東京マルイ ガスガン シグ ザウエル P226 レイル

東京マルイ ガスガン シグ ザウエル P226 レイル 【エアガン レビュー】

実銃のシグザウエルP226は軍用や警察用にスイスとドイツの合併企業、シグ・ザウエル&ゾーン社によって開発・製造された9mm×19パラベラム弾を使用するオートマチック拳銃だ。P226は同社のP220をダブルカラム化し、装弾数を15発まで増加させたもので1981年に完成した。このP226は米軍の新型制式拳銃トライアルに提出され最終選考まで残るが、惜しくもベレッタM92Fに米軍制式の座を奪われてしまう。しかしその後、M92Fへの不信から米海軍特殊部隊SEALSがMark24として採用、米国内の警察にも制式採用された。コンパクトモデルのP228はM11コンパクトピストルとして米陸軍にも採用されている。

今回は2005年4月に東京マルイよりモデルアップされたガスブローバックガン、P226にライトモジュールなどを装着可能なアンダーレールが装備された「シグ ザウエル P226 レイル」をレビューする。

東京マルイ ガスガン シグ ザウエル P226 レイル スペック & 初速データ(中古)
全長 196mm
重量 797g
銃身長 97mm(インナーバレル長)
装弾数 6mmBB弾 25+1発
定価 14,800円(税別)
発売日 2005年4月14日
最高 73.49m/s
平均 72.29m/s
最低 69.54m/s
ジュール 0.523J
※SIIS グリーンマキシマスBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、10発での測定、気温21.3度、湿度40.0%


ホールドオープン
ホールドオープン。ティルトバレルロッキングとショートリコイルを再現している。

チャンバー側面チャンバー側面には9mm Paraと使用弾薬の刻印がある。

トリガーガードの上にある大き目の丸い部分、これはテイクダウンレバーの反対側なのだが、この部分を押し込むとマルイ独自のこのモデル専用マニュアルセーフティがかかる。もちろんこの機能は実銃にはない。
マズル部分マズル部分と左側面の刻印。

フロントサイトは別パーツの金属製でホワイトドットタイプ。
リアサイト テイクダウンレバー デコッキングレバー スライドストップ マガジンキャッチリアサイトも別パーツの金属製、ホワイトドットになっており、照準すると白いドットが三つ横並びになって狙いやすい。

左側面にはテイクダウンレバーやデコッキングレバー、スライドストップ、マガジンキャッチなどの操作系が集約されている。
アンダーレールダストカバー下面にはアンダーレールが装備されるので、ライトやレーザーモジュールなどを装着可能。

パーティングラインが残っているのが残念。

SIG SAUER P226 RAIL実銃写真
SIG SAUER P226 RAIL実銃写真

プロライトを装着
東京マルイのプロライトを装着してみる。射撃時のリコイルはバシッ、バシッと鋭い。このブローバックユニットはリコイルが後にガツンと来るというよりも、スライドが素早く戻る時の閉塞する感触のほうが強い。もう少し後ろにドンと来るようなリコイルがあるのが好みだが、今回は気温も20度くらいなので、夏場はもっと違って感じるかもしれない。

グリップグリップは曲面で構成されており、ダブルカラムマガジンとしては非常に握りやすい。KSCのP226Rよりもやや太いが、握り比べてもわずかな差しか感じない程度。

マガジンバンパーが大きめでKSCのものよりカッコよく感じる。

グリップ底部にランヤードリングを装備する。
ハンマーの動き
左の写真がハンマーダウンの状態。右はハンマーコックされている状態。

デコッキングハンマーがコックされている状態で左側面のデコッキングレバーを下方に操作するとハンマーがハーフコックの位置までデコックされる。
もちろんこの状態からでもダブルアクションで撃てる。

フィールドストリッピング
フィールドストリッピング。マガジンを抜き、テイクダウンレバーを90度回転させ、スライドを前方に取外し、リコイルスプリングガイドとバレルを取り外す。メンテナンスをするのであればこれで十分な分解だ。

可変ホップアップ機構可変ホップアップ機構を装備する。
調節はスライドを外さないと出来ないが、工具無しで調整可能。

矢印の位置のダイアルを回してホップ調節をおこなう。
マガジンマガジンには6mmBB弾を25発装填できる。
マガジン本体は亜鉛ダイキャスト製で、リップ部分は樹脂製。

マガジン単体の重量は295g。

このマガジン下側の1/4くらいが別パーツとなっている。これはP226のコンパクトバージョンであるP228やP229の発売を予感させる。


スペアマガジンは1本2,980円。
総重量は800g実測での総重量は800g。

重量感はなかなかある。
P228との比較
P226のコンパクトバージョンであるP228。右は東京マルイのコッキングエアガンのP228。スライドとグリップがやや短いのがわかる。実銃ではこのP228のスライドを強化したP229が開発されている。マルイさん、P229のガスブロ発売してくれないかなぁ。

総じて可変ホップで命中精度もよく、作動も安定しているのでゲームのサイドアームにはもってこい。ホルスターの種類も豊富だ。装弾数も25+1発と頼もしい。それでいて価格もリーズナブルなのでゲームでガンガン使っても気にならない。いずれにしても安心して使用できるウエポンといえる。

2008/12/06

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