全日本模型ホビーショー 2023 東京マルイ 新製品
2023年9月29日~10月1日に東京ビッグサイトで開催された全日本模型ホビーショー 2023にて展示された東京マルイの製品展示を中心に解説します。

まずはグロック17 Gen5 MOS。価格は19,800円(税別)、おそらく年内に発売予定。

最新の第5世代グロックがついにマルイからブローバックガスガンで登場。
スライド上部にマイクロプロサイトが搭載できる。


スライドは素材が変わり、マルイとしては初のカーボン繊維入りの強化樹脂製が採用された。カーボンファイバー樹脂の素材色を活かしたメタリックグレー調の塗装仕上げ。

MOS(Modular Optic System)、つまりスライド上部にマイクロドットサイトを搭載できる仕様になっていて、スライド上部のカバーは外れるようになっている。なお実銃と同じ位置にあるネジ穴はダミー。

スライド後部にあるプレート上部がボタンとなっていて、押すとロックが外れカバーが取り外せる。
取付ネジはマルイのマイクロプロサイトに準拠。その他のマイクロドットを搭載するには社外品のベースプレート等が必要になるだろう。

ブローバックユニットはMOSのため、高さを抑えたオーバル断面タイプだが、ストロークが長くなり、結果的に20%のシリンダー容量アップとなった。ストロークが伸びたため、リアサイトは従来とは互換性がなく、ブローバックユニットを取り外さないと取り外すことはできない。
またスライドの互換性も従来モデルとはない。

マガジンは新規製作だが、従来型マガジンも使用可能な互換性がある。底のパーツがピン止めとなったことで容量が20%アップし、1チャージで50発以上が安定して射撃可能とのこと。

マグバンパーはガス注入孔が無くなり、スライドしてガスを入れるタイプとなった。

マガジン背面の残弾確認孔モールドも最新モデルを再現しているとのこと。マガジンフォロアー、フォロアーストッパーは実銃同様にオレンジカラーとなっている。

マグウェルは実銃Gen5同様にフレア構造となり、マグチェンジがしやすくなっている。ランヤードリングは取り外し可能だ。

各世代ごとのマガジンハウジング形状の違い。

リコイルスプリングは少し柔らかくなっているとの話だが、スライド前後時のフリクションがかなり低減されており、スライド操作が明らかに滑らかになっている。

このグロック17 Gen5 MOS、試射レンジで実際に撃つことができた。
特筆すべきはトリガーフィーリングがGen4から大きく変わっていると言うこと。内部のハンマー、シア、ノッカーが全て新しくなっていて、トリガーを引きずる感触が無くなった。結果、シアが落ちるところまでスムーズにトリガーが移動し、カツッと実にクリスプなトリガーの切れになった。
今後はG19 MOSやG19X、G45などコンパクトスライドのバリエーションも期待できる。
単にバリエーション展開ではなく、細かい部分でのアップグレードが行われているのが嬉しいところだ。

続いては電動ガンプラスシリーズのパトリオット+。リポバッテリー対応の電動ガン。コネクタはMR30+ミニコネクター変換仕様。

従来モデルはハイサイクル電動ガンだったが、本モデルでは内部ユニットがスタンダード電動ガンベースとなっている。ただし、P90+同様に強化ピストン+メッキコーティングセクターギアを採用し耐久度がアップされている。トリガーは従来型のアナログスイッチ式だが、FETを内蔵してリポバッテリー対応したことでトリガーレスポンスが向上しているはず。

ストックレスではあるが、レシーバー後部が亜鉛ダイキャスト製のレイル仕様となった。QDスリングベースとスリングスイベルも付属する。


フラッシュハイダーはアルミ削り出しの角型タイプとなった。M14逆ネジ仕様で底部のイモネジ留めとなっている。バッテリーはハンドガード内に収納する。

マガジンハウジングの印刷は微妙...。

セレクターマーキングはピクトグラム。

フロント、リアサイトは従来の樹脂製ではなく、MP7同様のダイキャスト製フリップアップサイトが付属。

パトリオットは取り扱いやすさや剛性が高く、軽いので初心者にもオススメなモデル。ストックレスが狙いにくい場合は社外品のストックも取り付けやすくなった。
価格はP90+がPS90HCの2千円高なので、ハイサイクルのパトリオットよりもそれくらい高くなりそうだ。
こちらも発売時期は未定だが、おそらく12月か1月には発売になるのではと予想する。

