WILEY X ワイリーエックス アイウェア

WILEY X ワイリーエックス アイウェア 愛用者の声

レポート:石井健夫

アイウェア界の現状

アイウェア界の現状

人気・売上ともに「業界No.1」の業界最大手ブランドが直営日本支社を閉鎖…。
徹底した低価格競争の末に米軍採用のテリトリーをこの数年拡大し続けていたハズの某社が突然、投資ファンド筋に商品およびブランド商標等を全て買収される…。
前にハイパー道楽でワイリーエックスの特集記事をやらせて頂いたのは2017年12月なので、もうかれこれ2年ぶり以上、という事になるが、この間、軍用&スポーツ用アイウェア界にも資本主義社会ならではの大きなうねりがあった。
「常に最大限の利益を追求する」というのが現代企業の原則・現実なのだろう。しかし各社アイウェアを信頼し愛用して来たユーザー諸氏の気持ちは如何ばかりであろうか? せめてそんなファンの方々の期待を裏切ることのないビジョンを、これら各企業や各ブランドが維持し続 けてくれることを願うばかりだ。

破片や爆風
戦場にあっては不意のIED(=仕掛け爆弾)による攻撃や跳弾による破片や爆風から。そして サバイバルゲームやシューティングに於いてはBB弾の直撃や跳弾から。またその他多くのスポーツや仕事、日常生活の様々なシーンに於いても、万が一の転倒や衝突、突然目に飛び込んでくる砂埃やゴミから。この世に2つと掛け替えのないユーザーの眼球を完全に防護し大切な視力を守る。それこそ軍用・スポーツ用アイウェアの本分であり役割であろう。ならばその作り手たるメーカー各社にも、筆者は品質と性能の最優先、ひいては顧客最優先を強く求めたい。

ワイリーエックスの企業・ブランドのポリシー
ワイリーエックスの企業・ブランドのポリシーや経営姿勢は2年前の記事にも書いているので是非お読み頂きたい。ここ数年=激動の時期にあってなお、ワイリーエックスは以前と全く変わらずちょっと地味(笑)かつ不器用な感じのコンパクトな会社であり続け、しかし堅実で素晴らしいモノ作りを続けている。不毛な低価格競争には一切関わらないので大量採用にはまず縁がないが、しかし米軍のAPEL(推奨)アイウェアのリストには常に多くの同社アイテムが掲載され続けている。貪欲に利益を追い求め、いたずらに規模を拡大、あるいは不採算部門をバッサリ切り捨てるような企業ではなく、無理せず無駄なく丁寧なモノ造りをしている会社の製品を長く愛用したい、と思うのは筆者だけだろうか?

なぜワイリーエックスを選ぶのか?

戦地でIEDによる攻撃
「戦地でIEDによる攻撃に遭い瀕死の大怪我を負いながらも何故か眼球は無事だった。」というケースを米軍が調査した結果、そんな体験をした兵士の多くがシューティンググラスの軽快さと本格ゴーグルの密閉製を兼ね備えた「WX SG-1」を自費で購入し現場で装用していた事実が次々と判明。これが米軍内でのワイリーエックスに対する高評価につながり、現在にまで至るブランドイメージの礎となった…という逸話は前回の記事でも書いた。今回は実際の現場でワイリーエックス製品を愛用する人々の「生の声」を紹介しよう。

武藤竜馬/U’DEN FLAME WORKS

武藤竜馬

平成 19 年陸上自衛隊に入隊。レンジャー資格を取得後、稲川義貴氏のゼロレンジコンバットミリタリー部門「Dirt」で近接射撃技術を習得する。同時期に伊藤祐靖氏の 「Badman」スクールに参加、閉所戦闘技能を納め、第一師団にて対ゲリラコマンド教官を務める。現役を引退後、ゼロレンジインストラクターや、日本を代表するアクション映画監督下村勇二氏のガンアクションアドバイザーを務める。射撃と体術を融合し、ガンファイティングに特化した「SCAR precision」を立ち上げ、「U’DEN FLAME WORKS タクティカルクラス」を中心に活動中。

強度が高い
「元陸上自衛官であり現在も戦いに近くで携わる仕事をしている私が装備に求める最優先課題は何をおいてもまず強度が高いこと。なのでアイウェアに関しては自衛官時代に駐屯地で開催された装備品展示会で説明を伺って購入して以来、ワイリーエックス一筋です!」と語る武藤氏。通常の射撃訓練だけであればフレームレスで最も視界の広い「WX DETECTION(左)」を、細かい移動や格闘などが含まれ「顔面や目元への強いダメージ」が想定される場合には分厚いレンズをセンターフレームがガッチリと保持するく「WX VAPOR(右)」、そして普段使いのサングラスとしては「装用感が自分に一番合っている」という「WX VALOR」と、複数のワイリーエックスを状況に応じて使い分ける。

