トイガン・フォトコンテスト2018 結果発表!!

トイガン・フォトコンテスト2018 結果発表!!

今年もトイガンフォトコンテストを開催し、審査員長には銃器写真家のトモ長谷川氏を迎え、ハイパー道楽、SATマガジンにより、審査を行った結果を発表します!!
上位入賞者3名にはステキな賞品をプレゼントするほか、3月27日発売のSATマガジンにて作品を掲載いたします!!

結果発表!!

それでは注目の審査結果の発表です。

金賞

Heed Our Warning


 

銀賞

Shoot!

Shoot!
ならさん

 

銅賞

淑女の銃

淑女の銃
偽レーサーT

 

入選

エントリーNo.049
入選
エントリーNo.027
入選
エントリーNo.076

入選
エントリーNo.079
入選

エントリーNo.012
入選

エントリーNo.040

入選

エントリーNo.086
入選

エントリーNo.013
入選

エントリーNo.030

入選
エントリーNo.096
入選

エントリーNo.020
入選

エントリーNo.025

入選

エントリーNo.056
入選
エントリーNo.066
入選

エントリーNo.085

皆さんの作品は、作品一覧ページで公開中です。

作品一覧ページ

 

審査員総評

トモ長谷川所感

魅せたいところをしっかり見せる!

自分が好きなところや、カッコいい、惚れ惚れするところを強調して見せる。これがフォトの基本です。
大切なのはガンのアングル……角度です。
迫力をもたせられるかどうか?

わずかにアングルを違えるだけで、印象がガラッと変わる。寸詰まりに見えたりする角度はまず避けたいところです。

そして、ライティングやプロップの使い方を工夫します。
雰囲気あるシーン、自分の好きな世界観を構築するために、プロップは重要な脇役です。しかし、プロップばかりが目立つのダメ。トイガンフォトコンテストです。主役は銃です。脇役が目立ってしまっては本末転倒。置き方、並べ方に神経を配りたい。バッグや衣服はうまく使えれば雰囲気を出してくれます。ホルスターなどのギア、さらにワッペンやバッジも強力な脇役です。カートリッジや薬莢も場面を演出してくれる心強いアイテム。でも、わざとらしくならず、キチンとしすぎない。並べ方は困難を極めます。カートリッジに限った事ではなく、プロップは並べ方に凝って初めてシーンを盛り上げてくれます。見落としがちなのがロゴマークや文字。あくまでもさり気なく、自然にに映り込んでいれば、効果的に雰囲気を盛り上げてくれます。
写真はフレイムの外側にあるストーリーを感じさせるような、雰囲気作りが大切です。

照明や背景づくりに制限が生じるため、アクション写真はより高度な技術と感性が必要といえるでしょう。
画面構成がしっかりしていることはもちろんですが、やはり動きが大切です。ブロゥバック写真では、スライドやフレイムのブレ具合はもちろん、握る手の印象も重要!! ガンの激しいリコイルを受けたときの、力の籠もった感じが表現されて欲しいもの。ライブの迫力が欠かせません。

ガンの構え方、凝った装備、さらにバリケイドや構造物の使い方など、数多くの要素がうまく絡み合って迫力が演出されます。

激しい戦闘中?
バトルになる前の緊張状態?
戦闘後の虚無感?
場面の状況設定がアクション写真には大切です。

そのためにモデルさんとガンの両方がしっかり演技していて欲しい。どちらかがお座なりになっていては、迫力が欠けてしまうのです。写真の雰囲気が良いのに、ガンが死んでしまっているのがほとんど。映画やドラマと違い、写真は一瞬を切り取ります。観る者に一瞬で状況を伝える事が必要です。設定に合った演出があるほどに、キラキラとストーリーを語り出すのです。

審査員長の各作品評価

今回はポイント配分で審査となりました。
個人的にはあまり点差の無い配点に終わりました。フォトコンテストとして、ポイント配分を大きくしたくなる作品、上位の点数配分が難しくなるような作品を期待し、次回の「ハイパー道楽_フォトコンテスト」を楽しみに待ちます。
最後に、トモの各作品に対する感想を記します(ポイントの無い作品についても、気がついた点に触れてます)。

エントリーNo.049
ブロゥバックフォトです。マズルフラッシュの反射光があったり、ブレ具合などの表現に工夫があります。握る手の力のいれ具合、マズルフラッシュの閃光や反動など発射の衝撃、空薬莢の動き……ライブ感を高められるとイイですね。綺麗な写真です。

