MS FACTORY M727 アブダビカービン 次世代電動ガン カスタム

MS FACTORYの次世代電動ガンをベースとしたカスタム、M727 アブダビカービンをレビュー。

実銃のM727 アブダビカービンは、1985年にアラブ首長国連邦の要望により開発された。M16A2のショートバージョンで、14.5インチバレル、樹脂製ハンドガード、テレスコピックストックなど、その後に米軍制式となるM4カービンに通じる過渡期的なモデルと言える。
1993年のソマリア紛争をテーマとした映画『ブラックホーク・ダウン』にて、デルタ部隊の精鋭がドットサイトやフラッシュライトを搭載したM727を印象的に使用していることから、ミリタリーファンの間でも人気のモデルだ。今回はなかでもデルタ隊員のサンダーソン一等軍曹仕様が再現されている。


アウターバレルはM4カービン同様のグレネードランチャー取付用のステップカット(くびれ)がある。またクランプでSUREFIRE 6Pタイプのフラッシュライトを取り付けてある。


フラッシュライトのリモートスイッチがハンドガード右側に取り回してある。


アウターバレルの使用弾薬とライフリングのツイスト刻印もしっかり入っている。


フロントサイトはA2同様角断面。


樹脂製ハンドガードは実物パーツが奢られている。質感・剛性ともに優れ、量産品では見られないカスタムならではの豪華仕様だ。内部にはヒートガードもある。


レシーバーは金属製。アッパーはE&C M16A2メタルフレーム、ロアは次世代電動ガンをベースにしているが、刻印はM16A2タイプをレーザー刻印している。


レシーバー右面。ボルトフォアードアシストノブ、リアサイト、ダミーボルト、マグキャッチ、ボルトキャッチ、バッファリングなどの金属パーツは「黒鉄磨き上げ処理」と呼ばれる金属感のある仕上がりとなっている。


各部の仕上げが美しく、量産品の次世代電動ガンとは一線を画す仕上がり。


キャリングハンドルにはマウントと、CompM2タイプのドットサイトが搭載される。ダイヤルキャップがワイヤーで脱落防止している仕様の旧タイプがまたリアル。


チャージングハンドルを引くと可変ホップアップダイヤルにアクセスできる点は、M4系の次世代電動ガンと同じ仕様だ。もちろん、内部ユニットは次世代電動ガンなので、射撃時にボルトが前後するシュート&リコイルエンジン、弾を撃ち尽くすと作動が停止するオートストップ機能を備える。ダストカバーは形のリアルさを追求して閉じることはできないが、スチールプレス製のリアルなものだ。


グリップはA2仕様、トリガー、トリガーガード、セレクターも黒鉄磨き上げ処理。


ストックは旧型のCAR-15メタルストックが装着される。旧タイプの伸縮は2段、あるいは4段階だが、本モデルでは使い勝手を考えて、6ポジション仕様だ。なおオーダー時に、2ポジション、4ポジションへの変更が可能とのことだ。


マガジンはマルイ純正の82連。もちろん同規格の多弾倉マガジン等も使用できる。


バッテリーはハンドガード内にセパレートタイプをセットする。コネクターはT字タイプ。今回は7.4v、1200mAh、20Cのリポバッテリーを使用している。また配線は電動効率の高いテフロンコードを使用している。


屋外で実射。30mでの弾道性能はもはや次世代電動ガンそのものといった形で実に安定している。0.2g、0.25g弾でセンターサークルに十分当てて行けるだけの精度がある。40m先の一斗缶にも当てられる精度があり、ホップ調整も次世代電動ガンなので調整しやすい。

リコイルショックによる衝撃にもバタつくことなくしっかり支える剛性の高さ、そしてなんといってもカスタムパーツとして装着されたCAR-15メタルストックを伸ばしたときのチャキンという金属音や、実物ハンドガードの細さ具合、全体の剛性の高さが構えた時の特別感を醸し出している。

まさに、カスタムモデルならではの特別な一丁。気になる方はMS FACTORYにコンタクトしてみて欲しい。

スペック

協力：東京サバゲパーク、MS FACTORY

MS FACTORY 公式ブログ：https://msfactory16.militaryblog.jp/e1161085.html

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