
静岡ホビーショー 2025 東京マルイ / クラウンモデル 新製品
今年も行ってきました静岡ホビーショー!! ということで、早速東京マルイとクラウンモデルの新製品を紹介していこう。今回は、2025年5月14~15日が業者招待日で、16日が小中高校生招待日、17~18日が一般公開日。
会場はツインメッセ静岡。模型の世界首都、静岡。
東京マルイ
まずは18歳以上対象のガスブローバックハンドガンのP320。2020年7月のマルフェス・オンライン2にて発表となったが、その後音沙汰なく、企画が難航していたと思われるが、ついに今年のホビーショーで展示となった。
展示と言ってもまだ耐久テストも行っている、という話だったので、発売はまだちょっと先だと思われる。おそらく秋から年末にかけての発売なのではと予想する。
実銃はSIG SAUER社の開発したポリマーフレームオートで、軍用モデルはM17/M18として米軍の制式採用となっている。東京マルイは民間モデルのP320フルサイズをモデルアップしている。
面白いのは取り外し可能な内部ユニットを再現しているところ。FCU(Fire Control Unit)と呼ばれるメカ部分が一体となったユニットがグリップフレームから実銃同様に取り外せるギミックとなっている。
実際にFCUを取り外してみたが、実銃はすごく硬いのだが、マルイのは簡単にスコッと取り外し可能。
今後登場するであろう様々なサイズのフレームやスライドと組み合わせて遊べる仕組み『モジュラー式』となっているそう。
FCUは実銃ではプレス加工されたシャシーを使用しているところ、マルイは亜鉛ダイキャストで再現となっているが、ガスガンのユニットでありながら、外観は可能な限り実物っぽく作り込まれている。
スライドストップは左右が一体のアームでソリッドな操作感。ハンマー形状やイジェクターなども再現している。アンビのサムセフティ付きをモデルアップしていてこの操作の感触も実銃の重さを極力再現しているそう。また、ピストンストロークの最長化を実現した東京マルイ初のアンダーハンマー式を採用している。
FCU右面にはユニークナンバーがレーザー刻印されている。シリアルではないが、自分だけの番号というわけだ。トリガーバーも亜鉛ダイキャストで、トリガーセーフティもないので、フィーリングは良好だった。
FCUのナンバーがグリップフレームから見えるデザインも実銃同様。
なお、FCUやグリップフレーム内部の形状は実銃との互換性が無いように設計されている。
スライド素材はG17 Gen5から採用されたカーボン繊維入り強化樹脂で、見た目にはかなり薄くつくられているが、十分な強度があるそう。レール付きのシリンダーブリーチ。φ15mmの大口径ピストン採用。
可変ホップアップダイヤルはチャンバー側面にあり、通常分解せずに調整可能。
リコイルスプリングユニット。
グリップのシボ加工は実銃をリアルに再現し、金型にレーザー彫りをして作ったという。
金属製のフロント、リアサイトはホワイトドットが入る。スライドリアキャップ、エキストラクター、エキストラクタープランジャーも金属製の別パーツ。設計担当スタッフさんと話ができたが、オプティックレディも検討しているとのことで、その際にはシリンダー形状をMOSのように変更するそうだ。
スライド左にはP320の刻印。アウターバレルのティルトアシスト機構を採用。実際にスライドを操作してみたが、G17 Gen5のように引っ掛かりのない、スムースな動きだった。また、テイクダウンレバーはマガジンが入っていると回転しない安全機構がある。
マガジン底部。SIGのロゴはどこにもなく、ライセンス等は無いものと思われる。
マガジンは標準で26発、32連のロングマガジンも発売予定だ。
P320のチラシ.PDF(7.53MB)
G19 Gen5 MOS。G17 Gen5 MOSのコンパクトバージョン。18歳以上対象のガスブローバック。
スライドとグリップが少し短くなってハンドリングしやすいサイズ。
スライドはG17同様にカーボン繊維入り強化樹脂。アンビのスライドストップ。
MOS機構もG17 Gen5同様。そのまま社外品マウントも使えそうだ。
G17のマガジンも使える。なお、スライドにはGLOCKのマークは入るが、展示では正式ライセンスということは謳っておらず、スタッフにライセンスのことを聞いても取得しているような話は聞けなかった。世界的にはGLOCKのエアソフトライセンスはUMAREXが管理しているのだが、日本国内のみの販売前提で折り合いが付いているのかも。
ナンバープレートがマニュアルセーフティ。
ティルトするマークスマンバレルもG17同様。
マガジンはG19 Gen3からの共通で、今回のGen5でフォロアーがオレンジとなった。
ハイキャパ4.3 D.O.R。18歳以上対象のガスブローバック。昨年秋のマルフェスでモックアップが展示されたものが、ほぼ市販品状態で展示された。
マルイオリジナルのアグレッシブなデザイン。
スライドやグリップもかなり変わった。ピカティニー規格のアンダーマウントレイルが標準装備。
ダイレクト・オプティクス・レディD.O.Rの名前通り、マイクロプロサイトが搭載可能。
しかもマウントベースが見直されて、スライド後方へはみ出さなくなった。
このマウントは5.1にも使えるそうだ。
スライド上部にはポートがある。
アウターバレルにもポート穴が開いている。真鍮インナーバレルはダークグレーにメッキされている。
グリップフレームも独自のデザインとなり、トリガーガード下のカットラインなど流行りのハイグリップスタイル。
ファイアリングピンはモールドタイプ。グリップセーフティもえぐりの入ったデザイン。
5.1 D.O.Rと比べてみた。
リコリスリコイルのコラボモデルに「たきなの銃」が製品化決定!
おそらく同社製のS&W M&Pガスブローバックをベースとしたシルバーとブラックのツートンモデルとなるだろう。
BBエアリボルバー M29 6.5/4inch。いつも展示されている印象があるが、なかなか発売されない10禁エアリボルバー。
ダーティーハリーごっこできる!
こちらは4インチバレル。
発売中のVSR-ONE ゴールドエディション。発売直後にサバゲーに行ったらすでに2名ほど使っているユーザーがいた。定番のカラーバリエーション。
マズルリングがゴールド。
QDホールやM-LOKの中もゴールド。
シリンダーやボルトハンドルアームもゴールド。
バットプレート内側もゴールド。
ハイキャパD.O.R-R。14歳以上対象のガスブローバック。
パワーは0.135Jアンダー。
P-90+ Ver.LLENN。FET搭載のプラスシリーズ電動ガンがガンゲイルオンラインとコラボしたピーちゃん。
ガンゲイルオンラインコラボのヴォーパルバニー、AM.45も展示。
発売済みのM1851 NAVY。10歳以上対象のエアーリボルバープロ。
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カッタウェイモデルも展示。
BBオートローダー。
併設のシューティングレンジではG17 Gen5 MOSの試射が行えた。
クラウンモデル
WALTHER PDP。ドイツのワルサー社が2021年に発表したポリマーフレームオート。オプティクスレディはダミー。10歳以上用エアコッキング。装弾数は12発、リザーブ内144発。固定ホップアップ。予価3980円。
こちらはタンカラーのサイレンサー付き。
WALTHER PPQ、P99、P99コンパクト、PPK/Sのエアコッキング。10歳以上用。各3980円
DESERT EAGLE .44MAGNUM。10歳以上用スライドストップ・エアコッキング。
予価3980円
DESERT EAGLE .50AE。10歳以上用ハイランクエアコッキング。予価3980円
Kar98K エアコッキング。18歳以上対象。予価15800円。
その他、マスタング、P238、ウッズマンも展示されていた。マスタング、P238は秋には発売したい!とのことだった。
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