最初からグリップに組み込んであるので安心。
シアースプリングシアースプリングがうまくシアに乗るように組み込む。

必要な特殊工具はノーマルマガジンのバルブを抜いて流用するのでバルブレンチが必要。ショップで1500円くらいで売っている。
マガジンケースも付属マガジンケースも付属している。
グリップが短くなったぶんマガジンも短くなるわけだ。純正のような刻印はなく、ちょっとメタリックグレーの塗装仕上げ。

マガジンは5.1や4.3のものと互換性があるので、グリップからはみ出るが、ゲームには大容量の5.1マガジンを使用するのも良い。


マガジン装弾数は24発マガジン装弾数は24発。

マガジンリップ、バルブ、マガジンガスケット、マガジンフォロアーは付属していないので4.3か5.1のマガジンから流用する。

スペアのマガジンケースは4800円(税抜)で台東区のBWCから購入できる。
コンパクトなハイキャパ3.8コンパクトなハイキャパ3.8。
最初はスライドとシャーシが渋いので、シリコンオイルを拭いてスライドをカシャカシャ動かし、滑らかにする。
慣らし後の作動はとても鋭く、ガツンガツンと4.3を上回る強力なリコイルが味わえる。
グロック26との比較
同じサブコンパクトカテゴリの東京マルイ グロック26との比較。

総重量は827g総重量は827g。
ハイキャパ4.3とほぼ同重量。
ズシリと重く感じる。
組み込んで摺りあわせした後の射撃感は、撃ち味は純正のハイキャパと同じだが、スライドがHW素材なのでリコイルが強く感じる。インナーバレルは12mm程短くなっているものの、チャンバーはマルイ純正を使用しているのでホップのかかり具合も弾道もマルイらしい素直さ。すぐにゲームに投入し、セミオート戦の中距離で長物相手に敵をヒットしたときは自分でも驚いた。ただしマガジン容量が少なくなっているので連射はちょっと苦手。ダダダンッと連射すると徐々にリコイルが弱々しくなってくるのを感じる。当初タニコバのカスタムバルブを入れていたが、この辺を考えてノーマルバルブに戻した。ハイキャパ譲りの高性能でこのコンパクトさ。ゲームのサイドアームにもコレクションにもオススメだ。

2008/05/25

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