レプリカ コルト.25オート
写真&解説 YAS
解説
レプリカは、かつて上野にあったマルシン製品の卸売業者で、のちに自社ブランドとしていくつかの製品を販売していた。ただし、実際の製造はマルシンが担当していた。
1988年から発売された本シリーズのガスガンは、ブローニング1910、コルト25オート、モーゼルHSc、ワルサーPPK、レミントン デリンジャーといった人気の小型〜中型拳銃を次々にラインナップ。手頃な価格のコレクションモデルでありながら性能もなかなか優秀で、シリーズとしてヒット作となった。
実銃の正式名称はコルト・モデル1908 ベスト・ポケットだが、日本国内では「コルト.25オート」と呼ぶ方が馴染み深いかもしれない。名称のとおり1908年に発売され、弾薬には.25ACP弾を使用する。
なお、「コルト.25オート」という名称は、1968年に発売されたジュニア・コルトを指すこともある。マルシンはこのジュニア・コルトもモデルガンとしてモデルアップしている。また、クラウンからはベスト・ポケットのエアガンが発売されている。
現在でも小型ピストルへのニーズは根強く、2019年頃まではホップアップ付きモデルが再販されていたが、現在はマルシンのカタログからはラインアップ削除されている。

モナカ式ではあるものの、各部の造形はモデルガンメーカーのマルシンならではの出来の良さ。

ブラックのスタンダードモデルのほかに、メタルフィニッシュやニッケルフィニッシュのメッキバージョンも同時発売された。

本シリーズガスガンはスライドが動かないフィクスドタイプのガスガン。エジェクションポートやエキストラクターはモールドだがリアルな造形だ。

インナーバレルは真鍮製で、トリガーに連動して後退するバレル後座式。フロントサイトはスライドトップの溝の中にある。

セーフティレバーは金属製で、オンにするとトリガーがロックされる。リアサイトはスライド上部の溝に沿った簡易的なものだ。

トリガーは金属製でストレートプル構造。トリガープルはやや重めの約2.9kg。

マガジンは割りばしタイプ。リップがなく、フォロアーは底部でロックされ、マガジンを本体へ装填するとロックが解除される仕組み。マグキャッチは無く、単に抜き差しするだけのマガジンで、グリップ底面にある本来のマグキャッチ部にガス注入孔がある。

グリップは指一本しかかからないほどに小さい。CLOTの刻印とランパンコルトのマークの入ったチェッカーグリップパネルも造形が深く美しい。

グリップパネルはネジ1本で取り外すことができる。内部にはガスタンクが見える。
本個体はガス漏れが酷く、残念ながらまともに弾が飛ばず、実射はできなかった。それでも3kg近くあるとは思えない癖のないトリガーフィーリングはセルフディフェンスピストルとしての頼もしさすら感じられた。

シックな黒と青のパッケージ。パッケージの内側は鮮やかなオレンジ。低価格帯のガスガンながら高級感の演出が上手い。ただ後に本シリーズはブリスターパックでの販売となってしまう。

図説付きの扱い方や分解方法も掲載されている取説。マニュアルPDF (2.6MB)
DATA
| 発売年 | 1988年夏 |
| 発売時価格 | ¥2,500 (スタンダード / ブラック) ¥3,200 (メタルフィニッシュ) ¥3,200 (ニッケルフィニッシュ) |
| 全長 | 実測 114mm |
| 重量 | 実測 173g |
| バレル長 | -mm |
| 発射方式 | リキッドチャージ式ガス |
| 使用弾 | 6mmBB弾 |
| 装弾数 | 8発 |
| 平均初速 | -m/s |
撮影協力:ミリタリーグッズ.com
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