SIG SAUER P226エリート SAO 実銃レポート
本コンテンツは米カリフォルニアからの実銃のレポートです。

SIG SAUER P226エリート SAO 実銃レポート

[パート1] [パート2] [パート3]

PHOTO & TEXT 永田市郎

ハロー(^^)みなさん。
SIGサワー社が出している 「P226エリート SAO」という拳銃をリポートさせていただきますね。もちろんこれは実銃の話です。

P226についてはご存じの人が多いと想うのですが、これは1911と同じシングルアクションオンリー( SAO)なのですよ。

ダブル&シングルアクションのP226とシングルオンリーのSAOは、基本的には同じモノなのですが、現実的にはまったく異なった拳銃だといえます。
この両者、どのような違いがあるかといえば、P226はタクティカル系であり、SAO はオールマイティーだと言えるんです。

タクテイカル系という意味は、ポリスやミリタリーが携帯するのに向いているという意味なのです。
たとえば FBIのSWATティームがリヴォルヴァからオートに変更した時には P226を採用しましたし、かの有名な米国海軍の SEALもいまだに P226を使用しているのです。ちなみに日本の海自特殊部隊のSBUもP226を使用しています。

世には様々な拳銃がありますが、SIGの P226は「ワンノブ ザ ベスト」つまり最高クラスの中の一挺、というわけです。
ワシはアメリカの銃器雑誌でフォトグラファーとして30年間ほども働いており、この間に様々な銃をテストする機会に恵まれました、が、実際に自分で護身用の拳銃を携帯することになったとき、やはりこの P226を選びましたよ。

そして2年間ほど P226をキャリーしていたわけなのですが、いつも残念に想っていたことがあるのです。それは、P226がコック&ロックタイプではないということでした。
コックとはハンマーを起こすこと、ロックとは安全装置をかけること・・・つまりシングルアクションのことなのです。

ですから、P226の姉妹となる SAOが発売されたのは、とても嬉しいニュースだったわけなのです。
とはいえ、ワシの住むキャリフォニア州では SAOの販売はできないというルールがあり、すぐにゲットすることはできませんでした。が、でも ある種のガンショップは特別な抜け道を得ており、そこを通すと SAOの正規購入が可能となり、たまたま近くでオープンしたショップがその道のプロだったので遂にワシも購入できたのです。

まずは、とくと SAO の横顔などをごらんくださいな(^-^)





SAO の魅力のポイントは、なんといってもココなのです!!

このセフティーレヴァーをごらんくださいな。けっして小さすぎず、かといって大きすぎることもなく、このままで過不足なく使えるのです。とても非凡なディザインです。

セフティーの操作がしやすいということは、銃で身を守る者にとっては重要なことで、ここに生き死にが かかるといってもよいのですよね。だって敵を前にして銃を抜いたものの、セフティーから親指が滑って撃てなかったなんてことを想像してみてくださいな、、もうそれで人生が終わってしまうのですからね(^_^;

このセフティーがあるために1911の使い手が SAOを握ると、まったくの違和感なしに手にフィットしてくれるのです。銃のプロは様々な銃を使いこなせるわけですが、1911タイプは彼らのイチオシのひとつですからね。

で、しかしダブルアクションの P226となると、ここで議論が沸騰することになるのですよ。つまり DAを嫌う人や敬遠する人が出てくるということです。その理由は、初弾のスピードが遅くなること、、そして初弾の命中率も落ちるということなのです。
命中精度が落ちる、という意味は、人が撃つとうまく当たらないということ。つまり DAだとトゥリガーを引きにくいので、当てにくくなるということなのです。

たとえば 7mほどの距離から拳銃を抜いて1.5秒以内にヘッドショットを決めるというのは ひとつの基本ですが、DAのP226でこれを確実にやるのはかなり難しくなるのです。トゥリガーのストロークが長いので速度は落ち、精度も保ちにくいわけです。でも1911タイプですと はるかに楽になるのですよね。さらに25mほどという遠い距離から撃つとなれば、DAの速度と精度におけるハンディは倍増してしまうのです。

では、どうしてDAを好む人も多いのかな~?・・・というギモンがあるわけですが、その理由は「安全性」にあるようです。あまりにもトゥリガーが引きやすいと 緊張した状況では(銃で人を撃つ場合はだれでも半パニックとなるのです)不本意にうっかりとトゥリガーを引いてしまうので、それを防ぐためには初弾は DAの方が良い、という意見なわけです。

