ハイパー道楽 カスタムガン・コンテスト2018 エントリー作品 コンテストトップへ

エントリー No.002

■エアガン部門
■投稿タイトル:マルティニ・ヘンリー
■投稿者:Mackman

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■コメント
19世紀末、世界のほぼ四分の1を支配していたヴィクトリア朝の大英帝国において当時主力小銃であったマルティニ・ヘンリーのガスガンを製作しました。
この銃は金属カートリッジを使用する後装式銃としては最初期のもので、装薬には黒色火薬を使用しており、また弾倉をもたず一発ごとに排莢・装填する単発式となっています。
日本においては非常にマイナーな小銃であり、BF1で初めてその存在を知った方も多いでしょう。そのため恐らく今後も既存のメーカーによってトイガン化されることはないと考えられます。しかしこのような銃のモデル化やもっと言えばゲームで使いたいと考える人々が居て、また個人的にも以前よりこれのモデル化を強く望んでいたこともあったため、試作するに至りました。
実銃はカートリッジ単発式ですが、当作品においても東京マルイ製のエアリボルバー用カートを使用することによりこれを再現しています。ガスの放出機構は銃床内部に収まっており、内部のチューブを通って機関部に流れ、そしてカートを通して弾を発射させる構造となっています。
外装や内部機構の製作には3Dプリンタを使用し、ガス放出用のGBBマガジンやバレルなど発射機構の部品にはマルイ製パーツ、そしてボルト・ナット・バネ等の部材類もホームセンターで入手できるものを、またカートも比較的安価かつ入手容易という理由からマルイ製カートを選択しました。
これはなるべく入手しやすい部品を使用する事で、誰でも製作、もっと言えば容易に量産できる事を基本コンセプトとしているためです。
とりあえずカート単発式でBB弾を撃てることが前提の試作段階であるため外観には多少デフォルメされた部分もありますが、今後外観のリアル化も試みたいと考えています。
多弾倉やハイサイクル化など、単体でのフルオートの火力が追求されることの多くなってしまった今の時代ですが、たまには『箸休め』としてこのような単発式の銃を使用して戦う事で、開けた場所で戦列や方陣を組んで指揮官号令と共に一斉射撃するような、従来とは違う新しい(古い?)スタイルのゲームを確立させてみるのも一興ではないでしょうか。

〇各協力
撮影およびモデル:ウィンストン氏
表面処理・塗装:kobajohnny氏



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