CGS T8 SP SYSTEMS Umarex ガスガン H&K HK416C LS レビュー
CGS T8 SP SYSTEMS Umarexのガスブローバックガン H&K HK416C LSをレビュー。

ドイツH&K社が開発したHK416のショートモデルが今回紹介するHK416Cだ。2009年のDESiにてコンセプトモデルが発表され、その後2011年のショットショーにてほぼ現在の形で展示された。HK416 PDWやHK416 Kurzとも呼ばれ、HK416同様に5.56mm×45弾を使用し、ショートストロークガスピストンによる確実な作動などをHK416から引き継ぐ。
今回はCGS T8 SP SYSTEMSがUMAREX社とH&K社の正式ライセンスを基にモデルアップされたHK416Cのガスブローバックをレビューしよう。

フラッシュハイダーは金属製で、4プロングタイプ。ガスブロックには折り畳み式のフロントサイトが装備される。

ハンドガードはアルミ切削で4面がピカティニーレイル仕様となっている。下部レール前方には樹脂製ハンドストップが取り付けられている。

ハンドガードには付属のHK刻印の入ったバーティカルフォアグリップも装備でき、底部のキャップを外しコンパートメントスペースとしても利用できる。

レシーバーも金属製のHK416タイプだが、刻印やワイヤーストックのシャフトループなどがあり、フルサイズモデルとはことなる。

またHK416D当時のレシーバー形状なので、セレクターレバーこそアンビではあるが、マグキャッチボタンや、ボルトキャッチレバーは片面仕様となっている。ボルトキャリアに入ったHK刻印がカッコいい。

レシーバー上面にはレイルガイドナンバーも入り、取り外し可能なリアサイトはHKらしいドラム式。
チャージングハンドルには大型のロック解除レバーが装備される。ポートカバーは樹脂製だ。

フルストロークのボルトはロッキングラグやリセスも再現される。

マガジンハウジングからのぞくと可変ホップアップの調整ネジが見える。クリック感のあるダイヤルだ。

グリップは角度の立ったHK独自のCQBグリップ。

マガジンはHKタイプで装弾数は30発。背面にガスの注入口があるほか、HPA外部ソース用のコネクトネジも備える。マガジン重量は417g。

マガジン底部にはレバーがあり、これを押すとインナーマガジンが取り出せる。

細身のインナーマガジン。フォロアーを下げ、中央の穴からBB弾を流し込めるので装填作業は非常に楽だ。
これは外部ソース化した際に、ホースコネクトを取り外すことなく装填できるというメリットがある。

実射は気温17°程度の肌寒い日だったが、セミオートであればバシバシ撃てた。フルオートだと3バーストくらいであれば撃てるが、流石にそれ以上の連射は厳しいと感じた。
内部ユニットはマルイのMWS互換ということで、ガスの燃費性能は悪くない。
弾道は30mでマンターゲットに当てられるだけの精度はあるが、気温もあって初速が63m/s代と低めで、0.25g弾ではホップ最大でもドロップ気味の弾道となった。弾道の素性は良かったので、もっと気温が高ければさらに性能アップしそうだ。また、外部ソース仕様にすればさらに安定するだろう。
なんといっても外観のシャープな仕上がりや重量感は所有欲を非常にくすぐるものがある。
コンパクトボディに宿るH&Kの魂を感じて欲しい。
スペック
| 全長 | 580~700mm (ストック伸長時) |
| 銃身長 | -mm |
| 重量 | 本体:3,108g(空マガジン、バッテリー含む) マガジン:417g |
| 装弾数 | 6mmBB弾 30発 |
| 価格 | 94,000円(税抜) |
| 発売日 | 2025年7月 |
| 発射方式 | ガスブローバック(リキッドチャージ/HPA外部ソース) |
| 初速 | 平均:63.08m/s |
協力:キンワ、東京サバゲパーク
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