BATON airsoft ガスガン BG-PCC Lite CO2GBB
GLOCKとマガジンを共有できるBATON airsoftのCO2ガスブローバックガン、BG-PCC Lite CO2GBBを実射レビューしよう。

PCCとは、ピストルキャリバーカービンの略で、拳銃弾を使用するARのことを差す。従来のAR系ライフル弾に比べて反動抑制が容易で、弾代も安いということもあり、本場米国でもシューターを中心に使用されており、最近では法執行機関(LE)での採用例もある。
そんなPCCをCO2ガスブローバックでバトンがモデルアップ。もちろんJASG認定製品だ。

ブラストガードのようなデザインのフラッシュハイダーは樹脂製。そして4面にピカティニーレールを配したハンドガードも、フリップアップ式フロントサイトも樹脂製という軽量化に特化した仕様だ。

レシーバー上下も樹脂製となっていて、マガジンハウジングには刻印などはない。
セレクターは左側のみでセーフ、セミ、フルオート切り替えの3ポジション。SAFEとSEMIに薄くレーザー刻印が入っている。

レシーバー右面は打って変わって賑やかだ。ボルトフォワードアシストノブ、セレクターインジケーター、マグキャッチがある。マガジンの仕様上、マグキャッチは右側のみ。ボルトはシルバーメッキ仕様となっている。リアサイトはフリップアップ式の樹脂製。

トリガーは金属製、トリガーガードはレシーバー一体、グリップはGBB用のA2タイプで交換も可能だ。

可変ホップアップの調整ダイヤルはバレルの根元にあり、ハンドガードの穴から細い棒を突っ込んで調整する。

軽量でスタイリッシュなデザインのストックは6段階伸縮で、伸縮用レバーのほかに、より強固にバッファチューブにストックを固定するためのロックレバーを備える。

マガジンはバトンのGLOCK CO2GBBシリーズ共有となっており、これにより、プライマリとセカンダリウエポンのマガジンを共有できるというメリットがある。マガジン携行管理が劇的に楽になるのは素晴らしい。G17用マガジンの装弾数は22発。もちろんG19用マガジンも使用可能だ。ただ、22発の装弾数はバリバリ撃つにはちょっと物足りないので、CO2カートリッジ2本を使用する大容量ロングマガジンなどが発売されると、より戦闘力がアップするだろう。

実射は無風のバトンレンジにて距離30mで行った。0.2g、0.25g弾ともに海外製ガスブローバックとは思えないほどの安定した弾道をみせる。0.25g弾なら25cmセンターサークルに当てていけるほどだ。
とにかく1.9kgの軽量さと短さで取り回しも抜群。CO2パワーによる安定した力強い作動、樹脂レシーバーのわりにはバキン、バキンと射撃音も金属的だ。

これだけ取り回しが良ければ、スピードシューティングにも使えそうだ。
すでにバトンのGLOCKを持っているユーザーは要チェックのPCC Lite。セカンダリとのマガジン共有、コンパクトで軽い本体と相まって、電車移動のサバゲーマーにもおすすめできる。
スペック
| 全長 | 563~643mm |
| 重量 | 1,891g (実測 マガジン、CO2ボンベ含む) マガジン単体重量:281g |
| 銃身長 | 103mm(インナーバレル長) |
| 装弾数 | 22発 G17マガジン |
| 価格 | 54,800円(税別) |
| 発売日 | 2025年7月18日 |
| 動力源 | CO2カートリッジ式ガス×1本 |
協力:BATON airsoft、バトンレンジ
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