ハイパー道楽 カスタムガン・コンテスト2019 エントリー作品 コンテストトップへ

エントリー No.161

■エアガン 部門
■投稿タイトル:あの トンプソンを改造 その①
■投稿者:裏ジャッカス ジョーム

作品写真

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■コメント
トイガンカスタム、大好きです。
市販されたトイガンの中でも特に「古い銃」「カスタムパーツが少ない銃」は無限の可能性を感じムラムラします。
私はカスタムガンは部屋の飾りにせずサバゲーフィールドでバリバリ使います。
ですから見た目の完成度だけではなく、実用性や耐久性もカスタムガン製作の大切な要素と考え進めています。

ベースは東京マルイ M1A1 トンプソン

M4と違い、全体をフルカスタムされた例が殆どありません。
実銃好きからすれば外装を変えるのは邪道とお叱りを受けるかもしれませんが、トイガンの手軽さゆえ常識を打ち破る自由な発想を楽しんで頂ければと思います。

★トンプソンの無骨で重厚な部品構成はそのままに全体をサイズダウン。その昔量産品であったかのような「ノスタルジック」に仕上げてみました。
どっかで見た事あるような、シンプル且つ違和感のない印象を表現するため、構想には結構期間を要しました。

トンプソンは、実はサバゲーでの実用性能も高い構造です。
バレル穴の中心とアイアンサイトの距離は2cm程度とハンドガン並みであり、照準時の誤差が単距離と中距離でも少ない利点があります。

・フレームを加工し「AMERICAN 180」ほどのサイズに縮小
ウッドストック取り付けのためフレームカット時に台座部分を削って残しました。

・アウターバレルカットしレシーバーへ圧入
CQBエリアやインドアで使う頻度も多いため、全長を短縮。バレルが中心に収まるよう旋盤加工しました。
レシーバーのバレル挿入口は外側がΦ18mm、チャンバー側がΦ16mmのテーパ穴のため、バレルも手作業でテーパ加工しました。

・リアサイト移設
既存のタンジェントサイトが使えなくなったため、同じアメリカ製のColt AR-15のリアサイトを加工して移植しました。

・ストック自作(木材加工)
トンプソンはアメリカ製です。軽くて丈夫な「米杉」を使いたかったのですが現在輸入規制で入手不可能と知りました。
色々と調べたところ、国内のある木工製品に採用されている事を突き止め、中古で購入し解体して調達に成功しました。
それを知人(職人)の協力でストック加工に適した精度の高い板材に製材して頂きました。
ストックを新規製作するにあたり、どうせなら目新しい印象の形状にしようと色々を試行錯誤しましたが、なぜか違和感が出てしまいます。
ストック長は体型に合わせ、M4A1リトラクタブルストック(6点調整)の2段目と同等である事と、保護ゴーグルを付けて頬付けしアイアンサイトがストレスなく覗けることは必須条件です。

結局、モーゼルストックやRPK、AK47のストックと近似値的な、一見どこにでもある様なシンプルな形状がしっくりきました。
木材加工は初めてでしたが、取り付け形状、頬付け感、強度、バランスなどとても勉強になりました。
ニスはエボニーとローズを混ぜて調合

内部はレスポンスと耐久性重視にてフルカスタムしています。

トンプソンの持ち味を残し、シンプルな外装に仕上げ、最高に扱い易い一挺が完成しました。

全体の様子は、ブログ内でも詳しく解説します。
裏ジャッカス(http://urajackass.blog91.fc2.com/

2019.9.21~ BB-JUNGLE 24耐サバゲーに投入しますので、気軽にお声かけください(笑)



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