東京おもちゃショー2013 マルシン工業 新商品
2013年6月13日から16日まで東京ビッグサイトにて開催された「東京おもちゃショー2013」のマルシン工業の新商品をレビュー。
新発表のEXB2シリーズ第1弾 Five-seveN。6mmBB弾仕様のCO2ガスブローバックガンだ。
CO2のメリットはHFC-134aに比べて、低温時や連射時の圧力低下が少ないこと、また温暖化係数も格段に少ないこと(1300分の1程度)が挙げられる。
このFive-seveNの最大の特徴は、フルサイズのマガジン内にCO2カートリッジを装填してガスブローバックで射撃できるということ。
今回は試作品の展示だったので試射はおろか、触れることもマガジンの写真も撮らせてもらえなかったが、マガジン底部からキャップを外してカートリッジを挿入する仕組み。マガジン両サイドには縦長のスリット穴が開いていてボンベが露出していた。
マルシンが発売する12g入りCO2カートリッジ。5本セットで600円(税別)。
これまでは5本セットで500円(税別)だったが、100円値上がりした。
これ1本で100発以上は撃てるとのこと。
カートリッジは一度差し込んだら使い切り。
マガジンバンパー部は試作なので未処理のダイキャスト地のままだが、製品版では黒くなる。
このスリムなグリップにCO2カートリッジが入っている。
マガジン底部のカートリッジキャップを取り外すための治具。
やけに焼き色が美しい。
パッケージは全くもって味気ない雰囲気の白。
ん! 「※マガジンは別売です。」って。カートリッジではなくてマガジンが付属していないの?
スタッフに確認したところ、1本もマガジンは付属していないらしい。理由を聞いたが答えてもらえなかった。
マガジンの同梱されないエアガン、ある意味、トイガン業界初? いや世界初!?
本体価格を安く抑えたかったからだろうか?
発売時期、価格は未定。装弾数は20～22発くらいになりそうとのこと。これまでの6mmBBシリーズが18発だったのでちょっと増えた。
参考出品でCO2ガスブローバック仕様のUS M1カービン モノトーンストックが展示(上段)。ストックカラーがブラックとODの2種類。下段は発売中の木製ストック仕様。
同じく発売中の6mmCO2ガスブロのUS M1カービン PSW。木目調プラスチックストック仕様だ。
組立キットのモデルガン、ブローニング・ハイパワー。価格未定。
マテバリボルバーが6mmBB弾仕様になる。グリップ内にガスをリキッドチャージするライブカート仕様。
スーパーブラックホークも6mm化。
コンストリクターも6mm化。
アンリミテッドリボルバーも6mm化。
アナコンダも6mm化。あとはホークタロンとレイジングブルが6mm化すればほぼすべてのラインアップが6mmBB弾で撃てる。
おもちゃショーで気になったおもちゃ達
マルシンブース以外にもおもちゃショーは見どころ満載のイベント。そのなかでもYASの心にプスリと刺さったイカした商品をご紹介。
バンダイブースで発見。
世界中が驚愕した新時代の水鉄砲!「ウォーター・ファイト」。どこかで聞いたようなフレーズw。
ポンプ式の水鉄砲だが、デザインがオシャレ。
このツインアリゲーターはポンプするたびに上下2本の銃身から交互に水を発射する。最大飛距離8m、給水量350ml。価格は4,725円(税込)。
試射レンジがあったので射撃してみる。飛距離は推して知るべしだが、なかなかの迫力。
ファイアドルフィン。別体式の背負い式ウォータータンクに1100mlと圧倒的なな給水量を誇り、コンパクトタイプでありながら最大飛距離8mの長期戦時に有効なブラスター。2,625円(税込)。
ストームシャーク。左右180度に可動する2本のノズルとミラー付スコープを備え、物陰や予想外のところからターゲットを狙えるバトルブラスター。最大飛距離7m、給水量375ml。4,725円(税込)。
ガトリングタイガー。ハンドルを回すことでガトリングのように3本のノズルが回転しながら水を連射し、的確に相手を狙えるパワフルなブラスター。最大飛距離4m、給水量250ml。4,179円(税込)。
ウォーターファイト用のファイティングジャケット。2,100円(税込)。ジャケットのターゲットマークに水が当たるとピンクに変色する。
これを着用してチームで撃ちあい、ピンクになった分を減点する。
また試合では陣地に設けられたターゲットも同じ仕組みで、これを守りながらバトルを行う。
専用のウォーターファイトゴーグルも1,890円(税込)で発売中。
2vs2のチームバトルや、100人規模での大合戦イベントもこの夏予定されており、バトルツアーとして地方予選大会から日本一決定戦も行われる予定。燃えるなこれは。
ウォーター・ファイト公式サイト
渋すぎる通好みの城ジオラマ
お城ジオラマ復元堂より三河 長篠城が"城ラマ"第一弾として発売。1500分の1スケール。
長篠城を城郭復元マイスターの二宮博志氏の解説によるムック本と、オリジナルテーマソングCDが同梱される。通常版は12,600円(税込)、塗装版・長篠城古地図付が13,650円(税別)。
よくある天守閣のモデルではなくて、なんと城の立地する周辺地形も含めてジオラマ化されている。
「お城の魅力は地形と郭を上手く組み合わせた、全体性にある」という中世城郭ファン待望の一品。
織田・徳川連合軍vs武田軍の長篠の戦(1575年)で有名な戦国時代のお城。城の北側に武田勢が築いた土塁まで再現されている。
ひとつのパーツはこんなに小さい。これよりも小さいパーツもあり、組立には虫眼鏡必須だ。
第2弾は高天神城だそうな。これまた渋い選択。