陸上自衛隊第2師団 第4次師団訓練検閲

陸上自衛隊第2師団 第4次師団訓練検閲

令和3年2月7日から11日まで、北海道中部に位置する上富良野演習場にて第4次師団訓練検閲が実施された。
受閲したのは、第3普通科連隊長の山﨑1佐を戦闘団長とし、第3普通科連隊を基幹とした第3普通科戦闘団で、今回の防御戦闘では斥候などの相手の目を徹底的に潰し、味方の防御陣地の秘匿につとめる事が指針の一つとされていたのが印象的であった。
また、山﨑1佐の、より実際に則した訓練をという思いと、別途開催することによる隊務への影響を考え、通常は演習後は蓄積した疲労によるミスが起こる不安があるため、日を改めることが多い実弾による小銃射撃競技会が、検閲終了の翌日、12,13日に昼夜にわけて開催された。

第3戦闘団
師団長の訓示を受ける第3戦闘団。この後コロナ対策として各人の検温などがおこなわれた。
受閲部隊である第3戦闘団が、対抗部隊を務める別の部隊の攻撃から防御戦闘を行うという想定の対抗戦を実施する。

スキー行進
夕刻、翌早朝まで続くスキー行進に出発する隊員たち。戦闘団長もスキーで参加していた。

90式戦車
迫る対抗部隊に対し連装銃を発射(空砲)しているため、銃口付近の雪が舞い上がっている90式戦車。

96式装輪装甲車
後退した受閲部隊のあとに、地雷の敷設を予想して70式地雷原爆破装置を積載できるWAPC(96式装輪装甲車)で進行してきた対抗部隊。

99式自走155mm榴弾砲
退避陣地から射撃陣地に進入して射撃姿勢をとる99式自走155mm榴弾砲。射撃、移動を繰り返して対抗部隊からの反撃をかわす。

高地
広く見渡せる高地は警戒に向くが目標とされ易く、この時も周辺にはちょくちょく砲弾が落下(想定)してきていた。

近SAM
対空警報が発令されたため、集結地の近くで射撃体勢をとる近SAM。
捜索手と発射班長は外で、発射手は車内で活動する。

78式雪上車
第1中隊のシンボルマークが描かれた大旗をはためかせ、中隊長を乗せて最後の逆襲に向かう78式雪上車。

ドローン
昨今、陸上自衛隊もドローンを多く用いるようになっており、今回の演習でもカナダはエリヨン社製のスカイレンジャーを活用していた。

射撃訓練
射撃は対弾性を期待できる厚さの雪の射座から行われた。各人の持ち弾は3発。12秒以内に射撃を終えなければならない。

照準点を合致
夜間射撃を前に、照準具JVS-V1からのレーザーとアイアンサイトの照準点を合致させる重要な作業を行う。

レンジャー資格
こちらの隊員は陸士でありながらレンジャー資格を持っており、他国軍と行われた射撃競技会でも優秀な成績を残しているとのこと。

IRレーザー照準具 JVS-V1
89式小銃の銃身に取り付けられたIRレーザー照準具 JVS-V1。東芝電波プロダクツ株式会社製。

夜間射撃
暗視装置JGVS-V8を通してレーザーを見て照準するため、射手の顔面には暗視装置に映し出された画像の光が漏れている。

取材撮影:岡崎 雄昌 取材協力:陸上自衛隊第2師団


2021/03/13


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