G&G 電動ガン CM16 SRS

G&G 電動ガン CM16 SRS

レポート:戸井 源太郎

台湾のトイガンメーカー、G&G ARMAMENTは電動ガンの製造だけでなく、2014年から自社開発の電子ターゲット「M.E.T.」を使用したワールドカップ シューティング・コンペティション台湾を開催しており、その規模や勢いには圧倒されます。
G&G製のBB弾も日本では多く流通しており、サバゲーマーなら日本でも知らない人はいないくらいメジャーなメーカーですよね。
そのG&Gから2015年の夏に発売されたのがCM16 SRSで、メインストリームであるM4系電動ガンCM16 (COMBAT MACHINE)シリーズの最新モデルです。
しかも単なる外観のバリエーションとは違い、メカも日々進化しています。
その性能はいかなるものか、CM16 SRSを紹介していきたいと思います。

CM16 SRS
CM16 SRSはナイツ URX4タイプのハンドガードレールを装着し、フレームはファイバー樹脂製の軽量モデルです。
このモデルには今回リポートするSRSの他にSRL、SRXLの3種類がラインナップされています。
SRSは実測値で8インチバレルの最小モデルで、写真からの判断ですが、SRLは10.5インチ、SPXLは14.5インチくらいと思われます。

パッケージデザイン
黒と赤が基調で電子回路をイメージ(?)したようなパッケージです。
ガンの写真&モデル名の部分はステッカーになっており、各モデル共通のボックスだと思われます。
ボックスサイズは縦27×横94×高7.5cmとなっています。

パッケージ内容
ガン本体に取説、弾速証明書、台湾旅行招待チラシ、ミニカタログ、クリーニングロッドが付属しています。取説は英語、スペイン語、フランス語、日本語と4ヵ国語表記されています。

CM16 SRS
CM16 SRS
人気のナイツURX4タイプを装備したコンパクトモデル。M4を踏襲しつつ、フレーム、ストックなどG&Gオリジナルデザインのパーツが採用されています。さらにMOSFET電子回路も搭載しています。コンパクトで軽量、FET搭載でこの価格、サバゲ用に最適な1丁でしょう。

G&G 電動ガン CM16 SRS スペック & 弾速データ
全長 660~750mm
重量 2,255g
銃身長 205mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 300発
定価 40,300円(税別)
発売日 2015年7月
最高 86.34m/s
平均 85.77m/s
最低 83.90m/s
ジュール 0.736J
回転数

連射サイクル:723RPM(秒間12発)
※7.4Vリポ使用

※東京マルイベアリングバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、10発での測定、気温約13度(屋外)、湿度46%、X3200にて測定
パーツリスト

フレームはファイバー樹脂製
フレームはファイバー樹脂製を採用していて、硬質感もあり、剛性も高いです。アッパーにはセレーションの追加、角ばったデザインとG&G独自のアレンジが加えられています。

フォアードアシストボタン
フォアードアシストボタン、ケースディフレクターはVLTOR風となっています。構えてみても全く軋まないしっかりした作りです。

CM COMBAT MACHINE
ハウジングには「CM COMBAT MACHINE」の刻印が施されています。ボルトリリースボタンはダミーですが、マガジンキャッチはアンビ仕様になっています。もちろんライブです。

電子トリガー
トリガーは単なる接触式のスイッチではなく電子トリガー・モジュールを搭載しています。トリガーでフル・3点バーストの設定もできます。トリガーガードはMAGPUL風のものが装着されています。

セレクター
セレクターの表記はHKのような弾丸のピクトグラムとなっています。

グリップグリップはフィンガーチャンネルがある丸味のあるG27タイプを装備しています。またラバー塗装が施されているので、手にしっくりきます。

最新レールハンドガード
ナイツの最新レールハンドガード、キーモッドのURX4タイプが装着されています。前からみると八角形をしており、斜めにもレールが装着可能となっています。個人的に細くて、滑らかで握りやすくて好きです。

