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エントリー No.103

■モデルガン部門
■投稿タイトル:FN M1910 スウェンソン風カスタム
■投稿者:エビゼミ

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■コメント
米国のガンスミス、アルマン・スウェンソン氏のカスタムガンをイメージした物です。
スウェンソン氏は1960年代頃から活躍されていたガンスミスで、近代的な戦闘用カスタムピストル制作の第一人者として知られています。
特に彼の制作したガバメント用のアンビセフティ(A・D・SWENSONと刻印が入っているアレです)は70年代以降広く普及し、ジム・クラーク氏やジム・ホーグ氏等の著名なガンスミスの制作したカスタムピストルにもしばしば使用されました。
またノバックサイトの開発者であるウェイン・ノバック氏は80年代頃にスウェンソン氏の工房に勤めていた事があり、スライドのボーダーカットやマッティング加工など、ノバック氏の制作するカスタムガンにはスウェンソン氏の影響が見てとれます。

実はスウェンソン氏がM1910のカスタムを制作した事は自分が知る限りでは無いのですが、前述のように弟子筋であるノバック氏がコルト32オートのカスタムガンを制作しており、似たようなものが作れないかと思い制作しました。
ベースガンはマルシンのモデルガンで、スクエアトリガーガードやKフレームサイトの移植、革製のマグバンパー等々、カスタムの内容はスウェンソン氏がガバメントやブローニングハイパワー等他機種のカスタムガンで行っていた加工を参考にしています。

完成した物をいじってみるに、サイトピクチャーやセフティの操作性は改善されたかと思います。
ただ元々小さい銃という事もあってやや手のやり場に困る部分があり、特にサムセフティに親指を乗せた状態でグリップセフティを解除する事が難しいです。
グリップセフティを後ろに延長して大型化するか、あるいは押し込んだ状態で固定すれば解決するかと思いますが、前者はスウェンソン氏はあまりやらない加工ですし、
後者はチャンバーに装填した状態で携行する際、グリップセフティをキャンセルしてもハーフコックとサムセフティと2つの暴発防止のための機構のあるガバメント等と違い、M1910はサムセフティのみになってしまうので悩みどころですね。



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