![東京マルイ 電動ガン HK416D DEVGRUカスタム](images/title.jpg)
東京マルイ 電動ガン DEVGRUカスタム HK416D
実銃のHK416はドイツH&K社が2005年に開発した5.56mm×45弾を使用するアサルトライフル。M4カービンのガス直接噴射式作動方式をガスピストン方式に改良し、戦場の過酷な条件下でも確実な作動を追求した最新アサルトライフルだ。
HK416は米軍や特殊部隊でも一部限定的に採用されており、日本でも海自のSBUをはじめ、自衛隊の一部部隊が試験的に導入しているという。
米海軍特殊部隊ネイビーシールズ内の海軍特殊戦開発グループ、通称チーム6 DEVGRUでもHK416を導入し実戦投入している。
これらHK416は、2011年5月にパキスタン北部のアボッターバードで実行されたビン・ラディン襲撃作戦、いわゆる海神の槍(ネプチューン・スピアー)作戦にてシールズの隊員が使用したということでも知名度を上げた。
スペック & 弾速データ ※[ ]内はサイレンサー取り外し時 | |||||||||||||||||||||||||
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パーツリスト |
東京マルイでは今回レビューするモデルのベースであるHK416Dを2012年12月に発売しており、今回のDEVGRUカスタムはそのバリエーションモデルと言える。主な特徴はサイレンサー、バーティカルフォアグリップが標準装備され、アイアンサイト、グリップ、ストックの形状が異なり、DEVGRU隊員が使用するカスタムモデルという位置づけだ。
![パッケージ](images/11.jpg)
パッケージ。黒いパッケージが精悍な印象。パッケージサイズは幅93cm、縦32.5cm、厚み11cm。
![パッケージ内容](images/10.jpg)
パッケージ内容。本体、マガジン、サイレンサー、バーティカルフォアグリップ、SCOMバッテリー用の専用充電コネクター、フロントサイトのアジャストツール、AACタイプの保護キャップ、チャージャー、チャージングロッド、クリーニングロッド、取説とBB弾少々。
なお、HK416Dであった14.5インチのエクステンションアウターバレルは付属しない。
![剛性感は抜群](images/03.jpg)
HK416Dがベースなだけあって、構えた感じの剛性感は抜群。バッテリー込みで3.7kgとかなりの重量感。
![レシーバー](images/08.jpg)
レシーバーはアルミダイキャスト製。マルイお得意のアルマイトと焼付塗装による仕上げ。
もちろん次世代電動ガンなので、シュート&リコイルによる迫力の射撃感と、オートストップ機構により残弾0でメカボックス停止、マガジンチェンジしてボルトキャッチを押して再び射撃、という実銃同様の操作が楽しめる。
![](images/09.jpg)
レシーバーの仕様自体はHK416Dとは変わらず、左右両側から操作できるアンビタイプのセレクター、刻印なども同様。
![フラッシュハイダー](images/05.jpg)
根元に大径のネジが切ってあり、このハイダーの上から被せるように付属のAACタイプサイレンサーを装着する。
![AACタイプサイレンサー](images/04.jpg)
アルミ製のAACタイプサイレンサー。米サイレンサーメーカーのADVANCED ARMAMENT CORPのデザインを踏襲。フラッシュハイダーに被せて装着するタイプで、着脱はM14ネジタイプよりもカンタン。前方半分くらいに吸音スポンジが入っている。
実際に射撃してみると、わずかではあるが音が低くなり、こもった様な射撃音に変わる。いいね~。サイレンサーってなんかこう、男心をくすぐるものがある。キュッキュッと装着のアクションもまた楽し。
ちなみにサイレンサー、サプレッサーどちらで呼ぶかが議論になるところだが、AAC社のWebサイトではSilencerと表記されている。
![M14逆ネジ仕様](images/13.jpg)
フラッシュハイダーは下部の緩み止めのイモネジを外せば取り外すことができ、M14逆ネジ仕様となる。
ただし、イモネジの回転防止用溝があったり、基部周囲が深くなっていたりと従来のHK416Dとは形状が異なる。HK416Dにこのハイダーとサイレンサーを付けられないこともないが、サイレンサー装着時のハイダー回転防止策を講じないとならないだろう。
![](images/15.jpg)
バックアップサイトもHK416Dとは異なる。いわゆるナイツタイプのフリップアップフロントサイト。
付属のアジャストツールで上下に調整可能。
![フリップアップ リアサイト](images/06.jpg)
![リアサイトを折りたたむ](images/07.jpg)
もちろんフロント、リアサイト共に取り外すこともできる。
