
SNOW WOLF 電動ガン ブルーノ ZB26 リアルウッドver.
SNOW WOLF社の電動ガン、ブルーノ ZB26 リアルウッドver.を実射シーンも含めて写真と動画でレビューします。
ブルーノ ZB26は1926年にチェコスロバキアで開発された軽機関銃だ。1920年代には各国で軽機関銃の採用が相次いだ。ZB26はオープンボルト式のガス圧作動方式で、弾薬は7.92mm x 57モーゼル弾を使用する。故障が少なく他国にも多く採用された実績がある。日中戦争においては双方の軍で使用された記録もある。
金属製のフラッシュハイダーはラッパ形状に小さなポートが多数ある。フロントサイトは銃身に対して左にオフセットしている。
アウターバレルも金属製で、放熱フィンが密集し、空冷マシンガンらしい風格を醸し出す。
ガス圧作動方式なので、バレル下にはガスチューブが装備される。
ガスチューブ中央部には金属製のバイポッドが取り付けられる。
バイポッドは脚部のフックで閉じて、折り畳むことができる。
レシーバーも金属製。レシーバー上部に差し込むタイプのマガジンは装弾数110発。
マガジンハウジングにはスライド式の蓋があり、蓋後端の突起にマガジンを引っかけて装填する。
側面の大きなダイヤルはリアサイトの上下調整機構で、ZB26の独特のデザインを象徴している。
セレクターは「セーフ(X)」と「フルオート(20)」の2ポジションでセミオート射撃はできない。
レシーバー右面のグリップ上部にチャージングハンドルがあり、少しだけ引くことができる。
ストック、グリップもリアルウッド製で、ストックの右面には大きめのスイベルスタッドがある。
バットプレートを取り外してストック内部にバッテリーを収納できる。収納スペースは広く、ミニSサイズのバッテリーも入れられる。タミヤミニコネクター仕様。
レシーバー下部の穴からドラム式のホップアップ調整ダイヤルが見えるが、奥まっていて操作が難しい。この個体はダイヤルが非常に硬く、上面のマガジンハウジングからも指を入れて上下から回すことで何とか調節できた。
実射は距離30m、40m、0.2gと0.25g弾で行った。
距離30mの0.2g弾であればマンターゲット上半身に難なく当てられる精度があったが、ホップアップを最大に回しても0.25g弾だとホップの掛かりが足りず、山なり弾道となってしまった。
距離40mでは0.2g、0.25g弾どちらでもホップ回転量が足りず山なり弾道となった。この個体だけの癖なのかはわからないが、重量弾を想定するならばチャンバー周りの調整が必要だろう。
初速は76m/s程度とやや低め。これだけの大物電動ガンであるから、初速は85m/s前後は欲しいところだ。
発射サイクルは秒間13.9発(835rpm)とゆったりしており、機関銃らしい雰囲気がある。
重量が6.2kgと重いのでサバゲーでの取り回しは悪いが、重い分弾道は安定しているように感じた。
このタイプの電動ガンは陣地に据えたり、分隊をサポートしながら、フルオートでバリバリと撃ちまくるのが楽しい。ただ、マガジン装弾数は110発なので、スペアマグを何本か用意しておきたいところだ。
スペック
全長 | 1,183mm |
銃身長 | -mm |
重量 | 6,245g ※空マガジン、バッテリー、バイポッド含む 300g ※マガジン単体 |
トリガープル | 2,148g |
装弾数 | 6mmBB弾 110発 |
価格 | 82,000円(税別) |
発売日 | 2024年12月 |
発射方式 | 電動ガン |
初速 | 平均:76.6m/s ジュール:0.587J 回転数:835rpm (13.9発/秒) ※東京マルイ FINEST BB 0.2g、気温21.8℃、湿度57%、ACETECH AC6000 MKIII BTにて測定。 |
協力:キンワ、東京サバゲパーク
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