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エントリー No.234

■モデルガン部門
■投稿タイトル:復讐 (ヴェンデッタ) の長剣
■投稿者:桃☆拍拍

作品写真

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■コメント

<タイトル>
復讐 (ヴェンデッタ) の長剣

<銃の背景>
マフィアが組織の裏切り者を粛清する時、その手に握られるのが『ルパラ (Lupala) 』と呼ばれるソードオフされた水平二連散弾銃です。

映画ゴッドファーザーなどに登場する伝統的なルパラは、いわゆる「マッドマックスの銃」のような短銃風のソードオフではなく、銃身を長く残した「ロング・ソードオフ」とでも言うべきスタイルでした。

猟銃を使用するのは、裏切り者=人でなく獣、と見なして始末するため。ルパラとは、まさに『 復讐 (ヴェンデッタ) の長剣 』なのです。

今回、映画スカーフェイスで麻薬王ソーサが雇った暗殺者 "The Skull" が、主人公トニー・モンタナを仕留める際に使用したルパラをモデルにしました。

<カスタム内容>
ベースはハドソン MAD MAXと、華山 ダブルバレル・ショットガン × 2丁の三個一 (サンコイチ) です。

スカーフェイスのルパラを再現したい一心で、様々な銃身長、先台&グリップの形状を試行錯誤した結果…、

■ 銃身長は 20-1/2 インチ
■ 先台はクラシックなイングリッシュタイプではなく、より近代的なビーバーテイル型を採用
■ グリップは スポータータイプの銃床をコーム部を残して切断。この "ハンマーヘッド" 型が手の保持が効いて滑らず、長い銃身とのバランスも良くまとまりました

ソードオフしたことで照星が無くなったため、実銃で言うところの中間照星の位置に新たにビードタイプの照星を設けています。固定式照門はホルスターに収める際に落ち込み防止のストッパーとしても役立つことから、残しています。

映画ザ・ハントに出てくるソードオフを参考に、フレームの塗装を落としてツートーン仕上げに。先台とグリップも塗装を落としてニスで再仕上げ。

全てのネジをこだわりのマイナスネジに交換。一部は真鍮から自作しました。フレーム底面にワンポイントで真鍮ネジのゴールドが映え、血生臭い粛清に使われる犯罪銃にイタリア風の伊達感を少し含ませました。

トリガーはスリムなハドソン製を使用、実銃同様に右銃身を前トリガーとしています。

蓄圧シェルが使用できないようチェンバーにインサートを仕込んでダミーシェル専用とし、発火もできない完全無稼働モデルガンとなっています。

写真3枚目は、通常のソードオフ・モデルとの比較です。マフィア御用達のルパラと、ギャング愛用のソードオフといったところでしょうか。


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