ショットショー2016 in ラスベガス パート8

ショットショー2016 in ラスベガス パート8

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ショットショーは米国で毎年開催されている世界最大規模の銃器見本市。
今年もネバダ州のラスベガスにて開催されたショットショー2016。ラスベガス市内のサンズエキスポ コンベンションセンターで行われた展示会の模様をお届けします。
War Sport | SCCY Firearms | COBALT Kinetics | MILKOR | ZEV | M+M Industries
Cheytac USA | CAA Tactical | BRS | ANGSTADT ARMS | TNW Firearms | 
Thompson Machine | Juggernaut Tactical | Robinson Armament | SERBE FIREARMS

War Sport



アメリカの銃器メーカー、WAR SPORT。代表的な製品であるLVOAライフルも多く展示。


GPR-CC (COMBAT-COMPETITION) COMPLETE RIFLE(上)。大きく肉抜きされた軽量レールが特徴。
下はLVOA -SP (AR PISTOL)。


GPR-CCのレシーバー左側面はこんな感じ。青みのあるグレー仕上げがカッコいい。


SCCY Firearms



アメリカの銃器メーカー、SCCY Firearms。カラフルなコンパクトガンが目に留まる。


CPX-1。口径9mmで装弾数は10発。DAオンリー。重量425g。CPX-1はマニュアルセフティ付き、CPX-2はマニュアルセフティなし。

COBALT kinetics



米国の銃器メーカー、COBALT kinetics。インダストリーデーでも見かけた不思議な形と色のAR15。
このシルバーと青のカラーがまぶしいモデルは、Evolve Rifleと呼ばれ、ボルトフォアードアシストノブどころか、ボルトリリースボタンもマグキャッチ(たぶんCA対応)もない。


弾を装填したマガジンを入れるとボルトが自動的に前進しロード、マガジン内が空になるとマガジンが自動落下する。そして最終弾を撃ち終わるとボルトはホールドオープンする"CARS"と呼ばれる仕組み。マガジンが入っておらずボルトがクローズしている時は、チャーハンを引くだけでホールドオープンする。


もちろんコンベンショナルなモデルもある。こちらはB.A.M.F。


こちらはB.A.M.F. EDGE。


チャーハンは共通してこのようなアンビタイプだった。


MILKOR



6連リボルバーランチャーで有名なMILKOR。パートナー企業のAAMI製も展示。


AAMI製のMGL-AV140のほか、M2A1リフレックスサイトの付いたMILKORのM32A1も展示されていた。


弾薬各種の展示。上が中速弾で、下が低速弾。種類も赤燐弾、HEDP、HE、発煙弾各色、訓練弾などがあった。


MILKOR MGL-LTL。Less Lethal Munitions、低致死性の弾薬類でペイントマーカー、催涙ガス弾などがあった。

ZEV Technologies


米国の主にピストル関連カスタムパーツを製造するZEV。今年も多くのグロックカスタムガンが展示されていた。

Z17 Prizefighter Slide。上面がRMR用にカットされている。


その他、ZEV バレル、ZEV エクステンドマグキャッチ、スティップリングが施されたグリップフレーム、ZEV スリムマグウェル、ZEV Fulcrum Triggerなどが組み込まれる。このグリップのスティップリングはラメが入った様にキラキラしたシリコンカーバイド(炭化ケイ素)を使用したもの。


Z19 ‪‎HEX‬ slideを搭載したグロック19。六角形テクスチャのセレーションが渋い。


オプティクスはTrijicon RMR。それに合わせてフロントリアサイトも高くなっている。


オプティクスマウントのカバーもデザインがカッコいい。


Z17 Trilo DLC Coated slide、トリガーガード形状が加工されたZEV Stippled grip。


ZEV bronze Barrel、ZEV extended mag release、ZEV PRO magwell、ZEV Fulcrum ultimate triggerなどが装着される。


オプティクスはLeupoldのDP-PROのアジャスタブルリアサイト付。


M+M Industries



M10X ELITE。7.62mm x 39弾を使用するライフル。メーカーではUltimate Hybrid Rifleと呼んでいる。


パッと見はAKのようなスチールプレス製のロアレシーバーだが、内部にカーボンスチール製のアッパーレシーバーがある。レシーバーカバーはハンドガード一体のアルミ製でM-LOK対応。


バレルはアッパーレシーバーに一直線に直接接続される。リコイルスプリングはボルトキャリアの後ろにはなく、ガスピストンロッドをガイドとして装着されている。構造的にはAKとは別物と言ってよく、AKよりも高い命中精度を実現しているとのこと。


