第2回 エリートオペレーターズ
2013年11月3日に横浜市のPCMにて開催された第2回目となるエリートオペレーターズをレビュー。
主催はL.E.M.サプライ。
エリートオペレーターズは6枚の大小の的を、規定時間内に何枚倒せるかを競うプレート射撃競技。
1枚のプレートに対して1度しか射撃できないので、外しても次の的を狙わないといけない。
的の大きさは小さいのが6cm、大きいのが10cm、速さと正確さを求められるシューティングマッチだ。
まず4枚の小さい的をライフルで撃ち、ハンドガンに持ち替えて2枚の大きな的を撃つ。
このライフルからハンドガンに持ち替える動作を"トランジション"と呼ぶ。
距離はまず4mからはじめて、5m、6m、7mと徐々に離れて撃つ。各距離で2回づつ撃つので、6枚×8回、つまり48枚のプレートを撃つことになる。
競技はフリースタイルと呼ばれる利き手でライフルを撃つセットと、アンビと呼ばれるウィークハンドにライフルを持ち替えて撃つ(スイッチと呼ぶ)セットの2回があり、合計で96枚のプレートをどれだけ外さずに撃てるかを競う。
規定時間はフリースタイルの場合4mで6秒。この時間が過ぎるとプレートはロックされ、弾が当たっても倒れなくなる。5mならば7秒、6mで8秒、7mで9秒。アンビの場合は各1秒づつプラスされる。
使用されるライフルはM4系が圧倒的人気。やはりマッチには使いやすいのだろう。もちろんドットサイトを搭載しているシューターがほとんど。電動ガンが多かったがガスブロを使用する選手もいた。電動ではシステマのトレポン使用者が多かった。中にはやクリスベクターやH&K G36を使用する選手も。
マルイのUZIを使用するGunsmithバトン アキバ店の店長のカズヤさん。ストックで肩付けできればサブマシンガンも使用OKだ。
バトンの大塚社長も参加されていた。アンリミに、JSCに、このエリオペに、そして翌週はJANPSと、本格的にシューティングにハマっているご様子。しかも上手かったりする。
ハンドガンはベルトに固定したタクティカル系のホルスターのみ使用可能。ロック付のものが推奨されている。いわゆるサバゲー装備で参加可能だが、ライフルのハンドガン共にパワーレギュレーションが0.8J以下なので注意。ハンドガンはガスブロ使用者がほとんど。マルイかWAのハイキャパ系が多かった。
レンジ横に並べられた選手たちのライフル。ライフルは管理下に置かれて休憩室には持ち込めない。
各銃はレギュレーションチェック済みのシールが貼ってあった。
ハンドガンで撃つときはライフルをストレートダウンで保持しなくてはいけないので、スリングは1点式を使用している選手が多い。これはマグプルのMS3という1点式のスリング。マグプルのMSシリーズは人気だ。
この日参加の36名のシューターのみなさん。お疲れ様でした!!
銃の安全管理ができているだけあって、みなさん銃はストレートダウン。素晴らしいですね。
今回主催のLEMサプライの矢田社長(左)と、平野テツヤさん(右)。
このエリートオペレーターズを開催するきっかけを平野さんへ伺った。
「葉隠マッチなどで参加シューターを見ているとレベルが低すぎる。もっと技術を向上すれば、もっと主催者のやりたいことができて楽しくなる。」とのことで、シューターやタクトレ参加者のレベル向上に寄与したいことから本マッチを開催したそうだ。
今大会の上位3名の選手。中央が優勝の平野さん。主催者自ら優勝!!
2位のタナカさんと、3位のホンマさん。おめでとうございます!
本戦終了後、エキシビジョンとしてペッパーホッパーと呼ばれる倒れるプレートを設置し、シュートオフ形式のサイドマッチが行われた。選手全員がトーナメント形式で対決し、決勝戦ではイシイ選手との激闘の末、優勝者はサメシマ選手となった。
競技の模様を動画でもどうぞ。
LEMサプライ エリートオペレーターズ公式サイト
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