[書籍] イスラエル情報戦史

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佐藤優(作家・元外務省主任分析官)……イスラエル政府公認の初の資料!
ここには成功も失敗も率直に語られている!モサドにいた知り合いから「いい本が出たぞ」と教えられたのが本書だ。
2010年に英国の対外情報部MI6が「正史」を出版して話題になったが、イスラエルも情報公開の流れには逆らえず、「それなら自分たちの手で明らかにできるものは公開しよう」とモサド、アマン(IDI)、シャバック(ISA)などの諜報機関のトップらが初めてその内実を明らかにした。
ここには成功も失敗も率直に語られている。
日本でも対外情報機関の創設が取りざたされているが、本書は大いに役に立つであろう。

周囲を敵に囲まれたイスラエルの情報機関は世界一困難なインテリジェンス任務を遂行してきた。
そのプロ意識、大胆さ、創造力は、テロとの戦いにおいて世界中の情報機関に多大な影響を与えている。
本書は、世界で最も優秀かつ経験豊富なイスラエルのインテリジェンス・コミュニティの真の姿を明かした政府公認の初の情報戦史である。
執筆者は軍情報機関アマン、モサド、シャバックの元長官、ヒューミント、シギント、オシント各部隊の指揮官、上級アナリストなど全員がその分野のエキスパートであり、37の論文と貴重な資料がおさめられている。

イスラエル政府公認の初の情報戦史!
佐藤優 監訳
アモス・ギルボア准将&エフライム・ラピッド准将編
河合洋一郎訳
A5判並製376ページ+口絵32ページ
定価2700円+税

出版社: 並木書房 (2015/6/8)
発売日: 2015/6/8