ARROW ARMS ガスガン グロック 1911 .45AUTO

ARROW ARMS ガスガン グロック 1911 .45AUTO

ARROW ARMSから面白いガスブローバックハンドガンが登場! その名も「GLOCK1911 .45AUTO」です!
「もしグロック社が1911を作ったら」という想像上の架空のハンドガンですが、近い将来、事実になりそう…、そう思わせる1丁です。早速、レビューしていきましょう。


1911年の制式採用から愛され続けて100年以上! その間、1911はアメリカだけでなく、日本にも供与されたり、ブラジルやスペインなどもライセンス生産されたりとオートマチックハンドガンの代表格といって良いでしょう。私たちにとっても子供の頃から漫画や映画やドラマでお馴染みの一丁でした。コルト社が持つ1911の特許が切れたことから、今ではS&WのSW1911、SIGのGLS、RUGERのSR1911といった有名どころまでが1911クローンを製造しています。
そんな中、ARROW ARMSが本当にありそうとガスブローバックガンでモデルアップしたのが、「GLOCK1911 .45AUTO」です。初心者は普通に騙されてしまいそうなほど違和感なく仕上がってます。

サイドビュー左
サイドビュー右
ARROW ARMSのこのGLOCK 1911はスライド、フレームとも樹脂製です。スライド、グリップの刻印もグロック風にアレンジしてあります。ノバックタイプのリアサイト、アンビセフティ、ビーバーテイルにマグウェルとタクティカル1911の要素満載となっています。

ハードガンケース
パッケージ内容
初回ロットはナイロン樹脂製ハードガンケースが付属しています。中には銃本体とマガジン、初速表が入っています。

見た目は1911そのもの
グロックの雰囲気
見た目は1911そのものですが、あえて直線的なスライド前部のラインや、飾り気のないストレートなセレーションはグロックの雰囲気をよく醸し出しています。

スライドの刻印
スライドの刻印はグロックそのもの。実在していたらきっとこのようになるのでしょう。本当に違和感がありません。

マズル
.45口径のマズルが迫力です。マズルはブッシングリング式となっています。

トリガー
トリガーはホールがないシンプルなスタイルとなっています。

グリップ
マグウェル標準装備し、肉厚でシングルカラムでも握りやすいグリップです。グロックの刻印入りで、滑り止めも1stから3rdジェネレーションのグリップパターンを彷彿とさせます。オプションで4thのワッフルパターンもオプションであるといいですね。

グリップセフティ
アンビのロングサムセフティにビーバーテールグリップセフティ、M.E.Uピストルタイプのラウンドハンマーとタクティカル要素満載です。

リアサイト
フロントサイト
リアサイトはノバックタイプを標準装備しています。フロントサイトはドブテイルタイプで、セレーションが入っています。各部のパーツ構成はM.E.U.ピストルと同様になっています。

可変ホップアップ
可変ホップアップの調整はスライドを外して行います。構造的には東京マルイと同じようです。

マガジン
底部にバンパー付きのダイキャスト製シングルカラムサイズのマガジンで、重量は161gです。リップ部は非常にタイトなのでBB弾の装填はフォロワーを下げて、下から装填する方がよいでしょう。装弾数はダブルカラムで25発です。ガスはフロン134a対応ですが、海外製でよくみられるガスが入っているのかわかりにくい注入口です。

通常分解
実銃通りに工具なしで通常分解が可能です。ただスライドストップの抜き差しが少々固いというか、コツがあります。

実射テスト
実射テストはインドアのBATONレンジで距離30mでBB弾は東京マルイのベアリングバイオBB弾の0.2g、0.25g弾を使用しました。
どちらのBB弾でも距離30mは十分、射程内にあります。ただし、ホップアップの調整が非常にシビアで適正を出すのに苦労しました。
精度は距離30mで人物大のターゲットにヒットすることは可能です。ハンドガンなら合格といえる精度は有しているでしょう。
実射テスト中、ガンのトラブルもなく、サバゲーで十分使えるポテンシャルがあります。

実射テスト
実射テストで感じたことですが、まず、トリガーの感触がいい感じです。パーツ同士が徐々に離れていくような粘っこい感覚が一切なく「カチン」とハンマーが落ちます。これぞ1911というトリガープルです。
またフロン134aで快調ブローバックします。動きも速く鋭く、いい感じですが“ガツン!”と手首にくるキック力がやや物足りない印象を受けました。
またガスを入れすぎると初弾射撃時に生ガスを吹きます。ガスは入れすぎない方がよいでしょう。



発想が面白い
ARROW ARMS GLOCK1911 .45AUTOは、1911の刻印をGLOCKに変えているだけといえるかもしれませんが、その発想が面白いですよね。もともとはネットで拡散された合成写真があったそうですが、本当に作ってしまうARROW ARMSの行動力に感服します。

外観だけでなく、エアソフトガンとしてもサバゲーで戦える十分な性能を有しています。価格も2万円以下と妥当なところ。個人的にはまったくのオリジナルデザインの銃より、遊び心あふれるこのGLOCK1911の方が好みです。このノリが楽しめる方には、絶対に気に入る1丁でしょう。

スペック


全長 223mm
重量 693g
装弾数 25発
価格 18,000円(税別)
発売日 2020年10月
動力源 リキッドチャージ式ガス
初速 最高:73.38m/s
平均:68.45m/s
最低:64.34m/s
ジュール:0.469J
※東京マルイベアリングバイオBB弾 0.2g使用、ホップアップ適正、屋外10発での測定、気温20度、湿度43%、XCORTECH X3200 Mk3にて測定。HFC134aを使用。

協力:バトンレンジ

2020/11/06



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