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台湾陸軍 女性予備役訓練レポート

台湾軍 女性予備役兵士たちの14日間訓練

取材:王清正

中華民国国軍の予備役部隊(全民防衛動員署・後備指揮部)は、台湾における予備兵力の管理・計画・動員を担う重要な組織である。予備戦力は、沿岸防衛や戦時における初動対応の第一線を支えるとともに、地上作戦、後方支援、国土安全保障を維持するための軍事動員体制の中核を担っている。加えて、予備役人員の募集、教育、訓練の充実も重要な任務のひとつだ。

2024年、台湾軍における女性予備役兵士の訓練が開始された。今回の訓練には、台湾北部・桃園地区から女性予備士官および兵士あわせて約14名が志願参加している。本日は29日目、最終研修が実施された。

射撃訓練

今回の訓練にボランティアとして参加した唐密(タン・ミー)上等兵は、不動産仲介業に従事しており、多くの家族の誕生を見てきた経験を持つ。彼女はインタビューで、「家族があってこそ国が成り立つ。だからこそ、私は家族と国を守るためにここにいる」と語った。

この日行われた35km行進では、彼女は体力の衰えを感じ、「年齢を実感した」と率直に話している。このコースはここ2年の民間行進よりもはるかに厳しい内容だったが、現役時代の軍務ほどではないという。

行軍 台湾 予備役

また、メディアからは家族の理解についても質問が寄せられた。タン・ミー上等兵は、自身がかつて軍に所属していたこともあり、家族や夫はその事情を理解しており、特に反対はないと説明した。さらに、ウクライナとロシアの戦争が自身の考えに影響しているかについて問われると、「特別な影響はない。国の問題は国民全体の問題だ」と述べている。

家族の理解

桃園市予備旅団第2歩兵大隊では、2026年4月16日から29日までの14日間にわたり予備軍事教育訓練を実施している。今回志願した女性下士官および兵士は戦闘分隊に編入され、兵站補給や事務管理などを担当した。訓練は男女混合形式で行われており、部隊の状況に応じて女性兵士の受け入れ数を増やす可能性もあるという。

男女混合行進

ガスマスク装着して射撃

銃の分解組立

同大隊の建偉徳中佐は、訓練内容と時間設定は男女双方に適したものとなっていると説明する。一方で、女性向けの宿営や入浴施設については安全確保の観点から特別な配慮がなされており、女性兵士用キャンプには4つの監視システムが設置されている。また、現役女性軍人が訓練幹部として参加し、小隊・中隊レベルで女性幹部を配置することで、生活管理や指導体制の強化が図られている。

女性用宿舎

女性用シャワールーム

宿舎の監視

2014年に陸軍を退役した劉昭逸(リウ・ジャオイー)元伍長も今回の訓練に参加した一人だ。彼女は「もう一度軍隊での時間を味わいたかった」と笑顔で語る。約12年ぶりの軍生活については「長く離れていたので慣れない部分もあるが、それでも参加できてとても嬉しい」と話した。今回の訓練は以前よりも充実しており、この14日間でさらに多くを学びたいと意欲を見せている。

軍事訓練における男女差について問われたタン・ミー上等兵は、「男女は平等であり、訓練に違いはない」との認識を示した。実際、性別に関係なく多くの女性が軍務に従事しているという。

男女は平等

桃園市後備旅パッチ

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