DCI Guns 軽量マルチマウント

DCI Guns 11.1V 700mAh スティック LiPoバッテリー XT30互換コネクター 45C-90C

DCI Gunsの11.1V 700mAh スティック LiPoバッテリー XT30互換コネクター 45C-90Cをトレポン用に使ってみます。

コンパクトながら最大90Cのパワフルなリポ

電動ガン用のバッテリーはコンパクトで軽量なリポバッテリーが主流。あの安全基準の厳格な東京マルイですらついにリポバッテリーを発売するわけで、現状で電動ガン用のバッテリーとして最適なのがリポバッテリーと言えるだろう。

ひとくちにリポといってもスペックはさまざまで、サイズ、コネクタ形状、電圧、容量、Cレートなど、多くのタイプが市販されている。

今回は筆者が使用しているトレポン用のバッテリーとして、DCI Guns 11.1V 700mAh スティック LiPoバッテリー XT30互換コネクター 45C-90Cを使用してみたので紹介しよう。



パッケージはスペックが分かりやすく記載されており、製品特徴や注意事項なども詳しく書かれている。

M4(AR)用のバッテリーは?

PTW INFINITYのM4は11.1Vバッテリーが標準で、海外製電動ガンなどでも11.1Vに対応しているものがある。7.4Vに比べて電圧が高いので、作動性が上がり、レスポンスが良くなるが、11.1Vに非対応の電動ガンに使用すると故障するので確認が必要だ。

最近のM4(AR)系はスリムなフリーフロートハンドガードが普及してきたこともあり、バッテリー収納はバッファチューブや、ストック内といったケースが多くなってきた。

なかでもストックの自由度を優先する場合はバッファチューブにバッテリーをセットするのがおススメだ。

PTW INFINITYの場合、モーターがギアボックスにあるので、グリップ内にバッテリーを仕込むこともできるが、配線加工やスペースの限界もあって、ストックレスやフォールディングストックといったカスタムにしない限り、やはりバッファチューブにバッテリーセットするのが一般的だろう。

トレポン用バッテリー
筆者がこれまでにトレポンに使用してきたバッテリー。上からOPTION No.1の900mAh 20C、DCIの1000mAhリポバッテリー、Ave. 25C Max 50C、DCIの700mAh Ave.45C Max 90C。

形状としては一般的なスティックタイプでどれも長さは10.5cmほど。M4のバッファチューブに収納できるサイズだ。

より細身
DCI 700mAhは容量が少し少ない分、より細身になっている。カタログスペックは18mm×17mm。新品状態の実測ではもう0.5mmほどスリムだが、リポは使っているうちに膨れてくることもあるので公称値に少し余裕を持たせているのだろう。

バッテリーの容量とCレートの関係

このDCI 700mAhバッテリーは、1000mAhよりわずかにコンパクトでありながらもそれ以上の出力性能を持ったバッテリーだ。限られたバッテリースペースでもキビキビとした動作が要求される電動ガンに適しており、PTWやDAS、ハイチューンされたカスタムガンでの使用を想定してXT30コネクターのみのラインアップとなっている。

容量が少ない分、撃てる弾数は減少する。メーカーに確認したところ、DASの場合だと1発あたり1mAhで概ね換算できるとのことで約700発程度は撃てるということだった。

瞬間の出力電流(セミオート射撃に影響)について具体的にスペックを見ていくと、

11.1V 1000mAh 25C-50C = 1A x 50C = 50A
11.1V 700mAh 45C-90C = 0.7A x 90C = 63A

となり、 「小さいのによく動く」立ち位置のバッテリーと言える。

高Cレートはレスポンスが良くなりすぎて壊れないか不安という方もいるが、低Cレートでも2000mAh 20Cー40Cだと、瞬間出力のポテンシャルが80Aもあるので、単にCレートでの比較ではなく、容量との兼ね合いであることを認識して、自分の電動ガンに適したものを使うと良いだろう。

XT30
コネクターはXT30。PTW INFINITYでは現状スタンダードなコネクターだ。定格電流は30A MAXとなっている。なお、スタンダード電動ガンなどに使用されているタミヤミニコネクターは定格電流10A MAXなので3倍の電流値だ。電子制御化が進み、より大きな電流が必要な電動ガンにはこのクラスのコネクターがおススメだ。

コネクターについてはこちらのコラムも参考にどうぞ
>コネクター! でめちゃんのカスタム放談 Vol.31

形状がスリム
形状がスリムなのでコネクターもギチギリすることなくスルッと入る。重量は57gと軽量で、銃のバランスを崩さない。参考までに写真のバッファチューブ内径は25.5mmほど。

十分な余裕
十分な余裕をもってバッテリーを収納できる。配線やコネクターがはみ出すこともないので、ストックを一番縮めてもカチッと問題なく収まるのが良い。

トレポンで何発撃てるか?

バッテリー充電器はハイテック X1 NANO プレミアムを使用してバランス1C充電をおこなった。ストレージ用電圧の各セル3.8Vから30分ほどで満充電、各セル4.2Vで100%となった。

PTW INFINITYに接続し、かなり速めのセミオートで300発撃ったところでバッテリーチェッカーで測定した。各セル4.02Vで80%となっていた。バッテリーはほんのり暖かい。

さらに10分ほどおいてマガジンをリロード、再び1マグ60発×5本=300発をセミオートで速射。レスポンスはなんら変わりない。むしろ指が疲れてくる。ここで空撃ちも含めて合計600発ちょっと撃っての電圧は3.92V、64%だった。

さらにインターバル10分置いてもう300発をセミオートで速射。レスポンスはとくに変わりない印象だ。
合計900発ちょっと撃ち終えて、バッテリーのステータスは各セル3.84V、46%だった。

ターゲットボックス

まだまだ撃てる感じだが、電圧的にストレージ電圧より下げたくないので、ここでテスト終了。ここまで1時間も経っていない。
このバッテリー1本で、バーストやフルオート射撃も交えて、実際のゲームではインターバルを長めに取ると思うので、1000発は撃てそうだ。

バッテリーは予備として2本は持っていくので、私がゲームで1日戦う分には十分な容量だ。




2023/01/18

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