ちなみにワシは、この意見には反対です。なぜかといえば、DAだろうがリヴォルヴァだろうが射撃に慣れていない人はどっちみち暴発させてしまうので、そこはしっかりとした訓練を積まなければ事故は免れないと想うからなのです。

拳銃は、自分を守るために相手を撃つ、という道具なのですから よほどの訓練をしないとイケナイと想うのですよ。だってクルマの免許ひとつ取得するのにもかなりなオカネと時間をかけるわけで、これは誤って人を轢かないための訓練でもありますからね。

人間というのは、訓練次第で出来なかったことが出来るようになり、同じ人なのに別人のようにするどくなれるわけですから、射撃にあっても訓練された者とそうでない者にはウンデイの差が生じるものです。

で、DAが安全だ、と言う人への反論としては “ほんじゃグロックはどうなんじゃ? あれはストライカーが半分近くコックされていてサムセフティーすら付いてないぞ・・・”
という意見もあるわけです。
いや、たしかにそうですよね(^^)
 
じゃ、そんなにハンディのある拳銃なのに市はどうして今までキャリーしていたのか?・・・というギモンもあるかと。
それはですね、護身のために拳銃を発射するという距離は1~5mくらい、だという想定がワシにはありましてね・・・この至近距離ならリヴォルヴァに慣れきったワシにとって たいしたハンディにはならないのです。それはタイマーを使って実験済みなのです。そして、相手との距離がある場合は P226を抜いたとたんに左手の親指でハンマーを起こすという練習をしたら25mでもそれほどのタイムロスはなかったのですよ。

P226って信頼性がすごく高くて、よほど汚れないかぎりジャムをしないわけで、自分の命を托すには数ある拳銃の中でコレが一番だという自分でのテスト結果があるわけですから、あとは腕前でカヴァーしちゃおうという作戦だったわけです。

しかし、それもこの SAOが出るまでのハナシでしたよ。
SAO をゲットし2千発ばかり撃ってみたところで自信が深まり、さらにもう1挺の SAOを購入し、この2挺をキャリーすることに決定、シェリフの事務所に行ってCCW の登録をしてもらいました。

CCWとは「コンスィールド キャリーウエポン」のことで、これは実弾をこめて隠し持ってよい、というライセンスです。

街に出て、自分や無実の人に命の危険があるときは、その犯行におよぶ者をストップさせてよいという許可なのです。これには、とても用心深く銃を扱う必要があります。もしも相手が武器を持っていなかったら後々の裁判で大変なこととなり、かといって撃ちそこなったら自分の命が消えるわけです。
それだけに、携帯する武器は 自分が最も信頼している拳銃を選ぶということは当然なことなのですよね・・・。



P226は頼れる拳銃ながら DAであることが残念なことだった、と書きましたが、ナニがどのように残念だったか・・・について書きますね。

さてさて、
もともとコンバット射撃を習いたくて拳銃を始めたわけですが、上達するためには試合に出て腕を磨く必要がありました。

試合とは、自分を試す場です。
日々の訓練でどれくらいに自分が上手くなっているのか、それを識るためには試合に出て その結果を観ることで判明します。ただ自分の気が向いた時だけに仲間とバンバン撃っていても「心の鍛錬」はついてきません。あらたまった舞台に立たされて自分が正しくパフォーマンスできるのかどうか?・・・これを観ることが大切なのです。

FBIのSWATからの強い奨めもあり、 ワシは試合に深く関わってきました。 
初めは S&Wのリヴォルヴァを使用しましたが、やがてはコルト1911の45口径を使っての本格的な戦闘射撃訓練となりました。

そんな訓練の延長にて選んだ携帯拳銃は1911ではなく、SIGのP226でした。その最大の理由は、P226には優れた20連発の弾倉があるからなのです。8連発の1911では不安なのです。マグチェンジは1.5秒ほどで出来ます、が、この間に相手のタマ3発は飛んでくるのです。1人の犯人を倒すためには4~5発くらいは撃つというのがワシの想定で、これだとワンマグで1人ということになってしまいます。20連弾倉があれば5~6人と対決できる・・・とワシは考えているのですよね。

もちろん、訓練では一発必中でヒットするということを重視します、が、現実の闘いにおいて それは難しいのです。1発で相手を倒す確率は4発に1発だというデータがあります。1911の場合は1人の犯人に対して弾倉が空になるまで撃ち続けるということはザラにあるのです。

