東京マルイ ガスガン MTR16 Gエディション

東京マルイ ガスガン MTR16 Gエディション

2018年に発売されたマルイのガスブローバックライフル、MTR16に新しいバリエーションが加わった。『MTR16 Gエディション』、ゴールドのパーツをあしらった特別感あふれるモデルだ。前回MTR16は室内でのレビューだったが、今回は春の陽気に誘われて屋外でのレビューを行ってみた。そして30mでの射撃テストも実施。早速行ってみよう!

スリムな16インチバレル
スリムな16インチバレル、いかにも米国での民間ARカスタムにありそうなスリムスタイルのライフル。東京マルイのオリジナルデザインだ。ブラックのボディにゴールドのパーツが採用され、スペシャルなムードが漂う。なお、バイポッドはサードパーティー製を装着している。

ブラック&ゴールド
ブラック&ゴールド、人によって好みは分かれるところだろうが、無印のMTR16と比べて外観がゴージャスになりつつもお値段は据え置きの69,800円というのが嬉しい。なお、サイトは付属していないので、ドットサイトやスコープ、あるいはバックアップ・アイアンサイトなど、好みのものを買って装着しよう。

レシーバー
レシーバーはセラコート仕上げ。マガジンハウジングにはMTRの文字、その下にはゴールドでG-EDITIONと入る。カスタムタイプのボルトキャッチ、マグリリース、セレクターはゴールド仕上げになっている。ストレートタイプのトリガー、アンビタイプのチャージングハンドルのレバーもゴールドだ。

ボルトキャリアもゴールド仕上げ
レシーバー右側のセレクター、ボルトキャッチ、マグリリースボタンもゴールド。
そしてなんといってもエジェクションポートからみえるボルトキャリアもゴールド仕上げ!!
春の日差しにきらきらとゴールドパーツが眩いぞ~!!

ボルトキャリアグループを取り出す
もちろんガスブローバックライフルなのでレシーバーを上下に分割してチャージングハンドルとボルトキャリアグループを取り出すことができる。内部ユニットには作動性と耐久性に優れたシリーズ共通のZシステムを搭載。

ホップアップの調節ダイヤル
可変ホップアップの調節ダイヤルはアッパーレシーバーの中にあり、ポートから指を入れて操作するのは困難なので、レシーバーをテイクダウンして、ボルトを都度抜かなくてはならない。

エジェクションポートカバー
エジェクションポートカバーは樹脂製でこれも最近のカスタムARでは主流のカスタムパーツだ。

ボルトリリースが右側にも
ボルトリリースが右側にもあるので、グリップする右手で素早く操作できる。

フラッシュハイダー
サイド2ポートのアルミ製フラッシュハイダーにはゴールドのラインが入り、フロント部も抜かりなくGエディション仕様だ。

M-LOK規格対応のスリムなハンドガード
そしてM-LOK規格対応のスリムなハンドガードの隙間から見えるのは螺旋状のフルート加工が入ったゴールドのアウターバレル。背景のタンポポにもバッチリ似合っている!?

ピカティニーレイルが3種類付属
MTR16同様、M-LOK対応のピカティニーレイルが3種類付属するので、フォアグリップやバイポッド、ライトなどのモジュールをミッションに応じて装着できる。

QDスリングポイント
レシーバーエンドにはQDスリングポイントがある。一点式スリングならここに別売のスリングスイベルを付けることも可能だ。ボルトフォアードアシストノブがオミットされているのも最近のカスタムARではよく見かけるデザイン。

グリップ
ミリタリーモデルよりも角度が立ったCQBスタイルのグリップだ。

ストック
ストックもマルイオリジナルの"トランスフォーム・ストック"。両サイドにQDスリングポイントがある。

コンベックス ボトムのエクステンションパーツを反転させることで、コンケイブ(凹)型、コンベックス(凸)型を切り替えることができる。

現代的スタイルのストック コンパクトなサイズで、伸縮もしやすい現代的スタイルのストック。このストックは便利なので他のモデルにも展開されてほしいかも。

マガジン
マガジンは付属のショートタイプ20連マガジンだが、M4ガスガン用共通の35連マガジンも使用可能だ。低気温下では35連マガジンのほうが安定した射撃ができ、装弾数も多いのでサバゲーやシューティングなど、シチュエーションに応じて使い分けるのが良いだろう。

パッケージデザイン
パッケージデザインもGエディション専用になっており、モデル名が箔押しされるなど凝った造りだ。

実射

実射
今回の実射テストは春先の外気温19度程度ということもあり、20mと30mで実施。20mではA3サイズプレート、30mではマンターゲット、弾はいつもの東京マルイベアリングバイオBB弾0.2gと0.25g、ガスはHFC134aを使用した。
0.2g弾での初速は70m/s前半からセミオートでゆっくり目に撃っていると徐々に60m/s代に下がってきて、最終弾では65m/s程度、平均では68m/s程度となった。実質ハンドガン並の初速ではあるが、夏になればもう少し初速は上がるだろう。

弾道はガスブローバックライフルとしては優秀といって良い。0.2g弾だと20mでA3サイズになんとか当てられる程度、0.25g弾ならばほぼ確実にヒットできる。30mでは0.2g弾でマンターゲット上半身に当てられるかどうか、0.25g弾であれば弾道はかなり安定し、ビシバシと当てられた。詳しくは下の動画を見てもらいたい。

作動面では20度未満のこの気温でも20連マガジンをセミ8発、バースト2回、残りの6発程度をフルオートで撃ってガツンとホールドオープンするだけの作動性がある。これは他社製ガスブロライフルではマネできない点だろう。35連マガジンで撃つとリコイルの感触も一段アップしたような元気な作動を見せた。


総評

総評
ブラック&ゴールドのカラーリングは好みがわかれるところだが、実際に手にしてみると思った以上に質感が高く、高品質な印象を受ける。スリムなスタイルなのに剛性が高く、拡張性やオリジナルデザインの各パーツは操作性もよい、重量バランスも良好。ホップアップ調整が面倒なのが唯一残念なところだ。
また付属の20連マガジンはガスの容量が少なく、低気温下では連射すると初速がすぐに下がりがち。ゲームでバリバリ使いたい場合は、35連マガジンを購入しておくのが良いだろう。

サイドビュー

スペック & 初速


全長 837~919mm (ストック最大伸長時)
重量 2,676g (空マガジン含む)
銃身長 250mm(インナーバレル長)
装弾数 20発
価格 69,800円(税別)
発売日 2020年3月12日
動力源 リキッドチャージ式ガス ※射撃テストではHFC134aを使用
初速 最高:73.49m/s
平均:68.04m/s
最低:64.18m/s
ジュール:0.463J

※東京マルイベアリングバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、屋外10発での測定、気温18.2度、湿度41%、XCORTECH X3200 Mk3にて測定。

協力:東京マルイ、ビレッジ2

2020/03/27


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