レール
レールはアルミ製、フレームは樹脂製ですが、レールの強度、精度は樹脂製でも問題なさそうです。またレールハンドガードの形状に併せてアッパーフレームも一体となるよう形成されています。

フラッシュハイダー フラッシュハイダーはAAC社の3プロングSCARタイプが装着されています。専用サプレッサーが装着できるかは未確認です。

フロントサイト
フロントサイトはナイツタイプのフリップアップが標準装備されています。

リアサイト
リアサイトもフロントと同様にナイツタイプが標準装備されています。

チャージングハンドル チャージングハンドルはアンビ仕様のオリジナルデザインです。

ホップダイヤル
エジェクションポート内にホップダイヤルを搭載。残念ながら、このモデルはボルトカバーが後退位置で止まるボルトストップ機能は搭載されていません。

スイベルリング
ストック基部には、本体左側にのみスイベルリングが標準装備です。

G&Gオリジナルデザインのストック
G&Gオリジナルデザインのストックを搭載しています。ストックは6段階に伸縮します。
以前レポートしたFIREHAWKで紹介したGOS-V2ストックとよく似ていますが、両側にバッテリースペースの膨らみがあります。
こちらもストックのロック機構を搭載しています。左のレバーを押し込むことでストック位置をロックできます。解除は右のレバーを押せば、解除でき、長さ調節もこのレバーで行います。


バッテリーの脱着はバットプレート上部にあるボタンを押すとバットプレートが回転します。

バッテリーはストック内に収納します
バッテリーはストック内に収納します。スティックタイプ、セパレートタイプのリポバッテリーなら余裕で収納できます。ヒューズも搭載されているので安心ですね。

バッテリーケースGOS-V2ストックと同様、ボタンを押せば、バッテリーケースが開きます。予備のCR123Aバッテリーを2本収納できます。
ストックパイプ内に電子回路ストックパイプ内に電子回路が内蔵されています。この電子回路でバッテリー低電圧時のオートストップ機能、ギア位置の異常をLEDの点滅で教えてくれます。

マガジン
マガジンもG&GオリジナルデザインのGMAG-V1マガジンが標準装備です。ラバー塗装され、滑り難くなっています。マガジンハウジングもマガジンのフィンガーレストのような形状をしており、推奨はできませんが、フォアグリップとしても使えそうです。

装弾数は300発装弾数は300発の多弾倉マガジンで、東京マルイ他、スタンダード電動ガンM4用マガジンと共用できます。

使用バッテリーについて



みなさん、あまり知らないかもしれませんが、ガスガンと同じく、バッテリーも実は寒いのが苦手なのです。
ガスガンほどではありませんが、バッテリーも低温になると電圧が下がり、ちゃんと動かない場合があります。
通常ならあまり問題になりませんが、このCM16 SRSではオートカット機能付きの電子回路が搭載されています。
バッテリーが低電圧になると動作を停止するようプログラミングされているのですが、充電されていても冬の日本だと、寒さで電圧が下がり、このオートカットが作動してしまうことがあるそうです。
これは製造国である台湾での気温を基準に設定されたためで、もちろんG&Gもこの状況を把握しており、ホームページで下記のような告知がされています。

以下、G&Gのホームページより転載

GC16シリーズのバッテリーについてのお願い。日本市場向けのGC16シリーズには、スリーピースLi-Po11.1Vバッテリーを推奨します。
その際、25Cを上回る放電率のバッテリーを使わないでください。
スリーピースバッテリーを設置する場合には、コネクターやワイヤーへの損傷を避けるために慎重に、ワイヤー配置してください。
異なる電圧のバッテリーを使うと、カットオフ機構がローバッテリーと判断する値が高めになる場合があり、早めにエアソフトガンが止まる場合があります。
その場合は11.1Vバッテリーに交換してください。
2016/1/27 UP


