全民国防射撃教育中心 台湾のミリタリースポット紹介

台湾・新北市「全民国防射撃教育中心」訪問レポート|展示・射撃体験・国防教育施設を紹介

昨年11月、台湾の新北市にある「全民国防射撃教育中心」を訪問したので、その様子を紹介しよう。

まず台湾の兵役制度について簡単に触れておくと、台湾ではこれまで制度改革が続けられてきたが、2024年1月から義務兵役期間が再び「1年間」に延長され、18歳以上の男性が対象となっている。これは周辺の安全保障環境を踏まえた防衛力強化の一環で、訓練内容の実戦性や教育水準も引き上げられている。
また、一定の条件を満たす場合には、軍務の代わりに公共機関や社会奉仕に従事する代替役制度も存在している。

台湾では国防教育も重視されており、高校や大学でも軍事や安全保障に関する授業が実施されている。ここ「全民国防射撃教育中心」は、そうした教育を支援する民間施設で、主に学校関係者や教育目的の来訪者を対象に、銃器や装備の理解、敵我識別、歴史・国防意識の向上といった学習サポートを行っているとのことだ。

壁一面にエアガンやモデルガンが
施設に入ると、壁一面にエアガンやモデルガンがずらりと展示されている!!

台湾の65式歩槍や91式歩槍
もちろん、台湾の65式歩槍や91式歩槍の模擬銃も展示されている。

教育目的の訓練用銃器
ここで扱われているのは娯楽用というより、教育目的の訓練用銃器。構造理解や取り扱いの学習ができるよう工夫されている。

マシンガンや対物ライフル
マシンガンや対物ライフルなど、世界各国の模擬銃器が幅広く展示されている。

中華民国海軍陸戦隊
中華民国海軍陸戦隊
中華民国海軍陸戦隊の歴代戦闘服も展示され、解説も充実していた。

中華人民解放軍
中華人民解放軍のユニフォームも展示され、対峙する軍隊の装備や銃器についても学習できる。

ミーティングスペース
ミーティングスペース。

空軍装備やパッチ
空軍装備やパッチなどの展示もあった。

航空関連のアート
航空関連のアートも多数展示されている。

台湾軍は米軍装備を使用していた時期もあり
台湾軍は米軍装備を使用していた時期もあり、ベトナム戦争期には米軍の補給拠点となっていたこともある。


比較的新しい装備類
比較的新しい装備類も展示されていた。

耐爆スーツやノンリーサルウェポン
耐爆スーツや暴徒鎮圧用などのノンリーサルウェポンなども見ることができる。

軍事カリキュラム
軍事カリキュラムは、軍事・歴史などの座学だけでなく、救急訓練や射撃トレーニングなど、実践的な内容も含まれている。

射撃レンジ
施設内には射撃レンジも併設されている。

CO2ハンドガン
実弾を撃てるわけではないが、CO2ハンドガンを用いた訓練も行われている。訓練用のため、一般的なエアソフトガンとは仕様やパワーが異なる。

CO2ライフル
CO2ライフルも装備。手にしているのは責任者の熊麒勝さん、通称「くまちゃん」。台湾海軍出身だ。

弾は樹脂やゴム製
弾は樹脂やゴム製の球状で、11mm、12.7mm、17mmなど複数サイズが用意されていた。



エアソフトガンのハンドガン
エアソフトガンのハンドガンも多数用意され、射撃体験も可能。

日本の銃器雑誌『月刊Gun』
日本の銃器雑誌『月刊Gun』なども蔵書されていた。

チャレンジコイン
チャレンジコインのコレクションも圧巻。

米海軍ミサイル駆逐艦「キャラハン」の模型
米海軍ミサイル駆逐艦「キャラハン」の模型。これは台湾海軍で蘇澳(Su Ao) DDG-1802として再就役し、くまちゃんもこの艦に乗っていたという。

全民国防射撃教育中心は、日本からの観光客でも見学や射撃体験が可能。ただし民間施設のため、内容は教育用・模擬銃中心で、実弾射撃ではない。
基本的には授業や教育プログラムが行われているため、訪れる際は事前確認と予約が必須となる。なお、半日3時間の見学・射撃体験で料金は1200台湾ドルとのことだ。

施設情報

全民国防射撃教育中心
五工五路20-1號, Xinbei, Taiwan
TEL +886 937 365 195 / +886936231641(日本語対応スタッフ)
https://www.facebook.com/camp66militaryclub/

2025/01/05


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