HK416Dに付属したH&Kタイプもいいが、このナイツタイプも定番でカッコいい。
![バーティカルフォアグリップ](images/14.jpg)
樹脂製のバーティカルフォアグリップ。底部のダイヤルを捻って着脱・固定するタイプ。
側面のカバーを外せば、フラッシュライトなどのリモートスイッチを固定できる溝が現れる。
![ダミーのボルトが後退](images/12.jpg)
チャージングハンドルを引けば連動してダミーのボルトが後退、可変ホップアップ調整ができるのは従来同様。またこのダミーボルトは射撃時に激しく前後する。
![TANGO DAWNタイプのライフルグリップ](images/16.jpg)
いわゆるTANGO DOWNタイプのライフルグリップ。
グリップ内にEG1000モーターを内蔵するので前面がやや角ばってはいるが、握ってみるとHK416Dに装備されていたHKタイプのグリップよりも細身に感じる。
シンプルでスリムな外観もあり人気の高いグリップ。
![ストック](images/17.jpg)
ストックも従来の巨大なHKストックから、SOPMOD M4でも採用されるクレーンタイプになっている。下部のレバーで6段階に伸縮調整可能。
HKストックと比べコンパクトなサイズなのでプレートキャリア装備などでは取り回しなど、使い勝手が良さそう。バット部分はゴム製でしっかりとホールドできる。
![バッテリー](images/18.jpg)
バッテリーはバットプレートを取り外し、SOPMODタイプ(ニッケル水素 8.4V 1300mAh)を差し込んで完了。コネクタの接続がないので着脱は楽だが、バッテリー形状が特殊なので互換性を考えるならばミニコネクタのリポバッテリーあたりに変更したいところ。
![トリガートーク製の変換コネクター](images/24.jpg)
使用したのはNEOX製セパレートタイプの7.4V 1200mAh。バットプレートセット時のコードの引き回しにコツがいるが何とか収まった。
リポバッテリーは突入電流が大きいのでトリガーレスポンスが向上する。
![](images/20.jpg)
しかし、ここにまでTOKYO MARUIの刻印は必要ないんじゃない?
![フルフラットなレシーバートップ](images/25.jpg)
アルミ製ハンドガードとレシーバーが一体となったフルフラットなレシーバートップ。上面にはレールガイドナンバーのレーザー刻印が入る。レールの深さは2.8mm~3.0mmといったところ。
![](images/19.jpg)
これにSOPMODバッテリーが約200g増となって約3.7kg。ドットサイトを付ければ4kg近くなる。
結構重いが前後のバランスが良く、高い剛性もあってハンドリングはしやすい。
![](images/21.jpg)
各パーツ重量の測定。フォアグリップが91g、サイレンサーが163g、マガジン229g、SOPMODバッテリーが201g。マガジンって意外と重いのね。
![](images/22.jpg)
マガジンはスチールプレスのアウターシェルで、装弾数は82発。底部のネジを取り外して内部のスイッチを切り替えれば82発からリアルカウントの30発に切り替えられる。SOPMOD M4などに採用されるSTANAGマガジンに比べると少しボトムが長いHKタイプ形状。
![](images/01.jpg)
HK416Dを買ったならばドットサイトなどの光学照準器はぜひ載せたい。今回はEoTechのホロサイトXPS2を載せてみた。ちなみにナイトビジョン対応ボタンが付いているのがXPS3。
![](images/23.jpg)
サイレンサーに干渉することなくM320A1グレネードランチャーが装着できた。しかし、グレランつけると果てしなく重い...。
![](images/02.jpg)
実際に撃ってみた感想としては、ドタタタタっと激しいリコイルを抑え込みながら、BB弾が狙ったところに真っ直ぐに飛んでいく様は撃っていて気持ちが良い。弾道性能は申し分なく、銃自体の剛性感、各部の仕上げも良い。
ゲームでも使い勝手の良いショートな10.4インチバレル仕様、簡単に着脱できるAACタイプサイレンサー、フォアグリップ、TDグリップ、クレーンストックなどなど、使い勝手とユーザーニーズも反映したパッケージングといえるんじゃなかろうか。
価格が72,800円(税別)とお高いが、オプションパーツ分を考えれば元のHK416Dからこれくらいの値段にはなるだろう。
![](images/seals.jpg)
写真は2014年1月4日公開の映画「ネイビーシールズ:チーム6」より。HK416Dを眺めているとやはり海軍特殊部隊シールズになりきって遊んでみたくなる。今度のサバゲーでネイビーシールズごっこでもやってみようかな。
2013/12/27
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