 エントリーNo.076
 生身なのにフィギュアのような不思議な存在感。装備とメイクで、独自の世界観を感じさせます。それだけに、背景が串刺しになっているのが惜しいぃぃぃ! ポーズもイイです。

エントリーNo.092
煽られた上半身、舞い上がるジャケット。.50キャリバーの迫力を表現! 劇画のような個性的表現いいです。アクションはもっと激しいほうがイイですね〜

エントリーNo.012
珍しいライティング。綺麗な写真です。銃もカッコいいです。

エントリーNo.013
雰囲気作りがGoodです。写真を傾けることで緊張感が演出できたりしますが、傾きすぎては安定感を損なったように感じます。攻撃する側の心境を感じさせる演技力も欲しいです。

エントリーNo.040
コラージュ写真の面白さ。モデルさんのポーズが惜しいですが、チャレンジを続けてください。続編が見たいです!

エントリーNo.084
いいですね〜。プロップの選び方と置き方、グリップの露出を抑えるなど、工夫があります。ガンを置いた面が背景と揃っています、角度を違えるとガンが際立ちます。

エントリーNo.025
マズルフラッシュを加え、画面に迫力と緊張感を演出しています。薬莢が舞っていたらさらに迫力が演出できました。惜しい!

エントリーNo.027
クールな画面構成です。自然光とライティングをうまく使っています。銃が演出されていないのが残念。

エントリーNo.066
渋いチョイスです。銘ガンスミスの2大シリーズ“デヴェル”と“ギャモン”。現代に継承されるカスタムガンの要素を構築したガンスミス“チャーリーケルスィ”。手作りのカスタムでしょうか?

エントリーNo.079
綺麗なライティングです。背景に使用している素材が識りたいです。

エントリーNo.093
ガンとモデルのバランス、スモークの演出など凝っていますが、残念ながら動きが感じられない。演技を使った動きある写真に期待です。

エントリーNo.096
ガンにライティングがわずかでもあれば……背景が良いのに残念。

エントリーNo.056
車内で綺麗なライティング……もしかしてカブリオレでしょうか? 雰囲気がいいです。M&Pの置き方が凝っていれば……次回に期待しちゃいます。

エントリーNo.047
大好きなガンがあれば、ご飯が何杯でもおかわりできる! ガン好きの本音。

エントリーNo.061
綺麗なライティングです。屋外……だと思いますが、うまく光りを使ってます。

エントリーNo.064
光りと構図がイイです。ゲームの終わりでしょうか? 始まりでしょうか? 演出ある“一幕”にしてください。

エントリーNo.073
うっぷしているように思える。マズル(銃口)はガンで大事な部分です。しっかり照明を当てて、クリアにしてあげましょう!

エントリーNo.078
使用するプロップによって雰囲気が演出されます。選び方にストーリーが欲しい。黒一色でも色を感じられる工夫が欲しいです。

エントリーNo.080
チーフスペシャル。ガンの傾きやカートリッジの並べ方イイですね〜。

エントリーNo.082
銃口やグリップ、スライド後端のギリギリでトリミングされていて、窮屈に感じさせます。背景のSCARなど立体的で質感あるライティングがもったいない。フレイムの外側の広がりを感じさせることが大切です。また、ハンマー部やマガジンバンパーをレフ板で起こしてやるといっそう立体的に際立たせられます。

エントリーNo.087
凝ったプロップ、並べ方がいいだけに惜しいです。“トラビス(映画タクシードライバーの主役名)”のギミックだけが目立っているのが残念です。ライディングで主役のガンを引き立てられれば良かった。

エントリーNo.088
戦闘の一瞬を切り取ったような迫力があります。先頭の隊員さんがしっかり腕を伸ばし、手を委託していなければ、より迫力がでます!

エントリーNo.102
雪景色とガン。自然光を活かしライティングしています。それだけに……電柱が残念!!