訓練
取材時に行われていた訓練では、足場が悪く不安定な場所や暗い場所、そして重い荷物を背負った状態など、通常ではあり得ない負荷のかかった状況で上手く撃てて、的に中てられてこそ「戦える射撃」と力説していた武藤氏。「純粋に射撃が上手いことは良いことだが、コンバットコンディションでは必ずしも自分に都合の良い条件で闘うことはできない、だから今回は一例として、肉体的にストレスをかけて射撃訓練する」と教えていた。50kg のサンドバッグを運びながら片手で射撃。一連の動きの中でもワイリーエッ クスは武藤氏の目元定位置にフィットし続け、抜群の光学性能が正確なサイティングを助ける。

国や平和な社会を護りたい
「次々と生まれる新しいギアやテクニックに夢中になることもいいが、本来それは生死をかけた者たちがギリギリで生み出した一つの歴史で、そこに本質を感じてほしい」と武藤氏。

その素顔は明るく快活な笑顔が美しい好青年だが、自分の住む国や平和な社会を護りたい、そのために自分ができることはなんでもやりたい、やる以上は向上したい、突き詰めたい、という明確な目的意識の元、国防の一助になれば、という真摯な志を抱いてこの活動を続けている。自衛官・警察官といったプロや、俳優・スタントマンといった演技者だけでなく、一般の サバイバルゲーマーやファンシューターにも門戸を開放し、気軽にセミナー参加できるようにしている器の広さも素敵だ。
http://udenflameworks.com/tactical/

WX VALOR

WX VALOR
上部フレームだけでレンズを保持する「ハーフリム構造」の2レンズ型サングラスとしては唯一、米軍のAPEL規格に準拠しリストに載っているWX VALOR。その強固な構造は度付きアイウェアのべースとしても優れている。

大塚正樹/Gunsmith BATON代表

大塚正樹
海外電動ガンチューニングショップの草分けであり、また昨今は高性能・高品質なCO2ガスブローバックの開発で快進撃を続けるトイガン業界の風雲児“バトン・オーツカ”こと大塚正樹氏。バイク専門誌ライターにして本格オフロードライダーの顔も併せ持つ彼は2019年8月、広大なゴビ砂漠を舞台にした8日間=全長4,200km、毎朝8時スタートで最長1日750kmを走るという「ラリーモンゴリア2019」に自身2度目の出場を果たした。愛車「CRF250RALLY」は、日本屈指のラリースト小栗伸幸氏が2017年に搭乗したスペシャルマシンを譲り受けたもの。

ラリー
ラリーでは「ルートブック(=コマ図)」と呼ばれる指示書を頼りに道を探しながら走らねばならず、近視と老眼の両方を抱える大塚氏の場合は遠近両用メガネが必要だ。しかし通常の眼鏡フレームではフルフェイス・ヘルメット着用時のフィット感の悪さに妥協せざるを得ず、強度も足りず、視野も限られている。そこで「ラリーモンゴリア2019」からは、ワイリーエックス・ジャパンの協力を得て、同社が2020年夏頃に発売を予定しているジャパニーズフィット「WX TWISTED オルタナティヴ」(プロトタイプ)の度付きカスタムアイウェアを採用。

WX TWISTEDフレーム
「湾曲レンズで遠近両用レンズを造るのは難しい、と思い込み、これまでサングラスという選択肢はなかった」という大塚氏。そこでワイリーエックスジャパンはWX認定眼鏡店「れんず屋 」全面協力の下、大塚氏の現在の視力状態、およびラリー特有の要望に完全に応える形で「WX TWISTED オルタナティヴ」フレームを用いた遠近両用レンズを製作。さらに昼間走行用のダークスモーク仕様と夜間走行用のライトスモーク仕様、2挺体制でのサポートを行なった。

道なき道
文明社会から途絶された手付かずの自然に抱かれた道なき道。しかも大抵の場合は夕方〜夜間の走行を余儀なくされるのがラリーであり、毎日のゴール手前はまさに漆黒の闇。それでもレーススピードで走らねばならないのでライトは強力なものに改造してあり、そのコントラストがさらに眼を酷使させ疲れを増幅させる。しかしWX TWISTED オルタナティヴの抜群なフィット感と遠近両用カスタムレンズの広く明るい視野によって大塚氏は「路面〜ルートブック」の視線移動を一瞥で行い瞬時に状況を判断し続けなければならない中でもストレスを感じることなく安全に走りきることが出来た。

生涯最高の景色
モンゴルの西の果て、ハルヌール湖の夕日。「ここまで無事にたどり着けたことに感謝! 生涯最高の景色でした♫」と大塚氏。2度目の完走なったこの「ラリーモンゴリア2019」の経験を活かし、WX TWISTEDのレンズはさらに調整され、2020年1月…つまりこの記事お読み頂いているまさに今! 大塚氏はモナコを出発し、モロッコ、モーリタニア、セネガルを走り抜けあのダカールを目指す「AER(=アフリカエコレース)2020」に、WX TWISTED オルタナティヴとともに挑んでいる!