チャージングハンドルのノブは左右にスイッチ可能。AR15タイプのストックチューブにはリコイルリデュース機能のスプリングが内蔵される。


グリップ後ろのボタンを押すとレシーバーがテイクダウンできる。


ロアレシーバー内には当然ながらトリガー&ハンマーアッシーがある。セレクターはAR15ライクなアンビ仕様。セミオートオンリーの民間市場を狙った商品。


Cheytac USA



CHEYTACでは映画に使用されたプロップガンのM200を展示。バレルとレシーバーがアルミ製で、この腕の太いスタッフは軽々持っているが、これでもすごく重く、私はショルダーで構えられないほどだった。実銃はさらに二倍の重さだそう。


本物のM200は口径.408か.375 CheyTac弾を使用する。56"バレル、有効射程2500ヤード、重量は13.2kg。

CAA Tactical


ピストル・カービンコンバージョンキットRONIシリーズで有名なCAA Tactical。すでに紹介したカラシニコフUSAとアライアンスを組んでいて同じブース内に出展していた。

MIC-RONI。グロックシリーズに対応するカービンコンバージョンキット。写真はストックレスモデルだが、フォールディングストックを備えたモデルもある。


右側面にはG4とあるので、製品化するとRONI G4シリーズとなるのかも。マズル下のチューブはレーザーかフラッシュライトを組み込めるようになる想定のようだ。フォアグリップ部にはスペアマガジンを挿入できる。


こちらは従来モデルのRONI G2 9mm。こちらもグロックシリーズ各種に対応。写真はG26が組み込まれている。トイガンでもピストルをカービンにするキットって昔からあって、それこそMGCのM93Rのウッドストックカービンキットなんてあったのだから、何年か前に少し流行かけたが、インドア戦用にエアガン用のコンバージョンキットも人気がでると思うのだけど。

BRS (Billet Rifle Systems)



オリジナルのハンドガード、レシーバーセット、マズルブレーキなどを製造するBRS。


BRS-47M。BRSのレシーバーセットにハンドガード、マズルブレーキを備えたAR AK。基本構造はARでAKのマガジンを使用できるタイプのライフルは今回のショーでもいくつか見かけた。


ペイントカスタム。エピソード4に登場したストームトルーパー TK-421をモチーフにしている。こういったウェザリングペイントも多くみかけられた。Battle Armsの影響なのかな?


タイヤブランドのMAXXISをモチーフにしたペイントカスタム。

ANGSTADT ARMS



アメリカのカスタムパーツメーカー、Angstadt Arms。
クローズドボルト方式のUDP-9 GLOCK FED 9mm AR15を展示。


ARスタイルのオリジナル9mm口径用の0940レシーバー、ボルト一式、6インチバレルでカスタムされたSMG(ピストルカテゴリ)。


グロックのマガジンが使用できる。マズルデバイス(LantacのDragon Zero Recoil Muzzle Break)、グリップ(Naroh ArmsのSkeletonized Billet Aluminum Grip)やストック(Battle ArmsのSABERTUBE)は社外品を使用している。最初の写真でスタッフが持っているモデルのPDWストックはMVB 9MM ARC Stock。


TNW Firearms



AERO SURVIVAL RIFLE。口径は9mmをはじめ、10mm、.45ACP、.40S&W、.357SIGに対応。ライフルバージョンは16.25"バレル、下のピストルバージョンは8"バレル、セミオート、ダイレクトブローバック方式。


マガジンはグロック互換。バレルはねじ込み式で簡単に分解できる。


Thompson Machine



Thompson Machineのブースに展示してあったカスタムAR。Freedom Ordnance製のFM-9というアッパーが装着されている。


これは9mmルガー弾を150連のベルトフィードで給弾してマシンガンのように撃つという凄まじいアッパー。サプレッサーはThompson Machine製のものが装着されている。


Juggernaut Tactical



JUGGERNAUT TACTICALのM14 Rogueシャシーシステム。


去年も展示されていたが、カモペイントされていた。


.308のJT-10、5.56mmのJT-15など、AR系のカスタムライフルも展示。JT-10はDPMS.308レシーバーを使用。グリップはHOGUE、ストックはMFT製。

Robinson Armament



アメリカの銃器メーカー、Robinson ArmamentのXCR-L。LはLightの意味で、小口径ライフル弾の5.56 NATO (.223)から、 7.62x39mm、.300 Blackout、6.8 SPCまでに対応するマルチキャリバーライフル。中口径弾ライフルに対応するXCR-Mシリーズもラインアップする。


XCRはVFCから電動ガンで発売されているので知っている人も多いのでは。

SERBE FIREARMS



RN-50。口径.50BMGの単発式ライフル。29.5"バレル、重量7.7kg。お試し特別価格で$875って安い!!


中折れ式になっていてファイアリングピンの内蔵されたキャップを取り外して弾を装填。あとはハンマーを起こしてトリガーを引くだけ。

ショットショー2016 パート9へ続く
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2016/02/22

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