
ショットショー2020 in ラスベガス パート5
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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2020に行ってきたのでご紹介。
BERETTA

92X Full Size。Beretta 92シリーズの進化型。ストレートバックストラップのグリップフレーム、新型テクスチャのグリップパネル、アンダーマウントレイル、指掛けの無い丸いトリガーガードが特徴。

ダブルアクション、4.7インチバレル、口径9mmx19、装弾数は10/15/17発。92X GRとFRがあり、GRはデコックオンリー(レバーがリターンする)、FRはセフティ機能もある。

92X Centurion。 フルサイズより少し短い4.25インチバレル。装弾数はフルサイズと変わらず。

92X Compact。バレルはCenturionと同じで、グリップが短くなったコンパクトバージョン。装弾数は13発となる。

コンパクトはアンダーマウントレイルの有り無しがある。

92X Performance。2019年のIWAでも展示されたハイパフォーマンスモデル。口径9mmx19、装弾数15発、4.9インチバレル。

前後にセレーションの入ったブリガディアスライド、ファイバーオプティックフロント、アジャスタブルリアサイト、アンビサムセーフティレバーなど。
H&K

ドイツのH&Kは2017年よりSP5Kを発売していたが、今年はついにフルサイズフレームのSP5が登場。

シビリアンモデルなのでセミオートオンリー。通常はピストルカテゴリとしてストックレスモデルが販売されるが参考展示としてA3ストックとA4ストックが装着されたバリアントを展示していた。

SP5。口径9mmx19、もちろん伝統のローラー・ディレイド・ブローバック システムを搭載。SP5Kにはなかったマグリリースレバーも付いた。なぜかハイサイクル電動ガンに見えてくるから不思議。

こちらは参考展示の伸縮ストック付きSBRモデル。日本ではFストックと呼ばれることが多いが、米国でA3ストックと呼ばれていた。SP5K同様のロープロファイルのマウントレイルが装着されている。

マガジンハウジングの刻印。

トライラグにスレッデッドバレル。

ハンドガードとバレル。

スタッフの方がコスプレしていた。HKマンとでもいうべきだろうか。

VP9B。Bはボタンの意味で、マガジンキャッチがパドル式からオーソドックスなプッシュボタン式になった。やはり要望も多いのだろう。

VP9 Long Slide。通称VP9L-B。こちらもプッシュボタン式マグリリースでロングスライドモデル。

ノーマル比べるとスライドがこれくらい長い。

2020 VP9 Update。IWAで見かけたSFP9 ORと同様、オプティックレディのスライドマウント装備。

マグリリースはパドルのみ。

マガジンキャパシティも15から17発に増えた。

ドットを載せていないスライドトップはこんな感じ。

M110A1 SDMR。2016年4月、G28ライフルをベースにCSASSコンペティションを勝ち取ったHKの7.62mmマークスマンライフル。

M27。HK416のバリアントのIARで2011年8月より米海兵隊にベルト給弾マシンガンの代替として採用されている。

HKブースの一角にTEXTRON Systemsの興味深いライフルの展示があった。TEXTRON Systems、Winchester、H&Kの共同プロジェクトだ。

CASED
TELESCORPED (CT) WEAPONS & AMMUNITIONと題して、6.8mm NGSW RIFLEと、6.8mm CT弾が展示されていた。NGSW=Next Generation Squad Weapon。

6.8mmのCT弾。樹脂製ケースとなっている。

6.8mm以外にも従来の5.56mmや7.62mm、6.5mmのCT弾もあるそう。

例えばM249のM855弾1000発だと約9kg、7.62mm弾800発だと約12.2kgの軽量化が図れる。
GLOCK

グロックの今年の新商品はG44。口径.22LR、装弾数は10発。フレームシャシと噛み合う部分こそ金属製だが、スライド全体は樹脂製で、ポリマーフレームとあいまって、実におもちゃ的な雰囲気が漂う。

ホールドオープンすると細身のバレルが見える。スライドを引いた感触もプラスチックな感触があり、実銃とは思えないほど。

通常分解。

昨年発売のG43XとG48のブラックバージョン。

G40 Gen4。口径10mm AUTO。スライドが長い!!
GLOCKのブースにはなんと映画俳優のチャック・ノリス氏がゲストでいらっしゃっていた。
GLOCKブースにチャック・ノリスが来てましたよ。 pic.twitter.com/ei5bKzhkA2
— ハイパー道楽 (@hyperdouraku) January 24, 2020
動画も撮ってツイッターで公開したところ、「多数の警備員はチャックを警護しているのではない、チャックから来場者を守っているのだ」「チャックがGLOCKのブースに来たのではない、GLOCKがチャックに会いに来たのだ」「SHOT SHOWとはチャックのことである」など絶賛の嵐だった。

映画『デルタフォース』をはじめ、多くの映画に出演した伝説のアクションスターとあって、会場には多くのファンが詰めかけていた。
ショットショー2020 パート6へ続く
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