マガジンに関するアンケート まとめ
2023年8月5日、エアガンに使用するマガジンの給弾方式についてアンケートを取りました。
今回の回答数は1765票です。
スプリング給弾が圧倒的な使用率
エアガンにどのような給弾方式のマガジンを使用するか、アンケートを取ったところ、スプリング給弾式のマガジンが84.2%という圧倒的多数となりました。
次にゼンマイ給弾式の多弾数マガジンが12.6%、電動給弾式のドラム(BOX)マガジンが1.9%、その他の給弾方式が1.2%という結果です。
ガスブローバックガンやエアコッキングガン、またハンドガン類はほとんどの場合、スプリング給弾マガジンですので、この結果は当然と言えば当然なのですが、皆さんの意見を見ていると、その理由が分かります。
ジャラジャラ音が気になる
コメントでは
「ゼンマイ給弾式はジャラジャラと音がうるさいのが気になる」が多数見受けられました。
とくに敵との距離が近い場合や、隠密性を重視したいという理由でスプリング給弾を使用する人が多いようです。
「給弾が不安定」、「ゼンマイを巻くのが面倒」ということも理由に挙げられました。
エアガンの性能向上と、ゲーム環境の変化
「セミオートしか撃たないので、あまり弾を使わない」という理由もありました。
最近は電動ガンもトリガーレスポンスが向上し、キレが良くなった結果、フルオートの使用頻度が減ったと言うことでしょう。
実銃と同じ装弾数のリアルカウント(リアカン)や、マガジンチェンジのアクション自体を楽しみたい、という意見もありました。
また、フィールドもCQBタイプが人気となり、CQBエリアを拡張するフィールドが増えた結果、セミオート戦が多くなったというゲーム環境の変化もあると思います。確かにCQBエリアでフルオート撃ちまくると跳弾が問題になります。
ゼンマイ・電動給弾派の意見は
一方でゼンマイ給弾式マガジンを選ぶ理由としては、荷物や装備が少なくなるといった理由が挙げられました。多弾数マガジン1本で済ませられるというのは運搬や携帯するのに便利です。
残弾やマガジンチェンジに気を使わなくても良いので初心者にも優しいですし、貸出し用の電動ガンなどには向いていると言えるでしょう。
また、実銃でもボックスマガジンを使用するLMG、SAWといったマシンガンナーにとっては多弾数マガジンのニーズはあります。弾幕を張るということに特化したウエポンを扱う楽しさは格別です。実銃でもベルト給弾はジャラジャラと音がしますね。
ゲーム内容やその日の気分によってマガジンを使い分けるという人もいました。ハイパー道楽のチームにも攻防戦の防衛側のときは、ここぞとばかりに大量に弾を持っていくってチームメイトがいますw。
エアガンとサバゲーの移り変わり
1980年代のエアガンは装弾数が30発なら多いほうでした。当時のサバゲープレイヤーたちは多弾カスタムで敵よりも多くの弾を持ち、威力をアップして遠くまで弾を到達させることに心血を注いでいました。
電動ガンが普及した1990年代、ホップアップや多弾数マガジンが実用化し、誰でも手軽に火力アップできて大人気となりました。当時のサバゲーは広大な野原や森林で撃ち合うことが多く、電動ガンはBB弾のバラ撒き機、なんて揶揄されたのもこの頃です。
そして現在、40m先のマンターゲットに楽勝で当てられる電子制御された超ハイレスポンスな電動ガン、実銃のようなアクションやリコイルを楽しめるガスブローバックや電動ブローバック。そして凝った造りのサバゲーフィールドが全国にできました。
これらの進化によってサバゲープレイヤーの価値観もずいぶんと変化したように思います。
大量の弾をバラまいて敵に弾を当てるだけのサバゲーではなく、アクションやテクニックを楽しむ、シチュエーションを楽しむ、自分好みのカスタムやコスチュームで楽しむなど、サバゲーという遊び自体が多様化したと言えるのではないでしょうか。
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