
国際カモフェスティバル 2016 台北
[パート1] [パート2]
2016年10月29日(土)に台北市の台北市華中キャンプ場(華中河濱公園)にて開催された、国際カモフェスティバル2016へ行ってきたのでレビュー。
本イベントは今年で二回目の開催となり、台湾のTWAAAに加盟するトイガンメーカーを中心に香港のメーカーなども参加し、世界のトイガン製造を一手に担う台湾製のトイガン情勢を一気にみられる貴重なイベントでもある。
なお、本レポートは台湾国内でのイベント取材であり、一部のトイガン製品は素材や構造、パワーなど、日本の法令に合致しないものも含まれるのでご了承いただきたい。

主催は中華民國玩具槍協會(TWAAA)。ステージではTWAAA会長のG&G James Liao社長の挨拶。また立法委員や、台湾軍などの政府関係者も来賓として招かれていた。後の横断幕を見てもわかるが国防との連携を意識したイベントとなっている。

また、女性モデルによる各メーカー製トイガンの展示なども。Judyちゃん大人っぽくなりましたね。

日本からはアームズマガジンで活躍中のウピウピ隊のみさみさ、ボスゲリラが参戦。

女性だらけのステージに、ボスはちょっと恥ずかしそうだったw。

ステージでは台湾陸軍による演武や、トイガンファンによるコスプレ大会なども。
G&G Armament
会場には60社ほどのブースが軒を連ねていた。その中から主にトイガンメーカーのブースを紹介していこう。まずはG&Gから。

人気のRK74シリーズ電動ガン、SRSのレッドエディション、プレデターなどに混ざって、最新作のPDW15シリーズが展示。AR15系のボディに軽量なアルミ製ハンドガード、そして極太のサプレッサーというスタイルが目を引く。

G&Gブース横にはアームズマガジンのブースも出展。ウピウピグッズなどの販売や記念撮影などが行われた。
そして今回はタニオコバの小林社長と、イベントのメインビジュアルイラストを描いた上田信先生も訪台。

さらにそのブース横にはハンビーが展示。

さらにG&Gではナイトビジョンを使用した暗闇でのシューティングレンジを併設。

暗室と化したテント内でNVを装着し、ターゲットを撃つというエキサイティングな催し。これ、日本でも流行りそう。
LCT airsoft

リアルな外観の電動ガンで人気のLCT。PP-19-01、LCK47、AS VAL、STK-74などを展示。

RPD。全長1043mm、重量7kgの大物。

M60VN。

LTS Keymod 13.5。

LCK47。2017年の限定商品。
ICS

CPX、IK47シリーズなど。

CPX UK1 CAPTAIN、CXP-APE、リボルバーランチャのMGL、ICS-200 M3、M1ガーランドなども。

オリジナルデザインのGBB、BLE-ALPHAも展示された。さらに近日新しいGBBハンドガンがリリースされるという。
BOLT Airsoft

リコイル機能付きの電動ガンをラインアップするBOLTでは最新のMP5A5が展示。BOLTではMP5系ではこれまでにクルツやSDなどをリリースしていた。

スチールプレス製のボディにハンドガード内にバッテリーを装着、リコイル機能の射撃感はガツッと非常に硬質な反動が味わえた。また、コッキングノブを引いてロックすることでリコイルレスモードで撃つことができる。

またB4A1や、SR-47シリーズも展示。
MODIFY

電動ガンのXTCシリーズ、ボルトアクションコッキングガンのMOD24などを発売するMODIFY。

最新のXTCシリーズ、XTC CQB。

全長678mm、重量2.3kgのコンパクトメタルボディにKeymodハンドガード、MOSFET搭載。グレーのスペシャルカラーも展示されていた。
VFC (VegaForceCompany)