エントリーNo.107
マズルなど要所が際立たせられれば画面に奥行きが出せます。

エントリーNo.109
ガンを抜きだしているのか? 自分の心臓に銃口を向けているのか? 場面を暗示させるポーズ付けが大切です。

エントリーNo.112
写真のもっと下側が見たい。画面を整理するだけで見せたいところが強調できます。

トモ長谷川 フォトギャラリー



SATマガジン所感

エントリーNo.093No.093
煙とライトを使っての演出で、艦船内部で臨検中の緊迫した風景まで容易に想像ができます。非常に臨場感があります。

エントリーNo.084No.084
銃の置き方、ライティング、小物の使い方など「銃の静物」のお手本となる1枚ですね。雑誌の表紙にも使えそうです。

エントリーNo.092No.092
コートのまくれ方で大口径ライフルを撃った時の衝撃が伝わってきます。銃口から先の空間の取り方も絶妙です。

エントリーNo.027No.027
メインである銃があまり目立っていませんが、人物の構図がいいですね。銃の見せ方を工夫したらもう少し加点できたと思います。

エントリーNo.049No.049
ブローバック、排莢、発射炎とオートのハンドガンの魅力を凝縮した1枚でしょう。写真加工技術を評価しました。

エントリーNo.020No.020
2名によるダブルガン、そしてレーザー光線を追加することで、臨場感溢れるシーンとなっています。ただ左側の無駄な空間をなくすともっとよくなると思います。



ハイパー道楽所感
今年も多くのエントリー、誠にありがとうございます!!
今回も魅力的な作品が多く、審査はとても悩みました。また今回は採点方法を変更して、重複受賞をなくし、より多くの作品を入賞しようという試みで行いました。
審査員3名の持ち点制にして各作品に配点する審査方式となっています。
金賞、銀賞、銅賞のトップ三作品に加え、入賞15作品を選出しました。入賞作品は上から順に得点の高い作品となっています。

今回の感想としましては、作品のクオリティが全体的に向上したと感じました。お気に入りのトイガンを置いて撮るだけの作品は減り、より写真として美しさやストーリーを重視する作品が増えたように思います。
ライティングや構図にもこだわった作品が増え、とても充実した年になったと思います。

トイガンフォトコンテストはトイガンが映っていればどんな作品でもOKの自由度の高いフォトコンですので、銃単独の写真だけでなく、人物を絡めた情景作品というのも毎年楽しみにしています。

個々の作品で申し上げますと、金賞の「Heed Our Warning」 (copycatさん)のライティングを含めた臨場感、雰囲気はとても素晴らしいですね。SATマガジンの表紙にすぐ使えそうです。
銀賞の「Shoot!」 (ならさん)は大胆な白い背景で大きな余白という空間を生かした素晴らしい作品です。バレット+マントの翻りもインパクトがあります。
もちろん銅賞の「淑女の銃」(偽レーサーTさん)は鉄板の構図で隙のない良作です。

エントリーNo.040
一方で、「一触即発」 (M.K.さん)のような遊び心のある作品も大好きです。

エントリーNo.096 エントリーNo.056
「Colt RO635SD」(とみーさん)、「G&G ARP9 in CAR」(Kattuさん)の統一感のとれた色調の作品もとても素敵だと思います。

エントリーNo.049 エントリーNo.025
「Fire!!」 (tankさん)や、「Contact!」(らぐ炭酸さん)は、射撃の瞬間のマズルフラッシュを表現した作品です。リアルなマズルフラッシュや硝煙の再現はとても難しいのですが、作品に花を添えるとても効果的なエフェクトですので、皆さんもぜひチャレンジしていただきたいですね。

また次回のトイガンフォトコンテストも皆さん渾身の作品をエントリーいただければと思います。
入賞された方々、おめでとうございます!!
そして、今回応募いただきました皆さまにお礼申し上げます。

【3/13 追記】
銀賞を受賞されたならさんの「Shoot!」につきまして、何人かの読者から「これはコザキユースケ先生のイラストがもとになっている」とのご連絡を頂きました。これにつきまして、トモ長谷川審査員長はじめ、審査員一同共通の見解としましては、イラストをモチーフとしたオマージュ写真作品というのはありだと考えます。映画や芸術の世界ではオマージュはよく用いられる手法の一つです。
残念ながら審査段階で審査員はみなさん知らなかったのですが、ただ単に構図やポーズをまねたという訳ではなく、ひとつの写真作品としての技術力・完成度を評価しています。さらに今回のイラストを知って、より魅力を感じる作品だと感じました。
また、投稿者サイドではすでにコザキユースケ先生には報告されており、先生からは
「クリエイティブは殆ど全て何らかのインスピレーションで進歩しています。
全く問題ございません。立派なオリジナルだと思います。」
とのご連絡を頂いているそうだ。

 

上位入賞者3名には賞品を贈呈します!!

賞品提供 中田商店


J-TECH CHRIS CAMERA SHOULDER BAG COYOTE BROWN


J-TECH 米軍TYPE 1-DAY 小型MOLLE II  BACKPACK


J-TECH C5-M BUTTPACK FOLIAGE GREEN


その他上位入賞者(一部)は2018年3月27日売りのSATマガジン5月号に掲載されます。

2018/03/07


過去のフォトコンテストはこちら!!

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