VFC ガスガン Knight's L403A1
米ナイツアーマメント社の最新AR、KS-1をイギリス軍が制式採用。その採用名L403A1をVFCがガスブローバックでモデルアップ。早速レビューしよう。

米国ナイツアーマメント社のSR16を基に開発された最新型ARがKS-1である。名称は「Knight's」と「Stoner」の頭文字に由来する。英国軍はこのKS-1を2023年に制式採用し、L403A1と命名した。今回、そのL403A1をVFCがガスブローバックガンとしてモデルアップした。

ナイツのQDCタイプの金属製フラッシュハイダー、フロントサイトもナイツタイプで刻印も入る。

ナイツのURX6ハンドガードは上面がピカティニーレール、他7面にM-LOKスロットが配される。ディンプル加工されたブラックのアウターバレルが見えるのもカッコいい。

レシーバーはアッパー、ロア共に金属製。正式ライセンスによるナイツの刻印が渋い。

レシーバーインターフェースはフルアンビ仕様。エジェクションポートカバーは裏側は未塗装となっている点もリアルな雰囲気だ。

Reptilia CQG NBタイプのグリップ。一般的なARグリップよりショートスタイルとなっている。

マガジンはPMAG風のVMAG。装弾数は30発で、樹脂外装となっているため、カッコは良いが冷えのコンディションが分かりにくい。また、ガス注入バルブも相変わらず海外仕様の入っているのかどうかわかりにくいもので、本個体ではガスの逆流もあった。

マガジンには空撃ちモードが付く。

ホップアップ調整はチャンバー下の六角ネジで行う。テイクダウンしてボルトを取り外さないと調整できないのが不便。ただ、別売のツールを買えば、チャンバーからホップ調整ができるようになる。

チャージングハンドルもアンビ仕様。リアサイトはナイツ600mタイプ、その後ろのレシーバーにはナイツの刻印が入っている。

B5 SYSTEMSタイプの6ポジションストック。

パッケージデザインは英国国旗があしらわれる。
実射

残暑長引く気温34度のなか、距離30mで実射を行った。平均初速は74m/s程度だが、撃っていると徐々に低下してくる。0.2g弾ではややバラつく傾向にあったが、0.25g弾であればかなり弾道が安定した。
30m先のマンターゲットには0.25g弾ならセンターサークル付近に当てられる性能はある。
フルオートでは、さすがにこの気温でも長く撃ち続けることはできないが、指切りバースト程度なら十分に運用可能だ。
最新のナイツの正式ライセンスによる、KS-1のガスブローバックということで、スタイリッシュで機能的なデザイン。仕上げも美しく、ブローバックリコイルもガツガツと鋭い。英軍が選んだ最新ARの使いやすさを体感できる製品だ。
スペック
| 全長 | 790~870mm |
| 重量 | 2,774g (空マガジン含む) / 362g (マガジン単体) |
| トリガープル | 2,620g |
| 銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
| 装弾数 | 6mmBB弾 30発 |
| 定価 | 97,000円(税別) |
| 発売日 | 2025年9月 |
| 初速 | 平均初速:74.36m/s = 0.553J 回転数:740rpm = 12.3発/秒 ※0.2g BB弾、HFC134a、ホップアップ適正、気温33.1度、湿度59%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
撮影協力:成福通商、東京サバゲパーク
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