ビクトリーショー ぶらり一人歩き 2022年1月【イベント レビュー】

レポート:伊部 好乃輔

2022年年明け早々の1月15(土)〜 16日(日)に第98回ビクトリーショーが都立産業貿易センター浜松町館で開催されました。昨年秋頃から小康状態だった新型コロナも年末からまた急増しており、直前まで開催が危ぶまれていましたが、感染対策をしっかりし、無事開催されました。1月15(土)のみぶらりと訪問してきました。

GunSmith BATON

GunSmith BATON
バトンからはCO2ガスブローバックのニューモデル、BS-COMBAT MASTERが発表展示されていました。よりマッチ向けのカスタムモデルです。下はKING ARMSのフロン対応のガスブローバッグの新製品Mk18など各種ラインナップ。ダニエルディフェンス社の正規ランセンス取得済みで日本の法規制を遵守したジャパンエディションモデルです。

PREDATOR TARGET
こちらは固定スライド、固定ホップのCO2ガスガン、PREDATOR TARGETです。全プラ製で軽量、そして1万円以下の低価格も魅力的です。ただバレル後座式のためトリガーは重めでした。CO2は12gカートリッジを使用します。

GUNMALL東京

GUNMALL東京
海外製電動ガン、エアコッキングガンがイベント特価でした。CYMAのETU搭載M4系各種勢揃いです。

Lee Enfield No. 1 Mk III
左はS&TのエアコッキングボルトアクションシリーズのLee Enfield No. 1 Mk III、右も同じくS&Tの九七式狙撃銃。どちらもリアルウッドで美しく仕上がっています。

taap shop

taap shop
電子トリガー
High Response Unit Evolution
東京マルイの電動ハンドガン、コンパクトマシンガン用の電子トリガー「High Response Unit Evolution」。バッテリーのリポ化、プリコック式でガスブローバッグに負けないトリガーレスポンスを実現しています。

LOWTEC INDUSTRY

LOWTEC INDUSTRY
ガス式ショットガンをCO2化しています。ブローバックしないので、CO2カートリッジ1本で2,000発ほど撃てるそうです。

CO2カートリッジ
CO2カートリッジは16gを使用。ユニットは溶接し、改造できないよう対処し、ガスホースも一定以上の圧力がかかると破裂するように設定しているなど、安全には配慮しているとのことですが、業界団体などに所属していないとなかなか一般化は難しいかもしれませんね。

松栄製作所

松栄
未発火モデルガンの次期新製品としてFG42が発表されました。WW2時にドイツのラインメタル社が開発した世界初のセミ、フル切り替えられ、7.92x57mmモーゼル弾を使用するアサルトライフルの原型といえるモデルです。

MP44
松栄製品のMP44系各モデルの編纂です。右から左へと改良されていっていますが、はっきり言って超難易度の高い間違い探しです。時を経るごとにリブをなくしたりと製造工程が簡略されていっているそうです。

zero

zero
残弾カウンター
銃口に取り付けたセンサーでレイルに搭載した本体に残弾が表示される残弾カウンターです。電池は単4電池1本使用します。

フルオートでも感知
弾数は自由にセットでき、セミはもちろん、フルオートでも検知します。

ダットサイトと干渉しないサイズ
本体はレールに搭載できます。またダットサイトと干渉しないサイズにうまくまとめています。価格も1万円強と思ったより高くないです。

NOVEL ARMS

NOVEL ARMS
発売されたばかりのSURE HIT ARS。人気のCOMBAT T1よりレンズ径が36%もアップし、狙いやすくなっています。さらにハイ、ローマウント、キルフラッシュが標準装備。

SURE HIT ARS
ブースには銃器ライターでトップシューターのトモ長谷川氏もいらっしゃいました。このSURE HIT ARSをマッチガンに早速、換装するそうです。

エイムポイント、EO-TECH
NOVEL ARMS製品だけでなく、エイムポイント、EO-TECH、トリジコンなど実物高級サイトも販売していました。写真はトリジコンです。

ちょんまげインプ

ちょんまげインプ
銃は89式小銃ですが、スリングは20式小銃用のものだそうです。仕様書や写真を見て作ったそうです。

官品スリングのレプリカ
こちらは89式小銃の官品スリングのレプリカです。現役隊員によると耐久性も申し分ないとのことです。

88式鉄帽の顎紐
スリングのみならず、88式鉄帽の顎紐など、陸自装備の非常にニッチなレプリカを販売していました。

サイトロン・ジャパン

サイトロン・ジャパン
HIKMICROのサーマルスコープ
光学機器のサイトロン・ジャパンでは、あの高級ダットサイト、SD-33Xなど訳あり品や海外ブランドのVORTEX、HIKMICROのサーマルスコープなどが驚愕の超イベント特価でした。

