
UMAREX ガスガン HK M110A1
ドイツH&KのセミオートライフルのMR762 A1をベースに開発されたマークスマンライフルが米軍のCSASSコンペティションを勝ち取りM110A1として採用された。UMAREXがガスブローバックガンでモデルアップしたHK M110A1をレビュー。

フラッシュハイダーとアウターバレルは金属製。バックアップサイトは金属製のオフセットスタイル。

ガイズリーSMRタイプのM-LOK対応レイルハンドガード。

ハンドガード上面にはクーリングホールがあり、ガスシステムが見えるのがカッコいい!
またホップ調整は6mmの六角レンチをハンドガード前側からガスブロックに差し込み、回すことで調整できる。

ドイツのUMAREXブランドということでH&K社の正式ライセンスを取得。製造は台湾のVFCが行っている。

リアルなボルトが迫力のレシーバー右面。セレクター、ボルトキャッチ、マガジンキャッチなど、フルアンビ仕様となっている。セレクターはフルポジションまで回るがセーフ、セミオート射撃のみ可能。

アッパーレシーバーにはROUND LOG!とあり、ショット数を記録せよ!の刻印。

リアサイトもオフセットタイプ。

ストックは5段伸縮。バットプレートは上部のレバーで90度回して取り外しでき、内部はコンパートメントとなっている。


グリップ内もコンパートメントとなっている。

マガジンは装弾数20発。樹脂ケースで、底部からガスを注入する。
実射

気温22度の室内で、距離20mで実射を行った。この距離でターゲットのTシャツには0.2g、0.25g弾どちらでも7~8割程度はヒットできるといったところだ。弾速は70m/s前後とガスガンとしては安定している。
分解せずにできるホップ調整が楽になったのは良いのだが、まだ新品なせいだろうか、ピーキーな印象を受ける。少し回すと鬼ホップ、少し戻してドロップ弾道となり、ちょうどよいところで合わせたつもりでも撃っているとガス圧が変化して縦方向にバラける印象だった。

特筆すべきは高い工作精度によるリアルな外観と重厚感。
ガツンとくる激しいリコイル。マークスマンライフルといった極上のトリガーフィール。これらを味わうためにだけに入手しても良いくらい。
スコープやバイポッドを装着して狙撃スタイルで楽しむのがおススメ。
サバゲーで使用するならばチャンバー周りのカスタムをしてみるのも良いだろう。
スペック
| 全長 | 940~1,015mm |
| 重量 | 3,750g (マガジン含む) |
| 銃身長 | -mm(インナーバレル長) |
| 装弾数 | 6mmBB弾 20発 |
| 定価 | 110,000円(税別) |
| 発売日 | 2024年12月 |
| 初速 | 平均ː85.78m/s (0.736J) ※東京マルイバイオBB弾 0.2g、ホップアップ適正、気温22度、湿度32%、HFC134a使用、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
撮影協力:VFC Japan、アリーナシャングリラ
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