次世代電動ガン、MP5 A4。MP5 A5、MP5 SD6ときて、3本目のバリエーションはA4。つまり固定ストックモデル。価格は64,800円(税別)、近日発売予定。

従来のMシステム、FET搭載、リポバッテリー対応のリコイルが楽しめる次世代電動ガンの機能はそのままに、後方配線化してストック内にバッテリーをセットするモデルだ。


ストックもハンドガードやグリップ同様の強化ナイロン樹脂製。

専用のストック取り外し工具(ストックリムーバー)が付属。

ストック基部のピンを抜いたらリムーバーで隙間を作ってストックを抜く。

後方配線化されている。コネクターはMR30+ミニコネクター変換。

ストック内部にバッテリーをセット。スタンダードのようにバットプレートを開いて入れる方法だとスリングスイベル周りのリアルさが再現できないとのことでこの収納方法になっているそうだ。
後方配線化したことで、ハンドガードにバッテリーをセットしなくなったので、スリムなハンドガードなど、カスタム自由度が高まった。クルツも開発中のようだが、新規パーツが多いのでまだまだ先になりそうだ。

ボルトアクションライフルのVSR-ONEにカラーバリエーションが登場。

新カラーはファントムブルーとステルスグレーの二色。価格は29800円(税別)とブラックモデルと同じ。
VSR-MAGLIP マガジンが引き抜きやすいカスタムパーツ

14歳以上推奨電動ガンのM4A1 RとAK47 R。価格発売時期ともに未定だが、価格はスタンダード電動ガンよりは高くならないと予想。


フラッシュハイダーのマズルリングカラーがブルーになって18歳以上モデルと見分けられる。

M4はテイクダウンピンがネジ式に変更され、容易に分解できないようになっている。

どちらのモデルもスタンダード電動ガンがベースで、威力は0.135J以下にデチューンされている。
インナーバレルを短くし、ショートストロークの加速シリンダーを使用することで威力を落としている。スプリングレートや発射回転数はスタンダードと変わらないそうだ。
可変ホップアップ搭載で、0.2g弾に対応しており、飛距離は20m程度飛ぶとのこと。
フィールドでは親子サバゲーが人気となっていて、スタンダード電動ガンをベースにカスタムするとコスト高となってしまうことから、乾電池ではない普通のバッテリーを使用できる、このRシリーズは待望のモデル、という声が会場でも聞かれた。

ずいぶん前に発表されていてなかなか発売されないM29 .44マグナム エアリボルバー。価格は5,980円(税別)。

ライブカート式のエアコッキングリボルバーでシングルアクションのみの作動。

.44マグナム弾用スピードローダーも発売される。

パイソンの.357マグナム弾とのサイズ比較。


ワイドなハンマーとトリガー。M29のトリガーってこんなにワイドだったっけ?

アニメ『リコリスリコイル』とのコラボモデル、「千束の銃」はまだ進展なし。

35連ベークライトリアルスキンマガジンは12800円(税別) で近日発売予定。

2023/9/14発売のSAA.45 シビリアン。

2023/9/20発売のURG-Iガスブローバック。

11月11、12日には秋葉原で4年ぶりのマルイフェスティバルが開催される。
クラウンモデル

クラウンモデルの新製品。

CM870 SENIOR。エアコッキングソードオフショットガン。装弾数11発。18歳以上対象。

M9 スライドストップタイプ エアコッキング。10歳以上対象。

コルトガバメント Dコッキング。10歳以上対象。

コルトウッズマン。10歳以上対象。

SIG P320 / M17。10歳以上対象。

コルト マスタング、SIG P238。10歳以上対象。

MP7A2 電動ガン。18歳以上対象。
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