ヘタレンジャー JÄGER CRAFT DESIGN

Jäger
イエーガー
メイド イン ジャパンのタクティカルギアブランド、Jäger(イエーガー)です。生地は実物を取り寄せ、日本で縫製しており、非常に丁寧な作りです。プレキャリの他、ポーチ類などもラインナップしています。

中田商店

中田商店
今回のビクトリーショーには久しぶりに中田商店も出店していました。BATESのブーツ各種イベント価格でした。

WW2装備のレプリカ
最新タクティカルウエア
WW2装備のレプリカから放出品、またまた最新タクティカルウエアまで良品満載です。

南のアイデア工房

南のアイデア工房
ブランデーなどを携帯するスキットル、AK47-HF。その名の通り、AKのマガジンの形をしています。ポケットにいつも忍ばせておきたいアイテムですね。下戸ですけど。

タバコケースのM1911-h
こちらは1911のグリップをイメージした名刺、タバコケースのM1911-hです。

スルスルっとマガジン
上部にあるマグキャッチ? を押すとスルスルっとマガジンが出てきます。ここにタバコや名刺を収納します。

マユボ・ザ・メイカホリック

マユボ メイカホリック
ショルダーバッグやポーチを製作
ミリタリーテイスト満載のショルダーバッグやポーチを製作しています。ちょっとした外出に重宝しそうです。

工具入れ
長財布かと思いきや、工具入れだそうです。ドライバーやレンチをジッパー付き工具収納できるだけでなく、ドットボタンでトレーにもできるのです。フィールド作業でネジやパーツなどの紛失を防げます。

カラコルム

カラコルム
マルイ用各種3Dプリンター製の軽量ブリーチ。ノーマルの1/10の重量と非常に軽いため、スライドの動きも早くなるだけでなく、リコイルによるブレも軽減され、マイルドな撃ち味になります。

軽量ブリーチ
(左)グロッグ用と(右)ハイキャパ用を試しに買ってみました。どう撃ち味が変わるか楽しみです。

タカラヤ ビーワン

タカラヤ ビーワン
オリジナル製作のフェイスガード各種。元々、渋谷の109でポールダンサー用の衣装を製作販売しているのだそうですが、デザイン的にサバゲー用にもいけるかもということで初出店だそうです。

ペストマスク
こちらはペストマスクタイプです。
既存のフェイスガードのカスタムではなく、ネオプレーンなどで完全自作だそうです。

鍵爪
スチームパンク風のゴーグル
鍵爪やらスチームパンク風のゴーグルなど一部の好きものには堪らないアイテムでしょう。

デリンジャー用のアンクルホルスター
デリンジャー用のアンクルホルスターです。これは普通にサバゲーでも使えそう。

すてんがん工廠

すてんがん工廠
古今東西のプラ製バヨネット(銃剣)。こちらはSIG 550用です。

コレクション・観賞用
SIG 550のみならず、M1カービン、M1ガーランドなど各種銃剣ですが、ハンドル、ブレードも含め全プラ製となっています。コレクション・観賞用で、サバゲーでは使用、着剣禁止となるでしょう。

ゲンブンマガジン

ゲンブンマガジン
源文閣下はホットな台湾有事ネタの新作を携えての出店です。

 

イベント
イベント開催
年末から第6次新型コロナウイルス感染拡大でギリギリまで開催が危ぶまれましたが、飲食を伴わないイベントということで開催できたそうです。会場前には消毒、検温を徹底し、今回も1フロアを待機スペースにして、入場制限を行い会場内の人数を調整していました。おかげで会場内はゆっくり各ブースを回れました。


オマケ

タニオ・コバ

タニオ・コバ
Vショー2日目にタニコバ社長が来られる予定らしかったのですが、私は行けなかったので、代わりにVショーの前の週に同会場で開催されたブラックホールでのタニオ・コバの新製品をご紹介しましょう。
1911=ガバをこよなく愛するタニコバ社長は1911のCO2ガスブローバックガンのグリップがCO2カートリッジ収納のために半円形に抉られていることに、美意識が許せず、納得できないとのこと。そこでロングマガジン化して、グリップの外にカートリッジを収納し、その不満を解消できるよう現在、鋭意開発中とのことです。

ロングマガジン
CO2カートリッジ
実銃のロングマガジンよりちょっと長くなっています。CO2カートリッジはよりコンパクトな8gのものを使用します。装弾数は35発(予定)で、2マガジン分は撃てるそうです。

このマガジンはBATON airsoftのM1911A1やM45 CO2ガスブロバックガンだけでなく、フロンガス用の1911にも対応するそうです。もちろんSTGAの認定になるので、日本の法規制内で不法改造もできない構造になります。まだ開発中で名前もまだ決まってないそうですが、5月か、6月ごろを発売を予定しているそうです。


2022/01/20


関連リンク


ミリタリーイベントの一覧ページ