ショットショーJAPAN 2019 春 ぶらり一人歩き
レポート:伊部 好乃輔
毎年恒例のショットショーJAPANが6月1日(土)〜2日(日)に大阪・心斎橋のサンボウル地下1階で開催されました。イベント初日のトイガンを中心に気になったものをご紹介していきます。
東京マルイ
先日、静岡ホビーショーで発表さればかりの89式折曲銃床型 GBBが早速、大阪展示です。発売日は2019年夏で価格は64,800円(税別)です。
実銃に近い構造のGBBなので、実銃同様に分解が可能です。もちろんボルトストップ時の衝撃を軽減するZ-SYSTEM搭載です。
大阪で初の展示となったMk46 mod.0。しかし、お触り禁止で少し残念でした。また気になる発売日、価格等はまだ未定とのことです。価格について確実に10万円は越えるそうです。
6月7日(金)に発売となるFNX-45 TACTICAL。価格は17,800円(税別)です。
また16mm正ネジのタクティカル・サイレンサーも3,800円(税別)で近日発売予定です。このFNX-45 TACTICALだけでなく、HK45 TACTICALにも装着できます。
V10ウルトラ コンパクトはFNX-45 TACTICALの次に発売予定で、現時点では夏予定とのことです。価格はまだ未定だそうです。
ホビーショップ いずも
M4のスタイルでベクターのようなマガジンハウジングを持つ台湾のKWA TK.45が本邦初公開です。まだ発売ではなく、このイベントのためにサンプルを取り寄せたそうです。
セレクター、マガジンキャッチはアンビになっています。
韓国軍制式採用ライフルのK2です。こちらは主要パーツがプラ製のエアコッキングガンです。価格は15,000円とのこと。
G&G ARMAMENT
米ユタ州に本拠を置くCOBALT KINETICS社のBAMF (billet aluminum modern firearm) Teamの正式ラインセンス取得の電動ガンです。実銃ではバッファに改良が加えられリコイルがマイルドで非常に撃ちやすくなっているそうです。そんなカスタムAR-15が早くも電動ガンで登場です。G&GのG2メカ、ETUなど最新メカを搭載しています。
セレクターは45°ずつの可動になります。
全弾撃ち尽くすと自動的にマガジンが落ちるA.D.A.M.(AUTO-DROP ADVANCE MAGAZINE)を採用しています。
全弾撃ち尽くすと矢印の部分が飛び出て、マガジンを落とします。もちろんA.D.A.M.をキャンセルすることもできます。
KNIGHT’Sの正規ライセンスを取得したSR25 E2 APC M-LOKを展示。.308口径の高性能スナイパーライフルにM-LOKのハンドガードを採用したモデルです。電子トリガーも搭載しており、カッコだけでなく性能もよさそうです。
LayLax
東京マルイのSCAR用のパーツをご紹介します。
上はSCARにリトラクタブルストックを装着できるようにしたSCAR用ストックベース(仮)です。両側からスクリューでガッチリ固定でき、ストック高さも変えれるようになっていますが折り畳み機構はオミットされています。現在鋭意製作中です。
Hi-CAPA用の虹色に輝くNEO ヒートグラーデーションの各種パーツに注目です。マウントはWEB限定発売でトリガー、ハンマー、マガジンキャッチ、マグウェルは鋭意開発中とのことです。
LayLaxでカレーピラフのミリ飯を始めました。自衛隊に納入しているものの民生品だそうです。なので、味は折り紙つきとのこと。実際に味わってみたかったのですが、試食会を逃してしまいました……。
GANMALL大阪
S&Tの三八式小銃の狙撃銃バージョンの九七式狙撃銃のエアコッキングガンです。2.5倍スコープにモノポッドも標準装備です。初回ロットはほぼ完売でイベント用に少数だけ持ってきたそうです。価格65,000円(税別)で現在2次ロットの予約受付中です。
下はCYMAのドラグノフの電動ガン(45,000円)です。M-LOKとリトラクタブルストックを装備しており、ドラグノフと全然違うイメージになっています。これはこれでカッコいいですね。
