
「朝食はさっぱりとソルロンタンよ!」
「そ、そるろん、たん?」
ソウル二日目の朝、眠い目をこすりながら戸惑う私を、妻は私について来いとばかりに地下鉄の駅に誘う。
写真は1925年に建てられたソウル駅旧駅舎で、
今はもう使われていない。となりに近代的な駅ビルが建てられている。
ホテルから一番近くの地下鉄ソウル駅へ入る。

ソウルは地下鉄網が東京並みに張り巡らされている。路線図を見るとその複雑さに戸惑うが、ラインと駅はすべて番号が振ってあり、東京の地下鉄よりもわかりやすいことに気づく。また地下鉄車内は日本より幅が広く感じた。レールの幅も日本よりちょっと広めに見える。
地下鉄1号線でソウル駅から2駅の場所にある鐘閣(チョンガク)駅で下車。3番出口から歩いて数分のところに目的の「里門ソルロンタン」というお店がある。
お昼時には近くのサラリーマンでごった返すという。まだ9:30なのでお店に我々以外の客の姿はない。
さっそくソルロンタンを注文する。
価格は一人前6000ウォン(450円)。
出てきたのは真っ白なスープに薄切りの牛肉が入ったお粥。
中には牛肉のほか、白滝のようなものとお米が入っている。熱々のスープはコクがあって旨いが、このままだと味が薄い。
好みに応じてカスタマイズするのが流儀のようだ。

刻んだネギと塩、コショウ、辛味噌、そしてキムチとカクテキ。これで自分好みにアレンジするわけだ。
チューニングはお手のもの。あれこれオプションカスタムパーツを投入していく。
しっかし、ここのキムチが非常に美味い。
なんとも漬け込み具合がよろしいのだ。
スープがピンク色になるまでキムチを投入する。
ソウルの街中ではたまにウッドランド迷彩の軍人を見かける。一瞬コスプレ? と思いきや正真正銘の軍人さん。そういえば韓国は徴兵制だった。18歳のときに約2年間の兵役がある。
1号線から4号線に乗り換えて南東へ向かう。
蚕室(チャムシル)駅で下車し改札を出るといきなりロッテワールドの赤い看板。
その奥には豪華な噴水が。


スケートリンクの脇に実弾射撃場の入り口がある。なぜか床井雅美さんのビデオが流れている。
エントランスに続く廊下にはアンジーとブラピの顔出し看板が。
レンジ前のウェイティングルーム。
レンジは8レーン。
広々としたレンジ。
ロッテワールド射撃場で撃ったのはこの3丁。
続いてリボルバーのルガーGP100 GP-161。
そしてアメリカ製で.38spl弾を使用するS&W M64 4インチヘビーバレルモデル。KフレームのM10ミリタリー&ポリスのステンレスバージョンだ。撃ちやすかった。
お世話になったスタッフの皆さん。
射撃の後はちょっと遅いランチをロッテワールド内の民族食堂で食べる。ここのビビンパが美味かった。
ロッテワールドから離れて蚕室水陽火汗蒸幕(チャムシルヤンプルハンジュンマク)にいく。ここで、お風呂に入ってサウナで汗を流し、韓国式垢すりをしてもらい、マッサージでまったりと3時間ほど過ごす。75度の激熱いサウナとか、氷点下のサウナとか。
まずはユッケ。
生カルビはな肉。
おススメの味付けカルビ。
味付けカルビをこんな感じで焼いてもらっちゃって...。
こんな感じで細かく切った肉を柔らかサンチュに乗せて食べる。キムチと辛味噌も添える。肉汁がギュッと口の中に広がってウマー。
大体この手のツアーは初日の空港からホテルまでの間と、最終日のホテルから空港までの間にツアー客専門ともいえるお土産物屋に寄る。今回もご他聞に漏れず、やれ話題のBBクリームだ、韓国海苔だ、ポッサムキムチだとやたら土産を買った。だが韓国の魅力はそんなお上品な免税店だけではない。
夕食が終わるとソウルの繁華街「東大門(トンデモン)市場」に繰り出すことにした。

東大門市場、ソウルの東側にある繁華街だが、雰囲気としては築地の場外市場のようなノリ。ただし扱っている商品はファッション系が多く、特にバッグ、毛皮コート、革ジャン、靴などの革製品が安いことでも有名。

店内にはぎっしりと革製品が並ぶ。ここで値切りに値切った末、革ジャンを1万2千円でゲット。

東大門市場は屋台も多い。歩く隙もないほどに歩道を埋め尽くした屋台の数々。前を歩けば日本語で食べて行けと話しかけられる。
ということで、ソウル二日目が終わる。
グアム実弾射撃ツアー 2009
グアム上陸作戦 実弾射撃ツアー2008