トイガン・フォトコンテスト2014 結果発表!!

トイガン・フォトコンテスト2014 結果発表!!

皆さんの撮影したトイガン写真を集めたトイガン・フォトコンテスト2014、結果発表です!!

トモ長谷川賞


Malice Of The Dead
優秀賞
2179


 



ぜんぶAKのせいだ。

華麗なる銃族

It was a cold and snowy day.


Three's a crowd

fall


 






Malice Of The Dead

fall

Digital Blue Effect


この手の中に

The undercover

そのp99を捨てろ!




デッドライン

Mariposa in 7am

散る桜残る桜も散る桜


一足先に自由になった戦士の為に

華麗なる銃族

没キャラ?


この手の中に

Digital Blue Effect

モシンナガン風VSR


MiliGappaCAPTAIN




銃器写真家のトモ長谷川 所感

今回で3回目となるハイパー道楽の「トイガン・フォトコンテスト2014」。
クオリティが充実してきてます。バラエティ豊かな作品が応募されました。



自分のコレクションをカッコ良く撮りたい!
そもそも“表現”は自分が想い描いた思想や感情などを客観的なもので表すこと。

対象のガンがどれくらい好きか?!
大好きなガンに対する情熱が滲み出ているから、見る人を惹きつけるんだと思います。そんな観点からも、今回は熱い作品が増えました。

コンテスト2回目と同様にCGを駆使した作品が目立ちます。デジタルカメラの登場により、写真の表現力が劇的に拡張されました。従来の写真では不可能だった表現ができるようになりました。
今回の最優秀賞、作品No.080はガンの置き方が安定していて、背景の選び方や色味、雰囲気作りなどが斬新です。連射後なんでしょうか、銃身からたなびいた煙がドラマを感じさせ、個性的です。もっと大きな画面で見たくなります。

特別賞に選ばれたNo.093も斬新さで目を惹きます。激しさがドラマティックです。ストーリーを表現するためにもう少し配置を吟味すると緊張感が生まれるかもしれません。また、色を抜くとその分トーンも失われてしまいます。次回はぜひそこにもチャレンジしてみてください。
同様にNo.005は独自路線で魅せていらっしゃいます。ただし画面全体にメリハリがないのが残念です。主役を際立たせられれば印象がグッと良くなります。

先出の3作品よりシンプルですが、No.008はガンの置き方と背景選びによってハードな雰囲気を高めてます。この色は加工したものかは不明ですが、表現手段として活かされています。
デジタル写真に移行して、写真の作画力と表現力が劇的に変化しています。トモもかなりPhotoshopを利用します。でも、Photoshopで加工したからいい写真になるわけじゃありません。写真としてかえってもったいない結果になってしまう場合があります。たとえばあるモードを使うと、誰でもイラスト風に写真を加工できます。誰にでも手軽に同じ加工できるということは、せっかくの個性が失われてしまうことになりかねません。また加工するほどに失われてゆく質感やトーンなどもあります。かえって加工する前の写真が見たくなる作品がありました。

モノクローム写真であっても鮮やかな色合いを感じさせる作品が数多くあります。色が無いから逆に浮き彫りにされるリアリティもあるわけで、アンセルアダムスやエドワードウェストン、土門拳といった偉大な写真家の作品がそれです。

表現手段として実行したのか?
それともアラを隠すためなのか?

同じ「トーンを落とす」作業でもぜんぜん違います。基ととなる写真が凡庸ならば、いくら手を加えても仕上がりはそれなりです。演出要素としての加工であって、写真素材に画力が無ければ良い作品になり得ない。一枚の“絵”としての構成力、構図が大切なのはデジタル時代であっても同じです。

No.029はガン写真の王道です。明るいバックを使いながら、雰囲気を醸し出していらっしゃる。ただ、ガンの角度が惜しい!
一方、優秀賞のNo.051はガンのアングルがよく、背景も映画の世界観でまとめられ凝っている。それでいてプロップの主張を抑えて、主役であるガンを引き立てている。右下に何か加えるか、左上のアイテムを移動すると、さらにバランスが良くできるかもしれません。

プロップ……小物は雰囲気作りに最適です。プロップの存在によって、写真の枠の外への興味がかき立てられればしめたもの。そこにドラマがはじまります。でも、置き方によって、興味はガンから逸れてしまいます。

たとえばカートリッジ。
しっかり並べても、バラバラ感があってもわざとらしく見えてしまう。それが目について、主役であるガンに目が行きにくくなってしまう。並べ方が管理されているんだけど「自然に見える置き方」が理想です。

同様に色や明るさにも注意が必要です。人の眼は明るい部分に目が行くようできています。主役より明るい色味があるときは注意です。いかに魅せたい対象に集中させられるか……。師匠の言葉の一端が、どんどん重量を増して感じられるようになってきた今日この頃です。難しいけど、チャレンジした分ちゃんと作品が映えます。だからこそやり甲斐があります。トモもまだまだ勉強中。毎回苦労しています。

No.011063070075の作品は、いずれもかなりの熟練した方々と推察されます。常連の方もいらっしゃいます。ティルトレンズを使っておられるなど、良いカメラ機材をご使用なさっている事が伝わって来ます。他にも綺麗な作品がとてもたくさん応募されてますが、銃口やグリップ、撃鉄部分が不用意にキレてしまっているのがとても残念に思えました。

その名のとおり、このコンテストのメインはトイガンの写真です。分野が絞られている分、要素がより抽出されます。写真は作品とタイトルから感じられる情報がすべて。技術的なことよりも、ガン好きの気持ちが表現できていることが優先されるべきと考えます。そのために、

カッコいいアングルを見つける。
まずはこれが大事ではないかと考えます。
次回はどんな作品に出会えるのか?
今から楽しみです。



[ YASの感想 ]

ハイパー道楽の最優秀賞もトモさんと同じくNo.080を選ばせていただきました。構図も素晴らしいし、AKの質感、背景の色具合、煙の演出などもはやアートと呼べる作品になっていると感じました。
No.093は写真の上手さもさることながら、スパイ映画のラストシーンのようなストーリーを感じました。
No.063は元の写真が金色の金属モデルガンだと知って、そのレタッチ技術の凄さに驚きました。最優秀賞、優秀賞の3作品はどのように作ったのか知りたいとトモさんと話していたほどです。
No.086はルパン三世のノリが美しい写真と相まってカリ城のラストシーンのように清々しささえ感じました。No.046は構図、ライティング共に王道ともいえる美しさ。
そして特別賞として選んだのはNo.060。全作品中、リツイート数が最も多かったんですが、なにか遠い昔の少年時代を思い出す甘じょっぱい感覚に浸れる写真だと感じました。
人気投票も毎年の常連さんたちがデッドヒートを繰り広げ、軍神☆みやじまさんの作品が人気No.1に輝きました。なんと2度目のトップ獲得です。おめでとうございます。

また来年、皆様の渾身の一枚をぜひ送ってください。
今年も多くのエントリー、本当にありがとうございました!


作品一覧ページ

 

2014/03/13

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