CYMAのエアコッキングボルトアクションシリーズです。上からM24(OD)、M700(フェイクウッド)、M24(BK)です。イベント価格で10,000円と超安い! それでいて、30mでヘッド狙える精度があります。
タニオ・コバ
左は最新のGM-7モデルガンと右はマニア垂涎のMGCのVP70のモデルガンとコバ社長設計の新旧共演です。VP70は速攻で売れました。
OPTION NO.1
MAPLE LEAFから東京マルイVSR-10用のストック、MLC-51が日本先行で発表されました。
特徴はストック前部の両サイドがM-LOKになっています。M-LOKを使用しない場合はラバー製のカバーを装着します。
業界初の電動ガン用のブラシレスモーターです。各種電動ガンに対応するショート、ミドル、ロングに回転重視型とトルク型と全6種類がラインナップ予定です。
すてんがん&サイトー
89式小銃用のレーザーサイト、JVS-V1風レーザーサイトです。日本国内の消費生活用製品安全法に対応したハートフォードのレーザーサイト、ビームフォードを内蔵可能となっています。
ハートフォード
長らく図面だけで展示されていたナガン・リボルバーモデルガンのモックアップが展示されていました。発売時期、価格は未定です。
SHOT SHOW JAPAN用の目玉品、SAA45 12inchバントライン HW ショルダーストック付モデルガン。1丁のみの限定特価です。
NOVEL ARMS
Aimpointの最新モデルComp M5です。T-2より一回り大きく、入手が容易な単4電池1本で5年の電池寿命があります。
MANTIS X JAPAN
銃を構え、狙ってからトリガーを引くまでの狙点の動きやトリガーを引いた時の銃のブレを検知できるSHOOTING PERFOMANCE SYSTEMです。
アンダーレールに本体を装着し、スマホのアプリとリンクすれば、自分のトリガーアクションのデータをみることができます。
このSHOOTING PERFOMANCE SYSTEMは実銃だけでなく、エアソフトガンにも対応しています。
空撃ちでもガスなしのハンマーダウンだけでも反応します。ワザとトリガーをガク引きしてみたら顕著にデータが出ました。これは綺麗なトリガープルの練習になります。現在はMANTIS X JAPANのWEBで発売中です。
C.A.T.s
エアソフトガンで大画面で様々な射撃が楽しめるシューティングシステム、Airsoft Shooterです。BB弾の着弾による画面の圧力センサーでヒット判定ができます。体験してみましたが非常に面白かったです。
6月中旬に、このAirsoft Shooterを手軽に体験できる屋内施設を京都市南区にオープン予定だそうです。
移動するターゲットを撃つムーバーです。白い点がヒットしたところです。難易度も設定できる他、ヒット箇所の判定、点数が出ます。
フォーリングターゲットもあります。全部倒したタイムに何発撃ったかも瞬時に出ます。
センサーは距離20mでも反応するそうです。
そしてみんな大好きゾンビゲームもあります。ゾロゾロ出てきますので、リロードも必要で緊張感も増します。このプログラムは全て日本で開発しているので、ご要望があれば、リアルのシューティングコースや戦場を体感できる様々なシチュエーションを制作できるそうです。
タニコバさんと乙夜さんが挑戦!!
— ハイパー道楽 (@hyperdouraku) 2019年6月2日
エアソフトガンで様々な射撃ゲームが楽しめるシューティングシステム、Airsoft Shooter。BB弾の着弾を画面の圧力センサーでヒット判定します。 pic.twitter.com/OTUQ4J9jKG
今回の大阪のSHOT SHOW JAPANも会場発表の新製品も多く見所が多かったです。そのためか、開場前の列もいつもより長く、入場者は過去最高の約1,500名超と大盛況でした。実際、午前中会場内は身動きできないくらいでした。
■関連リンク
ミリタリーイベント一覧