ハイパー道楽 カスタムガン・コンテスト2020 エントリー作品 コンテストトップへ

エントリー No.226

■エアガン部門
■投稿タイトル:セッジリー OSS .38
■投稿者:革靴

作品写真

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■コメント

【仕 様】
 作動方式 単発中折カート式エアガン
 ベース  クラウン デリンジャー

【実 銃】
この銃はハイパー道楽さんのコンテンツ『世界のド変態銃図鑑』で知り、サバゲでどうしても使ってみたくなって製作しました。

太平洋戦争中に米国で開発された武器で、手の甲に隠し持ち、相手の隙を見て殴り付けることで撃発する特殊な銃。世にも珍しい『引き金を引かない銃』です。しかも、相手にトリガーロッドが命中しないと発射されないので、放たれる一撃は『常に必中』であるという、銃というものの概念を塗り替える銃です。

【製 作】
パテを盛り付け、プラ板を切り出し、ヤスリやリューターでひたすら削り込みました。これは一応『拳銃』ジャンルかな?と思い、金属パーツは必要最小限に押さえました。

ベースガンにはバレルの形状が似ているデリンジャーを使用すれば簡単かと思って走り出したのですが、口径が違うためにサイズ感が納得いかず、結局外装はスクラッチとし、ピストンとシリンダーのみ拝借しました。意外と大きなシリンダーを納めるのに苦労しました。

カートリッジかマガジンか悩みましたが、『銃に必要なものは弾数よりロマン』と考え、カートリッジ式としました。各社.38SPLや357MAGのカートが使用できます。インナーバレル長確保と入手の容易さから、クラウンの357MAGカートが実射に適しています。

シアーは持たず、ロッドを一定量押し込むとピストンが解放される銀玉鉄砲方式です。これは、実銃にシアーがないことを踏襲しました。

セーフティ、薬室解放スイッチ、排莢レバーはそれぞれ可動します。

情報の少ないこの銃を、『実際に使うならどういう状況になるだろう』とワクワクしながら製作しました。
相手を殴り付けて撃発しますが、もしも殴った部位が腹などの柔らかい部位だったら?不発になるかもしれません。
セーフティは反対の手で操作しなければならないので、咄嗟の解除は困難です。

全体的に勝手が悪く、実際に使用された機会があったのか不明な銃ではありますが、なんとかして戦い抜こうと試行錯誤し産み出された銃だと思います。
非力な.38SPL弾を、たったの一発しか撃てない貧弱な銃。
しかし必中であるこの弾丸は、見る者のハートを確実に射抜く必殺の一撃となるでしょう。

紹介動画


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