KSC ガスガン SIG P226R レビュー

KSC ガスガン SIG P226R 【エアガン レビュー】

2006年の暮れに発売されたKSCのブローバックガスガン、P226R。久しぶりにKSCのトイガンで欲しいと思ったモデルだ。 なんといってもその握り心地が先行して発売していた東京マルイのものとは違うとか。年末の店頭では一時品薄状態が続くほどの売れ行きを見せた。かくいう私も年末の店頭で在庫切れ再入荷待ちとなって年明けに購入した。

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KSC ガスガン SIG P226R スペック
全長 197mm
重量 798g (マガジン含む)
装弾数 6mmBB弾 26+1発
定価 18,500円(税別)
発売日 2006年12月18日
KSC ガスガン SIG P226R 弾速データ
最高 80.87m/s
平均 80.19m/s
最低 79.47m/s
ジュール 0.643J
※SIIS ECOBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、10発での測定、気温28度

パーツリスト

たしかにグリップしてみると握り心地がとてもよい。しっくりくると言うか、なんともマイルドな握り心地。マルイよりも細身な印象で手に吸い付いてくるようだ。
撃った感触は最新のガスブロらしくバシッ、バシッとかなりのリコイルが味わえる。


射撃ムービー


ホップアップを最適にして、弾道を見る。比較的素直な弾道だ。初速は80m/s前後と夏場のガスブロの平均的な数値。
ただし、初速測定時、1秒間隔で撃っていても10発中、徐々に初速が落ちてくるのはわかる。
各ディティールのエッジもシャープで高精度な印象。

スライドを引いた感触はやや粘りのあるプラスチック感がある。

ハンマーを起こすとファイアリングピンが見え、リアルだ。
サイトには上面と手前の両方にホワイトドットが入っていて、狙いやすい。

可変ホップアップはスライドを引いてチャンバー外周のダイヤルを回すことで調整できる。調節用の専用金具が付属する。


アンダーレールにはライトやレーザーなどのモジュールが装着可能だ。
また、このレールのエッジも非常にシャープでKSCのプラスチック成型技術力の高さには感心する。
パーティングラインも完全に消されていて、削り出しのような硬質感は最高だ。


マズル部分にはライフリングが刻まれている。


フィールドストリッピング。

使ってみて気になったのは、トリガーを引いてハンマーを落とすと、バルブノッカーが前進した位置で止まる。この状態でマガジンを素早く挿入すると、前進したバルブノッカーがかするようにマガジンバルブを叩いてしまい、ガスがわずかに放出され、そのときチャンバーにBB弾があるとなんと発射されてしまうのだ。
この点をKSCに問い合わせてみたが、不具合ではないとの返答。操作上レアなケースかもしれないが、安全性に疑問が残るのでぜひ改良してもらいたい。

マガジンは26発装弾できる。亜鉛ダイキャストながら、スチールプレス成型の雰囲気をリアルに再現している。

2007/09/15