つまり、リポの7.4Vだと寒さでオートストップ機構が働き、止まってしまう可能性があるそうです。その場合は11.1Vのバッテリーを使ってくださいとのことです。ただし、GC16 WILD HOG、GC16 PREDATORのみは11.1Vに対応していないため、ギアやピストンに負担がかかり過ぎて、故障の原因になります。
そのためG&Gでは、上記の2機種のみ11.1Vに対応したモデルに無償で交換してくれるそうです。
日本代理店によるとCM16 SRSに関しては11.1Vを使用しても問題ないということです。
詳しくはこちらを参照してください。
http://www.guay2.com/web/news/2016Japanesebattery/02.pdf

また、2016年1月出荷分よりGCシリーズがバージョンアップされたようです。
それに伴い2015年9月~12月中にGC16 WILD HOG、GC16 PREDATORをご購入された方には無償でバージョンアップをしてくれるそうです。
申し込み期間は2016年2月1日~3月31日までとなっています。

問題が発生しても素早く、しかも無償で対応してくれる姿勢はユーザーとしても安心できますし、信頼でき、ポイント高いですね。

実射テスト
実射テストはいつもと同様、東京マルイのベアリングバイオ0.2gBBで行いました。
使用バッテリーはOPTION No.1 リポバッテリー 7.4V 1300mAhです。
ホップを適正値に調整して40m先のマンターゲットに射撃してみました。
まずセミオートはFETのおかげか、トリガーのキレは非常によいです。
トリガーを引いてワンテンポ遅れてから作動する“モキュバン!”という感覚はなく、“バシュ!”とタイムラグなく反応してくれます。 また、トリガーを連続で引いた際の追従性も良く、従来のメカニカルスイッチ・トリガーにありがちな、トリガーロック現象も全くありません。

フルオートも快調で、秒間12発(7.4Vリポ使用時)というとちょっと遅い気もしますが、実射感では、サイクルは速くもなく、遅くもなく、特に問題を感じませんでした。
ホップダイヤルもスムーズで微妙な調整もしやすかったですね。

40mではほぼ人体サイズなら全弾命中集弾性能も高く、40mではほぼ人体サイズなら全弾命中できるポテンシャルがありました。
無風ならヘッドショットも可能ですね。
弾道は25m過ぎからホップが効いて、少し浮き上がって40mくらいでフラットになる感じで、最大射程は50m以上ありますが、有効射程は40mくらいと考えたほうがよいでしょう。


射撃テスト、動画撮影を含め、当日は900発近く撃ちましたが、なんのトラブルもなく快調でした。
この日使用したバッテリーはほぼ新品、外気温13~14度だったこともあり、前述した寒さによりバッテリーの電圧低下で、電子回路のオートカットがかかることもありませんでした。

重箱の隅
最後に個人的に、重箱の隅をつつかせていただきます。
まず発射音が変です。発射後、スプリングが反響した音が響きます。
セミだと“バシュョョ~ン”
フルだと“ダダダダダダョョ~ン”
という余韻を味わえます(笑)。
ちょっと安物臭い感じがしますので、なんとかしていただきたいですね。
次、マガジンキャッチはアンビなのに、セレクターがアンビでないのが少々残念です。
またホップ調整時にチャージングハンドルを引いてボルトストップがかかるモデルもあるので、このCM16 SRSでも搭載して欲しかったというところです。
まぁ、これらは、電動ガンとしての性能、精度には関係はありませんが気になる人は気になる程度ですね。

元々のベースが東京マルイのVer.2メカボックスであり、G&GでもM4系のモデルは多く、ノウハウも蓄積されていることから、かなり熟成された感があります。
樹脂製フレームなのに剛性も高く、しっかりした作り、またそのおかげでかなり軽量となっています。
特に、このCM16 SRSは8インチバレルで非常にコンパクトに仕上がっています。
軽量、コンパクトで初心者や女性ゲーマーに最適でしょう。
こう書くと入門用の廉価版のように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、FETが搭載され、トリガーレスポンスもよいので、玄人も納得できる性能を充分に有しています。

ルックス、性能、精度、コストパフォーマンスと総合的にみても、かなり優秀なモデルだと思います。

撮影協力:ビレッジ2

2016/02/03


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