タペットプレート徹底解説! Vol.81
千葉県八千代市にある総合エアガンショップの「モケイパドック」にお邪魔して、技術主任の"でめちゃん"にカスタムガンのことをいろいろ伺ったので、連載で紹介しています!!
いらっしゃ~い!
道楽「今年もよろしくお願いします!!」
2026年だって。未来よね~。
道楽「今回は電動ガンのタペットプレートについて教えてもらえますか?」
またマニアックなパーツだね。よし、じゃあいってみよう。

タペットプレートは、これだけ多くのカスタムパーツが販売されているんだ。
ノズルをギアに連動させて前後させる役割を担っていて、BB弾の給弾に関わる重要なパーツだよ。
この動きのタイミングがずれると、弾が出なくなったり、2発入ってしまったり、給弾位置でトラブルが起きたりするんだ。
道楽「うわ~、多いですね! どれを選ぶか迷いますね。」
まずは自分の使用する機種にあっているかが大事だよ。Ver.2/3用などのメカボックスのタイプ、銃のモデルによっても変わることがある。

続いて交換するポイントは素材や耐久性かな。純正のタペットプレートで問題なく撃てているなら交換する必要はないけど、摩耗してきたり、何かのアクシデントで折れたり、欠けてしまったときには、より耐久性の高い、POM(ポリオキシメチレン)や、ナイロン系樹脂といった強化素材を選ぶという方法もあるね。
とくにタペットプレートは柔軟性も大事で、作動時に少したわむようになっているんだ。その点では金属製の製品はお勧めできないね。

こんな感じでセクターギアの出っ張りが直接タペットプレートの三日月状の尾っぽに当たるんだよね。
ここが摩耗してくるとノズルが正しく後退しなくなる。
メカボックスに入れて、実際の動きを見てみよう。

セクターギアが回り始めてこの位置ではまだギアの突起がタペットプレートを引いていないので、ノズルは前進した状態だよ。

ギアがさらに回ると出っ張りに押されてタペットプレートが後退、つまりノズルも後退してBB弾をチャンバーへ給弾する隙間を作る。この時のセクターギアのギア歯をみてみると、ちょうどピストンを引き始める位置にあるんだ。

さらにセクターギアが回るけど、このタペットプレートの三日月状の形でしばらくノズルを後退しておく。これがないと一瞬でノズルが閉鎖して弾が入っていかないからね。セクターギアの歯を見てみるとまだピストンを引いている位置だね。この後すぐにノズルは前進してBB弾を押し込み、チャンバーパッキンに密着させる。
そしてピストンが解放されて弾が発射されるというプロセスだよ。
道楽「このセクターギアの出っ張り、ピンタイプとオーバルタイプなどがありますね?」
そうそう、それは「ディレイヤーチップ」って言って、ノズルの開放時間を長くするためのものだね。セクターギアに後付けできるチップもあるよ。
また、タペットプレート側の三日月形状を微妙に変化させて、ノズルの後退時間や前進のタイミングを調整するカスタムもあるんだ。
そうすることで、BB弾が暴れにくくなり、安定してチャンバーパッキン内へ導かれる、という理論だよ。

それと、ノズルを保持するL字の形状がしっかり直角になっているかも確認したほうが良いね。斜めになっていると給弾不良を起こしやすいからね。それと、タペットプレートを前進させているスプリングの状態も大事だね。ここがヘタっているとノズルの戻りが安定せず、発射ごとにエアシールが変わって初速が安定しなくなることがあるんだ。
道楽「ありがとうございました!」
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