VFCでは社長自ら新作のHK VP9をアピール。

ドイツHK社の最新ポリマーフレームオートHK VP9を早くもガスブロ化。

メタル製スライド、グリーンガス仕様。日本向けに樹脂スライドバージョンも作りませんか、と社長に伺ったが、その予定は無いそう。

電動ガンではAVALON、VR16シリーズが展示。

このAVALON CALIBUR CARBINEはMOSFET+電子トリガーが内蔵される新規格のECSギアボックスが採用されている。またレシーバーにはVFCではなく、AVALON WEAPONS WORKS MFGの刻印となっている。

タニオコバの小林太三社長とVega社長。もしかしたら今後なにかコラボ商品が生まれるかもしれない。
VIPER TECH

イノカツの下請けとして立ち上がったVIPER TECHだが、最近自社ブランドのトイガンも製造販売するようになった。

新シリーズのGBB、VI-46。パワーソースはCO2、グリーンガス両方あるみたい。

M16A1。

M16A2やM723なども展示されていた。
CyberGun
フランスに本社があり、香港にアジアの拠点を置くCyberGun。

DUELLER PRISMATIC AIRSOFT。映画『バイオハザード ザ・ファイナル』で主人公アリスが使用することでも話題となっているイタリア、アーセナルファイアアームズの銃がGBB化。

1911が二つくっついたような形状で、二本の銃身から弾が同時に発射される。パワーソースはCO2。片側だけのマガジンでも十分な作動を見せた。

SIG SAUER 1911 SPARTANのGBBも。ギリシャ語でMOLON LABE「欲しくば取りに来い!」を意味する刻印。
AMOEBA

ARES傘下のブランドだったAMOEBAが台湾移って最初に作ったエアソフトという、エアコッキング式ボルトアクションのSTRIKER AS01。


KING ARMS

KING ARMSは電動ガンのBLACK RAIN ORDNANCEを展示。

RGバージョンも展示。ハンドガードのロゴがカッコいい。

ガスボルトアクションのR93 Tactical2はポスターは飾ってあったが、実物の展示は無し。
KWC

主にハンドガンのラインアップを展示していたKWC。

KCB23-AHN。アンダーレールを装備し、ベレッタM9A1の外観にも見えるがトリガーガードはSBのような丸型。

左グリップパネル部にスイッチがあり、セミオートとフルオートを切り替えて撃てる。

KCB48。S&W MP9をかたどっている。パワーソースはCO2。スポーツ射撃用途に4.5mmの金属弾を撃ち出す空気銃仕様KMB48も製造されている。

KWCはラインアップも多く、グロック、パイソン、マカロフ、ルガー、モーゼル、Cz、SIG、1911、デザートイーグル、シグマ、MAC11といったモデルもリリースしている。

おっと、このミニUZI(KCB07)はWAのベースになったモデル。可変ホップもWAと同様にアウターバレル根元のダイヤルとなっていた。
HFC

モーゼルやSIGなどのGBBを展示していた。

MAC11のガスブロ、HGA-203ZXとHGA-203。小気味よく作動していた。グリーンガス仕様。

目を引いたのはこちらのミニランチャー。

先日ハイパー道楽でもZOXNAのミニランチャーを紹介したが、それと同じ機構のランチャー。
8ヶ所の穴に各5発のBB弾を装填し、側面からガスをチャージ、後方のトリガーを引っ張って発射。
ACETECH

新型の弾速測定器、AC6000クロノグラフを展示。デザインが上質でカッコいい。メモリー機能や設定メニューも充実していた。

トレーサーRT1000。見た感じマルイのにそっくりだが、既存のトレーサーの3倍の輝度を持つフルオートトレーサーなのだそう。単四電池四本で駆動する。

デュアルMOSFET基盤のACEMOS。
RA-TECH

カスタムパーツメーカーのRA-TECH。フルコンプのガスブロ、N4-300 BLK。NOVESKE刻印のレシーバー、キーもっとバンドガード、MOEグリップ、ミニマルストックなどが奢られたカスタム仕様となっていた。内部ももちろんRA-TECHのカスタムが施される。

7075-T6のアルミ材が使用されたレシーバーセット。

SFAのMODEL 1911-A1 TACTICAL "TRP"。スチール削り出しのメインパーツを使用したガスブロ。

パート2へ続く!!
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