
UMAREX 電動ガン HK M110A1
ドイツH&KのセミオートライフルのMR762 A1をベースに開発されたマークスマンライフルが米軍トライアルを勝ち取り採用された。UMAREXが電動ガンでモデルアップしたHK M110A1を動画でレビューします。

民間用の7.62mmセミオートライフルのMR762 A1がベースのM110A1。2016年4月のCSASSトライアルにて米陸軍に採用された。ほぼ同型のG28もドイツ軍にマークスマンライフルとして採用されている。この電動ガンの製造は台湾VFCが行っており、UMAREXのHK正式ライセンスとあいまって、実にカッコいい仕上がりとなっている。
HK M110A1 実銃のレポートはこちら

バードケージのフラッシュハイダーは金属製。M14逆ネジ仕様。オフセットサイトがカッコいいが、電動ガンだとホップで弾がカーブするので注意。

M-LOK対応のアルミ製ハンドガードはガイズリーのSMR HKタイプ。

ゴツさがたまらないM110A1。ボルトフォアードアシスト機構の削除、シースルーのマガジン、彫の深いボルトの造形、オフセットアイアンサイトなどリアルに再現される。レシーバーカラーはRAL8000やFDEなど、実銃の開発過程でも様々な変更がなされているが、本モデルではFDEっぽいカラー。

レシーバートップ。レイルガイドナンバーも入る。

実銃はセミオートオンリーだが、本電動ガンはフルオート射撃も可能。ボルトキャッチ、マグキャッチ、セレクターはアンビ仕様だ。また、トリガーユニットにはGATE ASTER電子トリガーが搭載されている。

チャージングバンドルを引くとダミーボルトが後退してロック、可変ホップアップ調節ダイヤルにアクセスできる。ボルトキャッチを押してボルトを前進。

リトラクタブルストック。5段階に伸縮可能。

バットプレートを回転させてバッテリーを収納。コネクターはT字タイプ。

ストック基部にはQDスリングホールがある。

マガジン装弾数は100発。給弾口が少し奥まっていてローダーでの装弾がしにくいのが難点。
実射はASTER電子トリガー内蔵だけあって、軽快な射撃感。プリコック機能をオンにすればかなり切れの良いトリガーフィーリングとなる。もちろん3バースト射撃も可能だ。
初速は85m/s、フルオートサイクルも1000rpmあり、十分なパワーと弾幕を張れる。
集弾性能はまれにフライヤーはあったものの、30m/40mともにマンターゲット上半身に楽々当てられるだけの性能はあった。
ヘビーデューティーなカッコいいデザインだが、重すぎないので、ゲームでもガンガン使っていけそう。
スペック
| 全長 | 942~1,020mm |
| 重量 | 3,706g (マガジン含む) |
| 銃身長 | 360mm(インナーバレル長) |
| 装弾数 | 6mmBB弾 100発 |
| 定価 | 88,800円(税別) |
| 発売日 | 2023年8月 |
| 初速 | 平均ː85.78m/s (0.736J) 回転数:1,005m/s (16.8発/秒) |
撮影協力:VFC、東京サバゲパーク
■関連レビュー
VFC ガスガン LAR