よく、45口径にはストッピングパワーがあって1発で相手は倒れる・・・と言われていますが、これは必ずしも正しくはありません。
本当のところは、急所に当たらないと人間は倒れない、というのが現実なのです。

ファイヤーパワーという言葉がありますが、これはイッキに多くの弾丸を放つということで、つまりは多弾数のことです。今の時代ではこれが重視されているのです。


そんな理由から45口径をやめて9mmにしたわけですが、では STIやSVの2011ではどうなのか?・・・う~ん(^_^; そこを衝かれるとイタイな~(^0^;)
はいい♪ 2011は無視できません。
SAOがなければソッチと交換したいと想っているのですよ。
ただし、2011のカスタムは30万円はします。SAO は10万円とちょっとなんです(^^)

護身用の拳銃は、同じものを最低2挺は持つ必要があるとワシは感じています。ひとつはキャリー用、もうひとつは練習用です。本番用は月に1度、練習用は毎週撃つ・・・というわけです。
銃は、撃つほどに減りますから、携帯用はなるべく撃たないのですよ(^-^)
 
で、P226で何が残念だったかといえば、この銃では試合に出られないということでした。もちろんコレで試合に出ることは出来ます、が、あまりにも不利なのです。不利の原因とは DAであるがために初弾が遅れるということです。戦闘にしても試合にしても初弾を放つ速度と精度は最重要なのです。

とくに鉄板を撃つ WCSやスティル チャレンジにあってP226などは「お呼びでナイ」のですよ(-_-;)
とにかく、ダブルアクションの拳銃では勝ち目などないのです。
 
“ああ、試合に出られるようなキャリーガンが欲しいもんだな~・・・それだと練習結果が本当の戦闘に結びつくのにな~・・・”

と、願いつつの2年間でした。
そして、その悲願をかなえてくれた拳銃、それが SAOだったのです(^-^)

これからは練習も試合も、そして本番もまったく同じ拳銃でやれるのです。
この計画のためさらに2挺のSAOを購入しました。2挺がキャリー用、他の2挺が練習用というわけなのです。
その理由はだんだんに説明しますね。

多くの拳銃は、角がカッチリと立っているものですが P226系には曲面が多用されています。スライドのフェイスから上面、そして後ろの方まで丸みがあるのです。
このためにルックス的にはダラシナク見えるかもしれません。でもこのほうが肌に優しい、というか感触に温かいものがあります。

きわだった美人ではありませんが、地味で賢くて働き者の女房さんのようなのです(^^)
それでいてセレイションなどにはキチッと角があり、さすがはスイスのディザインだと感心させられます。


P226Eliteとスライドに刻印があります。
SAOという文字はみあたりません。
P226のスライドは SAOもDAも共通なのです。ためしに旧型のP226スライドと交換して撃ってみたところ良く動きました。
このようにシステム化されてくるとユーザーにとってはチョイスが広がってありがたいことです。


今の P226用エクストラクターはディザインがこのように変更されています。
エクストラクターという部品は、タマが発射されたあとチェンバーから空ヤッキョーを引き抜くという大切な役目をしており、とても重要なものなのです。重要なので頑丈に造るべきなのですが、ヤッキョーの尻を引っかけるツメは小さく薄く造らないとならず、ここはオートの泣きどころ、つまり弱点となりやすい部分なのです。3万発ほども撃つとツメの先が割れたり折れたりする、というのがワシの経験です。

リヴォルヴァはなかなか故障しにくいのですが、オートは各部のスプリングが折れたりスライドにヒビが入ったりと繊細な部分が多いので気をつかうわけです。
信頼できる P226といえども突然に撃てなくなり、内部を観たらディコッキングのスプリングが折れていたことが2回ありました。
早めの部品交換をしたいところです、が、新品のスプリングだから安心というものでもなく、運がわるいと長持ちしないことなんてあるのですよ。

で、この新しいエクストラクターは個性的なディザインではありませんが、堅実な感じがします。これまでに4挺のSAOで6千発くらいは撃ったのですが調子は良いです。
もっともエクストラクターが大丈夫といえるまでには3万発ほどは撃ちたいところで、数千発で折れたら欠陥拳銃だといえるのですよね。
ちなみに1911のエクストラクターも心配のタネで、沢山撃つシューターは特別なのと交換するものなんです。


で、エクストラクターというのはカートリッジをくわえる役目上、カートの有無を知らせてくれるインディケイターの役もします。このフォトではイジェクション ポートに近い部分がちょっとセリ上がっています。これはチェンバーにカートが入っているという知らせなのです。