WX TWISTED Alternative

ハーレーダビッドソンWX TWISTED
2020年夏頃に発売予定のジャパニーズフィットのWX TWISTED オルタナティヴ。現行WX TWISTEDをベースに日本人の顔に合わせてフレームとレンズを一から再設計。

CQB GUAM/グアム島の野外実弾射撃ツアー

CQB GUAM
ハイパー道楽でもお馴染み、グアム島の野外実弾射撃ツアーCQB GUAMは、2019年11月からレンタル用のシューティンググラスを全てワイリーエックス製品「WX SABER ADVANCED」に刷新した。

WX SABER ADVABNCE
ワイリーエックスならではの「耐久性」、「視界のクリアさ」、そしてそれをいつでも可能にする「装用時のフィット感」。特に日本人の顔に合わせた細かいノーズ調整が可能で、常にレンズ中央部=光学中心を通して対象物を視(み)ることができる「Type-Fノーズパッド」をCQB GUAMオーナー、スティーブ・リー・モリタ氏(左)は高く評価した。ちなみにスティーブ氏自身もメタルフレームの「WX KLEIN」を愛用。

Jade Templo/Shooter、Gun Shop CEO (GUAM)


グアム島で行われる各種シューティングマッチで毎回必ずTOP3に入るジェイド・テンプロ(Jade Templo)氏もワイリーエックスを長年愛用しているヘビーユーザーだ。数年前からお互いの存在を知ってはいたが、あるマッチでWXのマークを見つけた筆者が声を掛け、さらに仲良しになった。元々ハッキドー、ジークンドー、テコンドーといった格闘技を長年やって来た人で、現在49歳には見えない若々しさだ。「ワイリーエックスは初めて試した時からぼくの顔にはピッタリだ!と感じたんだよ。それにモノの割には値段も手頃だったしね♪ かれこれ3つ4つは持っているよ。」


ジェイド氏の息子さんがオーナーを務めるガンショップ「RUSH ARMORY」にて。ワイリーエックスジャパンから当時GUAMではまだ発売前だった最新モデル「WX COMPASS」が、エリアマッチでのクラス優勝を記念して贈られた。ちなみにまだ内容は公開できないが、この場で筆者はジェイド氏から「ガンファンにとって夢のような事業計画」を打ち明けられた。実現したら真っ先にハイパー道楽でお知らせします!

タカヒロ ソヤマ氏
CQB GUAMのサブインストラクター、タカヒロ ソヤマ氏もワイリーエックスのWorksightシリーズ WX Markerを愛用し始めた。普段の仕事にも掛けていける大人しめのデザインでありながら強度は最高レベル。サイドシールドを取り付ければ横方向からの防護効果にも期待できるという点が気に入っている、との事。

対弾実験
2019年6月に実施したWorksightシリーズの対弾実験ではより現実的なシチュエーションを求め、斜め横方向から顔面を襲う跳弾(=破片)を想定。この模様は
https://www.facebook.com/wileyxjapan/videos/612465209278200/
にて、動画で確認できる。

WX Worksight AXIS
いま普段使いで大活躍している「Worksight WX AXIS」を装用した筆者。対弾実験後の弾痕が残った状態でもなおメガネとしての形状・機能を維持し視界を確保=まだ戦える!というイメージだ。視力が弱く普段は眼鏡をかけている人がアイウェアを選ぶ際にはオーダーメイドの「度付きレンズ」装着が必須だが、そのためのノウハウや技術を身に付けたワイリーエックス認定眼鏡店の方々は「装用時のフィット感と強度においてワイリーエックス製品は軍用アイウェアの中では群を抜いている」と口を揃える。戦闘に、競技に、そして眼の危険を伴う様々な仕事に「真剣に向き合っている」と思える来店者には、ワイリーエックスを必ず勧めるそうだ。

 

<問い合わせ>
●米国WILEY X社 総輸入/日本総代理店 アトミックストア・インターナショナル
https://wileyx.jp

提供:アトミックストア・インターナショナル

2019/12/26


関連リンク

WILEY X(ワイリーエックス)アイウェア レビュー WILEY X(ワイリーエックス)アイウェア レビュー

WILEY X(ワイリーエックス)度付きアイウェア製作編 WILEY X(ワイリーエックス)度付きアイウェア製作編