勝利の戦車とメタルギアの関係性!?
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』監督インタビュー

勝利の戦車とメタルギアの関係性!?
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
監督インタビュー

2019年10月25日公開の映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』公開を記念して、アレクセイ・シドロフ監督のハイパー道楽 単独インタビュー!! モスクワとの電話対談を敢行。

アレクセイ・シドロフ監督

ハイパー道楽)
劇中に登場したソ連戦車は実物も使用したとのことですが、実際、ロシアの皆さんにとって戦車は身近な存在なのでしょうか?

崇拝・尊敬の気持ち

シドロフ監督)
ロシアでは身近な存在ですね。いわゆる戦車に対する崇拝・尊敬の気持ちが国民の間にありまして、ロシア国内の大きな都市では中央広場などに戦車が記念碑として設置されています。
T-34はロシア全体で数百台が飾られていて、誰でも自由に眺めることができます。
こういった記念碑では砲塔に登ったり、記念撮影することができるんですよ。また博物館に展示されている戦車であれば、許可を得て内部に入ることも可能です。

ハイパー道楽)
劇中で戦車の中の操縦シーンがあります。一般的に戦車の中は狭いイメージですが、そういったシーンはどのように撮影したのですか?

シドロフ監督)
撮影方法は3パターンありました。まずは実車を使用した撮影、T-34/76と85、パンター戦車です。ソ連の戦車は戦後のソ連戦車の内部で撮影したり、パンター戦車はレプリカを使ったりもしました。また多くのドイツ戦車を登場させるシーンではCGを使いました。

T-34/76と85、パンター戦車
駐車場でT-34が暴れまくる

ハイパー道楽)
駐車場でT-34が暴れまくるシーンは?

シドロフ監督)
実車です!!

ハイパー道楽)
えっ!!

シドロフ監督)
もちろん冗談です。CGですよ!!(笑)
また、ラストの橋のシーンもCGを多用してますね。

T-34戦車の魅力

ハイパー道楽)
なるほど~、とてもリアルなので、なかなか見ていて区別がつかないですよね。
それでは次に監督が感じるT-34戦車の魅力とは何でしょう?

シドロフ監督)
T-34は第二次世界大戦中、もっともすぐれた戦車のひとつであると言えます。T-34はドイツ戦車にも多くの影響を与えました。T-34は多機能でありながら、整備性に優れていて、前線での修理もしやすかったのです。
また、機動力に優れているものT-34の特徴ですよね。
他国の人には誤解されがちなのですが、T-34の内部は決して窮屈なものではなく、ドイツ戦車よりも快適だったと言われていますよ。
ロシア国民にとってT-34/85は「勝利の戦車」と言われています!!

ハイパー道楽)
「勝利の戦車」! そうなんですね!
最後に、監督が次回作を作るとしたらどんな戦車を登場させたいですか?

シドロフ監督)
次回作を撮るとしたら戦車じゃなくて人型のロボット、メタルギアを出したいですね!!

ハイパー道楽)
メタルギア!! (一同爆笑)
本日はどうもありがとうございました!!

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得意のロシア語を織り交ぜ作品の魅力を徹底ナビゲート!

「Здравствуйте(ズドラーストヴイチェ、こんにちは)!!」
『ガールズ&パンツァー』などに出演する超人気声優・上坂すみれが、ロシア発の戦車アクション超大作『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の見どころを徹底ナビゲートする特別映像!!

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
監督・脚本:アレクセイ・シドロフ 製作:ニキータ・ミハルコフ、ルベン・ディシュディシャン、アントン・ズラトポリスキイほか
出演:アレクサンドル・ペトロフ、イリーナ・ストラシェンバウム、ヴィンツェンツ・キーファー、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ、アントン・ボグダノフほか
2018年/ロシア/カラー/スコープサイズ/ロシア語・ドイツ語/原題:T-34/113分 配給:ツイン
© Mars Media Entertainment, Amedia, Russia One, Trite Studio 2018
公式サイト:http://t-34.jp/

10月25日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー

2019/10/25

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