オートの場合は、マグをインサートしてスライドを引いて放し、すぐにチェンバー内にカートが送られたかをチェックするわけですが、いまどきの拳銃はたいていスライドを引かず、エクストラクターに触れることでタマの有無をチェックできるようになっています。でもSAOのはセリ出しがビミョーなので慣れないと判りにくいのですよね。ここはもうちょっと考えてほしかったです。

ところで、イジェクション ポートに収まっているSIGバレルのカットは美しいと想いませんか? ワシはちょっと惚れてます(^^)

さてさて・・・(^_^;
P226のマグリリースですが、コイツはですね~・・・(>_<) ちょっとウンと欠陥だとワシは想っているのですよ!!(感情的にナッタ)

なぜかと言いますとね、226を抜いて左手を添えるとマガズィンがストッと落ちてしまうことが多々なのです。左手の親指の付け根でボタンを押してしまうのですよ(-_^:)
でも、これは誰にでも起こる現象ではなく、たいていの人はボタンに触れずに撃てているのですよね~(^_^;)
でもワシの射撃仲間でSAOを飼っているジョー君と彼の友人ともがマグが落ちるとモンクを言ってます。
ですからワシのP226すべてに脱落防止のパテ盛りがしてあるのですよ。

弾倉の脱落防止とは、コレなんです。
マグリリース ボタンの後ろにちょっとだけ盛りつけをすることで脱落はなくなります。ジャパンでエアガンのP226を使っている人の中で、こういうモンダイのある人ってきっといると想うのですがイカガですか?


これはセフティーをかけた状態です。
アングルは申し分なく、親指がスライドに触れにくいようにサムシールドがあり、このカタチは良く練られています。


ところがですね~(`ヘ´) とまた怒る。
セフティーをoffにすると、その高さがスライドキャッチと同じとなるんですよ(>_<)
と、いうことはラスト弾を撃ち終わっても親指の先がスライドキャッチに乗ってしまいスライドは閉じてしまうのです( -_-)
これはイケマセン!!
セフティーレヴァーから親指を外して撃つなんてアマチュアのやることで、ここはユズレないところです。
SIG社はスライドキャッチを前方に移動させるべきでした。知り合いのガンショップにもちかけてアフターマーケットでパーツを造ろうかと相談したところです。


そこで、とりあえずこのように得意のパテ盛り でセフティーのカタチを変えました。
これでoffの状態です。スライドは確実にホールドオープンするようになりました。
これでいっそう握りゴコチも良くなりましてメデタシです(^-^)

さらにグリッピングを確実にしたいワシは、このようにパテを盛るのですよね。これで銃が握りやすくなり脱落マグのシンパイもありません。
これ「ギョーザ」と呼んでいます(^-^)

パテというのはエポキシパテのことで、2つの粘土を指先でコネコネして混ぜてから好きなカタチにしてクッツケルわけなんです。このとき瞬間接着剤を塗って貼ったほうが数倍強く張り付くのです。で、表面がボコボコしているのは、片方のグリップをハンコのように押しつけたからなんです。

なぁに、この世にパーフェクトな拳銃なんてありませんって(^^)
自分の道具は自分に合わせて改造でも快造でも怪造でもやってみなくっちゃ~! (^○^)

じつを言いますと、SAOを撃ってみる前までは少し不安を感じていたのです。
P226はスイスのノイハウゼンという街にあるSIG社で設計され、ドイツにあるSIG傘下のサワー社で製造されていました。これら両方のファクトリーを訪問したことがあるのですが、なるほど高品質な銃を造れる工場は凄いものだと感じたものです。

で、やがて会社は統合されて「SIGサワー社」と改名され、米国のニューハンプシャー州にも工場が設立されたのです。この工場に招かれた時、これからはP226も米国製になるのだと聞かされました。
“アメリカの工場でドイツなみの品質を保てるのだろうか?・・・”
そういう不安があったわけです。

でも、真新しいSAOを手にしてみると出来の良さを感じたのです。スライドの裏側の削りなど観ると工作精度はなかなか高そうで、外部の手触りからも高品質が伝わってきます。そして、このバレルを手にしたときはオドロキを感じたのです。そのキレイさ、滑らかさ・・・ドイツのよりもイイんじゃないか・・・
そんな気持ちさえありました。

SAOのスライドとフレイムの間はそれほど緊密ではなく、揺するとカタカタするほどです。軍用銃なので少しくらいの砂が入っても動くようにスキマがあるのです。縦揺れのほうはスプリングのテンションで一定しているので安心です、が、カスタムガンを多く撃って来たワシにとって、その少ないとはいえない横揺れは気になるものではありました。

“50ヤードで5インチくらいかな?・・・”
と、そういう予感がありました。
ところがテストしてみると5発のグルーピングで4インチはカタイのです。なんと2インチという成績まで出ました!!

これはラッキーだったと想うのですが、2インチとなれば精度を競うビアンキカップにだって出せる性能なんです♪
4挺そろったSAOたち。ワシは彼女たちに名前をつけました。
ライトだけ付けてキャリーするのは「サオ子」です。R226マウントにエイムポイントのマイクロを搭載してキャリーするのは「サオリ」です。そして日頃の練習とお客様たちに撃ってもらうのは「サオ美」と「サオ姫」なのです。

名前をつけないとゴッチャになって困りますからね(^^)
まさかこんな美人たちを番号などで呼ぶわけにはいきませんしね(^○^)
で、この漆黒のバレル・・・
彼女たちの熱いハートをくるむ黒色のストッキング♪ とてもキレイです。
そんな想いをこめながら、このフォトを念入りに撮りましたよ(^-^)

スライド後部の裏側です。
よく削り込まれており、ぜい肉はすっかりそがれています。そして仕上げもとてもキレイですよね♪

これにバレルとスプリングを入れると469g という重量なのです。

こちらはフレイム側です。
アルミで出来ており365g という軽さなのです。SAOの乾燥重量は834g。このサイズでこの軽さというのでしたらポリマーにすることなどないという気がします。
ただし拳銃はみんなそうですが、タマが重いのですよね~(^_^;

9mm弾を15発も入れたマグときたら300gもあっちゃいましてね~、20連弾倉ときたらもうフレイムよりも重いのですよ。これにライトやダットサイトを搭載するとかなり重くて携帯するのをイヤガル人も多いのです。でも、重くなるほど拳銃は撃ちやすくなるのでワシは好きですがね(^-^)

携帯性と狙撃力は相反するノデアル(^_^)
携帯する銃の重さは闘いへのマインドセットに比例するのだとワシは想っています。

SAOには、このマグが2個付属してくるのです。ドイツ製でもイタリヤ製でもなくて米国製です。オートは弾倉の出来で決定する、なんて言えるくらいにマグは大切でしてね。で、これはフォロワーが改善されており、下側のプレイトの造りにはかつてないほどの質の高さを感じます。タマを入れて3年間ほど放置してみればスプリングの品質は判るのですが、それは今のところなんともいえないのですがね・・・。

そうそう、キャリフォニア州には「ハイキャップ禁止法」があって、10連以上のマグは販売できません。なのでSAOのマグは10発しか入らないようにピンが通してあるんです。だけど このピンは細い鉄棒などでバコンと打つと外れてしまうのです(^o^)が、そうすると違反になります。でもポリスもだれもハイキャップの取り締まりなどしていないというのが現実なのです。

たとえば民間の試合にやってくるポリスやFBIやATFのオフィサーってけっこういるのですが、彼らはシューターたちの違反マグを見つけてもゼンゼン興味をしめしません。多分ですが、勝手に検挙などしたら
“本当の悪人を捕まえて来い!!”
なんて上司から怒られるのだと想います。 

でも、いずれにせよワシは規制前からSIGマグを30本ばかし持っているのでカンケーないのですがね (∩.∩)

左のスプリングキットは SAOのオリジナルです。このスプリングは3本の細い鋼線の合わせよりで造られています。でもワシはこれを信用できないのですよ。なぜかというと、ある時 P226を撃っていたら突然に故障し、調べたらこのスプリングが折れていたからです。多分、1本に金属疲労がきて、そのまま耐えていた他の2本も加重に耐えられなくなったのではないかと考えています。

で、1911は長いこと撃っていますが、リコイルスプリングが切れたことなど1度もないのですよ。

で、右側のキットはアフターマーケットのモノですが、これはショックを和らげるディザインなのです。

拳銃は発射のたびにスライドとフレイムがガツンガツンと当たるので、やがてはヒビが入るとかして寿命がきます。でもこのスプリングを入れるとスライドを強く引いても金属同士がぶつかる感触はなくフッと止まるのです。こりゃテッポが長持ちするんだろな~、という実感があるんです。値段は90ドルほどもしますが、ワシのSAOには4挺ともに入れてあるんです♪

SIG SAUER P226エリート SAO パート2へ続く
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2014/12/06

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